2日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続落で始まりました。
2日朝にソフトウエアのマイクロソフトが2022年4~6月期の業績予想を下方修正しています。米国を代表する巨大ハイテク企業だけに心理面に悪影響が大きかったようです。マイクロソフトは5月までのドル高の影響を加味し、業績予想を小幅に下方修正しました。修正後の売上高と1株利益は市場予想を下回りました。同社株は一時(3%)あまり下げています。
ハイテクではスマートフォンのアップルも下げた、製薬のメルクやアムジェンなどディフェンシブ株も安く、一方、米原油相場が増産観測で下げる場面があり、インフレが弱まるとの期待から消費関連株や景気敏感株の一角は買われダウ平均を支えています。
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。
前日夕に発表した決算が市場予想を上回った顧客情報管理のセールスフォースが大幅高となり、ダウ平均を押し上げています。セールスフォースは一時(12%)高となっています。2022年2~4月期決算が市場予想を上回る増収となり、2023年1月期通期の1株利益予想を引き上げました。他のハイテク株にも買いが波及し、ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルが値を上げています。
米原油先物相場の上昇を受け、石油株への買いも相場を支え、石油のシェブロンの上げも目立ちます。中国の経済正常化への期待から中国売上高比率が高いスポーツ用品のナイキや、中国でテーマパークを運営する映画・娯楽のウォルト・ディズニーも買いが先行しています。
終値は反落で終え、前営業日より176ドル89セント(0.54%)安の3万2813ドル23セントで取引を終えています
5月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は7営業日ぶりに反落して始まりました。
米原油先物相場が、2カ月ぶりに大きく上昇しています。インフレ懸念が強まり、企業業績の悪化や米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めを警戒した売りが出ました。
欧州連合(EU)が30日夜にロシア産石油の輸入禁止で合意し、需給の逼迫観測が高まりました。ニューヨーク原油先物相場は31日朝に一時1バレル=119ドル後半まで上昇しました。ダウ平均は前週に大きく上昇しており、目先の利益を確定する目的の売りも出やすい情況でした。
ダウ平均は午前に400ドル超下げた安値「3万2752ドル34セント」後は下げ幅を縮めています。米長期金利が一時(2.87%)と27日終値(2.74%)から上昇し、金融株に利ざや拡大を見込んだ買いが入りました。
終値は、前営業日の27日に比べ222ドル84セント(0.67%)安の92990ドル12セントで取引を終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、前営業日の27日に比べ49.740ポイント安の1万2081.391で終えています。
いつもならこの時間には、「ダウ平均株価の終値」をアップしていますが、30日は〈Memorial Day〉ということで、ニューヨーク証券取引所は休場しています。
〈Memorial Day〉はアメリカ合衆国の連邦政府の定めた祝日「戦没将兵追悼記念日」で5月の最終月曜日になります。かつては、「デコレーション・デー(Decoration Day)」として知られていましたが、1882年に、「デコレーション・デー」は「メモリアル・デー」と改称されています。
この祝日は、兵役中に死去したアメリカ軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊、宇宙軍、沿岸警備隊)兵士を追悼する日です。
当初の1868年は、内戦であった南北戦争で戦死した北軍兵士を顕彰するために始められましたが、やがて、第一次世界大戦以降、あらゆる戦争、軍事行動で死去したアメリカ軍兵士を含むように拡大されています。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6日続伸で始まりました。
朝方発表の米物価指標の伸び率が鈍化しています。過度なインフレ加速への懸念が和らぎ、消費関連株を中心に買いが先行しました。一方、ダウ平均株価は前日までの5日続伸で1300ドルあまり上昇しており、週末を控え利益確定を目的とした売りが出やすくなっています。
4月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、変動が激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比(4.9%上昇)と前月(5.2%上昇)から低下し、市場予想と一致しています。前月比でも(0.3%)上昇と市場予想と同じで、インフレがピークアウトしたとの見方を後押しする数値です。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格高騰などが一服、2020年11月以来約1年半ぶりに減速しています。
同物価指数は米連邦準備理事会(FRB)が物価指標として重視しています。インフレ率の伸びが鈍れば、今秋以降の金融引き締めペースが鈍化するとみられています。長期金利は(2.72%)前後と前日終値(2.75%)を下回っています。
終値は6日続伸、前日比575ドル77セント(1.76%)高の3万3212ドル96セントで取引を終えています。
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5日続伸して始まりました。
前日午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は市場の想定内の内容と受け止められ、無難に通過したことに伴う買いが続いています。小売企業が市場予想を上回る四半期決算を相次いで発表し、消費関連銘柄が上昇しました。
米連邦準備理事会(FRB)が発表した5月3~4日開催分の議事要旨では、委員らが「今後数回の会合で通常の2倍の0.5%の利上げが適切になる」との認識で一致しています。市場では金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢をより強めるとの警戒感が出ていただけに、想定の範囲内の内容だったのを受け、幅広い銘柄に見直し買いが入っています。
ダウ平均株価は取引終了にかけ強含み、上げ幅を600ドル超「3万2774ドル14セント」をつける場面もありました。5月に入ってからの相場下落で、月末にかけ年金基金の資産配分見直しに伴う買いが入るとの観測もあり、買いを後押ししています。
終値は、前日比516ドル91セント(1.61%)高の3万2637ドル19セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比305.909ポイント高の1万1740.650で終えています。
25日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価はもみ合いで始まりました。
午後に公表される5月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を見極めたい投資家が多く、相場の方向感は見定まりません。
米連邦準備理事会(FRB)は5月の(FOMC)で通常の2倍となる(0.5%)の利上げと保有資産の圧縮開始を決めています。今後の利上げぺースを占ううえで、議論の中身を確認し、動向を確かめたい流れでした。
米連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は市場の想定内の内容と受け止められました。注目されたイベントを無難に通過し、割安感や値ごろ感に着目した買いが優勢になりました。
終値は4日続伸し、前日比191ドル66セント(0.60%)高の3万2120ドル28セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比170.293ポイント高の1万1434.741で終えています。
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。インターネット広告収入の減少など業績悪化懸念からハイテク株が売られ、消費関連銘柄にも売りが波及しました。
SNS(交流サイト)のスナップが23日夕、2022年4~6月期の業績が会社予想を下回る見通しだと発表しています。マクロ経済環境の悪化を理由に挙げており、インフレや景気減速でネット広告収入が打撃を受けているとの見方が広がっています。スナップ株は一時4割安となり、広告収入に依存するSNSのメタプラットフォームズとネット検索のアルファベットも大幅安になっています。
ダウ平均の構成銘柄でもハイテク株が売られ、顧客情報管理のセールスフォースとスマートフォンのアップルが安く、インフレが消費を冷やすとの見方から、映画・娯楽のウォルト・ディズニーやクレジットカードのビザなど消費関連銘柄も下げています。
午前中に下げ幅は一時500ドルを超え「3万1365ドル59セント」の安値を付けています。ただ、前週までハイテク株や景気敏感株と同じように売られてきたディフェンシブ株には下げ過ぎとみた買いが入りました。ダウ平均株価は午後に下げ渋り、引け間際にプラスに転じています。
終値は小幅に3日続伸し、前日比48ドル38セント(0.15%)高の3万1928ドル62セントで取引を終えています。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は反落した。前日比270.827ポイント(2.3%)安の1万1264.448で終え、年初来安値を更新しています。
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。
前週はインフレが企業収益を圧迫するとの懸念が高まり、前週まで8週連続で下落し、その間の下落幅は3600ドル近くに達しています。割安感や値ごろ感に着目した銘柄が相場を押し上げました。
<バイデン米大統領>が23日、中国製品に課している制裁関税の引き下げを「検討している」と述べたのも、インフレの抑制や米中貿易の拡大につながるとみた買いを誘いました。
終値は続伸し、前週末比618ドル34セント(2.0%)高の3万1880ドル24セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、前週末比180.658ポイント(1.6%)高の1万1535.275で終えています。
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は小幅に3営業日ぶりに反発し、前日比8ドル77セント(0.028%)高の3万1261ドル90セントで取引を終えています。
インフレの高止まりと米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが米景気を冷やすとの懸念が強まり,景気敏感株を中心に売りが先行しました。ただ、ダウ平均は前日まで連日で年初来安値を更新し、短期的な反発を見込んだ買いも入り下げ渋っています。
ダウ平均は週間では8週連続の下落となっています。情報会社のリフィニティブによりますと1932年以来90年ぶり、ファクトセットによりますと1923年以来99年ぶりの連続下落記録となっています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落しています。前日比33.879ポイント安の1万1354.617で終え、年初来安値を更新しました。
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