24日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続伸し、前日比30ドル55セント(0.086%)高の3万5366ドル26セントで取引を終えています。
米食品医薬品局(FDA)が23日に米製薬ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンを正式承認しています。ワクチン接種率が高まり、今秋から登校や出社などが順調に進み、米景気回復を支えるとの見方が好感され、景気敏感株を中心に買いが優勢となりました。もっとも、米連邦準備理事会(FRB)による金融政策を見極めたいとのムードも強く、取引終了にかけては伸び悩んでいます。
27日開催の金融政策を討議するジャクソンホール会議で、<パウエル>FRB議長の講演が予定されています。テーパリング(量的緩和の縮小)についての言及に関心が高まっており、積極的に上値を追う動きは限られました。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比77.148ポイント(0.51%)高の1万5019.800と連日で過去最高値を更新しています。1万5000台に乗せるのは初めて。また、多くの機関投資家が運用の参考とするS&P500種株価指数は4日続伸し、前日比6.70ポ6イント高の4486.23と過去最高値を更新しています。
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸で始まり、午前9時30分、3万5160ドル97セントで始まっています。前週までに新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染拡大懸念で売られた景気敏感株が、買い戻されています。
終値は、前週末比215ドル63セント(0.61%)高の3万5335ドル71セントで取引を終えています。
米食品医薬品局(FDA)が、23日にファイザーとビオンテック共同開発の新型コロナワクチンを正式承認しています。企業や学校などでワクチン接種を進めやすくなるとの見方も投資家心理の改善につながっ多様です。
原油相場が大幅に反発し、シェブロンなどの石油株が高い。景気敏感株では航空機のボーイングや建機のキャタピラーが買われています。ダウ平均の構成銘柄以外ではワクチン普及の恩恵を受けるレジャー関連のクルーズ船株や空運株が人気でした。
朝方は小幅に上昇した米長期金利が次第に前週末終値(1.25%)付近に低下しました。長期金利が低下すると相対的な割高感が薄れるハイテク株が買われやすくなり、ナスダック総合株価指数は、227.989ポイント高い1万4942.652と約2週間ぶりに過去最高値を更新しています。
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日ぶりに反発し、前日比225ドル96セント(0.65%)高の3万5120ドル08セントで取引を終えています。
ハイテク株が買われ、ダウ平均を押し上げました。前日まで下げが目立っていた消費関連株や景気敏感株の一部にも押し目買いが入っています。
前日に業務ソフトの値上げを発表したソフトウエアのマイクロソフトが業績期待の買いで上げ、上場来高値を更新しました。景気敏感株は総じて上値が重い展開でしたが、化学のダウや航空機のボーイングなどが小幅に上げています。
依然として新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」のまん延による景気減速への警戒は相場の重荷となっています。
米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の縮小)を早期に実施するとの観測が強まり、米景気を冷やしかねないとの懸念もくすぶったままでした。そのため、景気敏感株の上値を追う動きは鈍く推移しています。
19日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続落し、下げ幅は朝方に270ドルまで広がりましたが、前日比66ドル57セント(0.19%)安の3万4894ドル12セントで取引を終えています。
18日に発表された7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、テーパリング(量的緩和の縮小)開始の前倒しを警戒し、景気敏感株が売られました。
18日発表の(FOMC)議事要旨では、大半の参加者が「経済が予想通り幅広く発展するなら、年内に資産購入の縮小を始めるのが適切になるだろう」と判断していたことが報道されています。株式市場への資金流入が減ると警戒されました。景気拡大の勢いが緩やかになる中での早期の緩和縮小は米景気を冷やしかねないとの観測も浮上し、欧州株も軒並み下落しています。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発。前日比15.875ポイント高い1万4541.789で終えています。
18日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まり、6日ぶりに反落。下げ幅は一時500ドルを超えました。終値は、前日比382ドル59セント(1.08%)安の3万4960ドル69セントで取引を終えています。
この日発表の7月の米小売売上高が予想以上の減少、連日の最高値更新で高値圏とあって買いが入りにくい。新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染拡大から世界景気の減速懸念も意識されやすく、景気敏感株などが売られています。
午後に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で年内のテーパリング(量的緩和の縮小)開始が適当との見解が大勢を占め、金融緩和政策の縮小を警戒した売りが広がりました。
朝方発表の7月の米住宅着工件数は3カ月ぶりに減少し、市場予想も大幅に下回っています。前日発表の7月の米小売売上高など足元では市場予想を下回る経済指標が増えており、米景気の減速懸念も株式相場の重荷となりました。
また、米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が公表した8月の機関投資家調査(6~12日実施)で、世界の景気見通しを示す指数(「強くなる」から「弱くなる」の回答を引いたもの)はプラス(27%)と前月比20ポイント低下し、2020年4月以降で最も低い水準となっています。企業業績の見通しなどでも「悪化」が増え、投資家の心理が後退しています。
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日ぶりに反落して始まり、下げ幅は一時500ドルを超えています。取引開始前に発表されました7月の米小売売上高が、前月比(1.1%)減と市場予想(0.3%)減以上に減少し市場予想を下回ったのが嫌気されました。ダウ平均は前日まで連日で過去最高値を更新しており、高値警戒の売りも出たようです。
終値は、前日比282ドル12セント(0.79%)安の3万5343ドル28セントで取引を終えています。
新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染拡大による小売売上高の減少は、個人消費が米実質国内総生産(GDP)の7割を占めるだけに、米景気回復の不透明感が増したようで、小売り株が幅広く売られました。
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5日続伸しています。終値は、前週末比110ドル02セント(0.31%)高の3万5625ドル40セントで取引を終え、連日で過去最高値を更新しています。
中国の景気減速懸念やアフガニスタンの地政学リスクの高まりなどから売りが先行しました。ただ、今週に相次ぐ小売りの決算発表に期待した買いも入り、ダウ平均は午後に上げに転じています。
16日に発表された中国の工業生産高や小売売上高が市場予想に届きませんでした。新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染拡大が続いており、世界景気の回復が鈍るとの懸念が広がっています。米長期金利が低下したことも市場心理を冷やし、ダウ平均株価は朝方に一時280ドル超下げていますが、売り一巡後は下げ渋り、午後に上げに転じ引けています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、前週末比29.136ポイント安の1万4793.762でした。
13日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は小幅に4日続伸し、終値は前日比15ドル53セント(0.044%)高の3万5515ドル38セントと連日で過去最高値を更新して取引を終えています。
13日の米債券市場で長期金利は一時(1.28%)と前日終値(1.36%)から低下しました。長期金利の低下で相対的な割高感が薄れたとして、ハイテク株の一角が買われています。ただ、消費関連指標の悪化を受けて足元で上昇していた景気敏感株が売られたのが重荷となり、相場の上値は限られました。
朝方は新型コロナウイルスのワクチンの接種強化による米経済活動の正常化への期待も相場を支えました。
米食品医薬品局(FDA)は12日夜、新型コロナワクチンについて免疫が低下している人を対象に3回目の追加接種(ブースター接種)を承認しています。ワクチンの供給元である製薬のファイザーが(2%)超上昇しています。
ただ、ダウ平均は安く推移する場面もあった。午前中ごろ発表の8月の消費者態度指数(ミシガン大学調べ)が(70.2)と前月(81.2)から大きく低下しています。新型コロナの感染再拡大が消費者心理を冷やし、今後の景気回復が遅れるとの懸念が出ています。
13日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、前日比37円87銭(0.14%)安の2万7977円15銭で取引を終えています。
朝方は、12日のダウ平均株価の最高値更新を受け、続伸で始まっています。いったん下げに転じた後、持ち直しましたが、再び軟化し、一時2万7949円33銭(前日比65円69銭安)まで値を下げています。その後、株価指数先物買いを交えて切り返し、前場終盤には2万8070円00銭(同54円98銭高)まで値を上げています。
全体的に新型コロナウイルスの新規感染者が前日に過去最多を更新したのが重荷となり、売りがやや優勢となりました。後場は、マイナス圏で始まった後、小高い水準でもみ合う場面もありましたが、買いは続かず、大引けにかけて小安く流れています。
米半導体関連銘柄の下げが続き、東京市場でも値がさ株の半導体株が売られています。もっとも、好決算を発表した銘柄への買いが支えとなり、下値は限られ推移しています。
12日のニューヨーク株式相場は、米雇用関連指標の改善を受けて続伸して始まり、優良株で構成するダウ工業株30種平均株価は一時、取引時間中の史上最高値を更新しています。ただ、その後は利益確定の売りに押されました。
終値は小幅ですが3日続伸し、前日比14ドル88セント(0.042%)高の3万5499ドル85セントで取引を終え、連日で過去最高値を更新しています。
7月以降、米株市場では成長株から景気敏感など割安株に資金を移す動きが強まり、主力ハイテク株は出遅れ気味でした。12日はこうした取引をひとまず巻き戻す動きで買いが入り、ダウ平均を支えました。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動の正常化が遅れるとの懸念がくすぶり、景気敏感株が売られてダウ平均は前日終値を下回る場面も多くみられています。
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