6日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸、前日比144.26セント高の3万5208ドル51セントで取引を終え、(7月27日)の「3万5144ドル31セント」を超え過去最高値を更新しています。
6日朝発表の7月の米雇用統計で雇用者数が市場予想以上に増え、米経済の回復が続いているとの見方から景気敏感株が買われました。
雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比94万3000人増と市場予想(84万5000人増)を上回りました。6月実績も85万人増から93万8000人増に上方修正されています。
予想を上回る雇用者数の伸びを受けて、米債券市場では長期金利が一時、前日比(0.08%)高い(1.30%)に上昇しました。利ざや改善につながるとの見方から、JPモルガン・チェースなど金融株が上昇、一方、長期金利上昇で相対的な割高感が意識されたハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄は売られています。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は小幅に5営業日ぶりに反落し、前日比59.355ポイント安い1万4835.762で終えています。
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。前日にダウ平均は323ドル下落したのを受け、短期的な戻りを狙った買いが先行しました。
終値は、前日比271ドル58セント(0.78%)高の3万5064ドル25セントで取引を終えています。
感染力が強い「変異株(デルタ型)」の拡大で米国での新規感染者数は20万人に達し、米政権が外国人の米国への入国条件にワクチン接種の義務化を検討するなど、経済活動の正常化が遅れるとの懸念が高まっています。
5日の米債券市場で長期金利は、(1.2%)前後と前日に付けた低水準(1.12%)から上昇して落ち着いているのも投資家心理の改善につながっているようです。ただ、7月の米雇用統計の発表を6日に控え、様子見ムードのなかで推移しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比114.584ポイント高の1万4895.117で終え、過去最高値を更新しています。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落し、前日比323ドル73セント(0.92%)安の3万4792ドル67セントで取引を終えています。
朝方発表された民間の米雇用指標が市場予想を大幅に下回り、雇用回復の遅れが警戒されました。米長期金利の低下も投資家に景気減速を意識させ、景気敏感株が売られています。
米雇用サービス会社「ADP」が発表した7月の全米雇用リポートで非農業部門雇用者数(政府部門除く)が前月比33万人増と、市場予想(65万3000人増)を大幅に下回りました。
米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和が長期化するとの見方につながり、米長期金利は一時前日比(0.05%)低い(1.12%)と2週間ぶりの低水準になっています。新型コロナウイルスの高い「変異株(デルタ型)」の感染が米国でも拡大しており、長期金利低下は米景気の懸念を反映しているようです。
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反発し、前日比278ドル24セント(0.80%)高の3万5116ドル40セントで取引を終えています。
米長期金利の低下で景気減速への警戒感が高まり、朝方は売りが先行しました。米商務省が発表した6月の製造業受注高が市場予想を上回ったことをきっかけに投資家心理が改善し、プラス圏に浮上しています。
長期金利は朝方に一時前日比(0.03%)低い(1.15%)を付けました。新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染が広がる中、世界景気の回復を鈍らせるとの見方が債券買いを誘っています。
長期金利の下げが一服すると、資本財や金融など景気敏感株を中心に買い優勢に転じています。
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、午前中は景気回復を期待から買いが先行し、反発して始まりましたが、続落し、前週末比97ドル31セント(0.28%)安の3万4838ドル16セントで取引を終えています。欧州の株高などを受けて買いが先行しましたが、米長期金利の低下を受けて景気減速の懸念が強まり、景気敏感株を中心に売りが広がりました。
長期金利は正午頃に前週末比(0.07%)低い(1.15%)まで下げています。米国では新型コロナウイルスのワクチンを接種済みの人にも感染が広がり、集団免疫の獲得には時間がかかるとの見方が強まっており、景気減速を見越した債券買いが強まっています。
米サプライマネジメント協会(ISM)が、2日発表した7月の米製造業景況感指数は「59.5」と前月から低下し、ダウ・ジョーンズまとめの市場予想「60.8程度」も下回りました。原材料や労働力の不足が、米国の製造業の業績回復の勢いを抑えており、債券買い・株売りの材料になったようです。
30日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落し、前日比149ドル06セント(0.42%)安の3万4935ドル47セントで取引を終えています。
29日夕に四半期決算を発表したネット通販のアマゾン・ドット・コムの売上高が11四半期ぶりに市場予想を下回り、(8%)安の大幅安となり投資家心理が悪化。主力ハイテク株に売りが波及したほか、月末とあって持ち高調整の売りが景気敏感株の一角に広がりました。
ソフトウエアのマイクロソフトや顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムなど主力ハイテク株に売りが波及しています。ダウ平均の構成銘柄以外ではグーグルの親会社アルファベットとSNS(交流サイト)のフェイスブックが下げています。
30日朝発表の4~6月期決算で売上高営業利益率が低下し、7~9月期も一段の低下見通しを示した建機のキャタピラーが下落。航空機のボーイングや金融のJPモルガン・チェースなど景気敏感株が売られたほか、映画・娯楽大手のウォルト・ディズニーも下げています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、前日比105.586ポイント安の1万4762.678で終えています。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日ぶりに反発し、前日比153ドル60セント(0.44%)高の3万5084ドル53セントで取引を終えています。
米連邦準備理事会(FRB)が早期にテーパリング(量的緩和の縮小)に動くとの観測が後退し、株式市場に資金流入が続くとみた買いが入りました。前日までに売られていた景気敏感株が買い直され、指数を押し上げています。
(FRB)の<パウエル>議長は前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、テーパリング開始について「今後複数の会合で協議する」と語っています。米景気回復の一段の進展には「ほど遠い」との見方も示したため、政策変更の観測が後退しています。朝方発表の2021年4月~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率(6.5%)増と市場予想(8.4%増)を下回ったのも、金融緩和が続くとの見方につながっています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比15.680ポイント高の1万4778.264で終えています。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落し、前日比127ドル59セント(0.36%)安の3万4930ドル93セントで取引を終えています。新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染拡大による世界経済の先行き懸念から売りが優勢になりました。
米国ではフロリダやテキサスなど経済規模の大きい州で新規感染者の増加が鮮明となっています。経済活動の正常化の動きが遅れるとの見方が強まっています。
米連邦準備理事会(FRB)は、28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策の現状維持を決めています。(FRB)の<パウエル>議長は会合後の記者会見でテーパリング(量的緩和の縮小)の開始に向けて「今後複数の会合で経済情勢の進捗を確認する」と表明。おおむね想定の範囲内だったため、株式市場の反応は限られています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比102.008ポイント(0.7%)高の1万4762.584で終えています。前日に好決算を発表した銘柄が買われ、指数を押し上げました。S&P500種は、0.82ポイント下げ4400.64でした。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日ぶりに反落し、終値は前日比85ドル79セント(0.24%)安の3万5058ドル52セントで取引を終えています。
前日まで連日で過去最高値を更新し、目先の利益を確定する売りが優勢でした。中国政府がインターネット企業への規制を強化する中、香港株と上海株が大幅安になったのも投資家心理の重荷となり、市場では中国でビジネスを展開する米国企業にも規制がかかる可能性があり、政治リスクが意識され始めたようです。
主力ハイテク株が総じて売られたのも相場を押し下げています。主力ハイテクは27日夕から決算発表が本格化しますが、決算期待で事前に上昇していた銘柄が持ち高調整の売りに押されています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落しています。前日比180.137ポイント(1.2%)安の1万4660.576で終えています。またS&P500種も前日比20.84ポイント下げ4401.46となっています。
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5日続伸しています。
終値は、前週末比82ドル76セント(0.24%)高の3万5144ドル31セントで取引を終え、過去最高値を更新しました。
朝方は、中国当局が26日、ネット企業を対象に独占禁止法の順守やデータの安全など4分野に関して集中的に取り締まると発表などの規制強化を懸念した売りが先行しましたが、主力ハイテク株を中心に米主要企業の決算発表が今週にピークを迎えるとあって、決算期待の買いが次第に優勢になりました。
前週まで市場予想を上回る四半期決算の発表が相次ぎ、今週発表を予定する銘柄についても好決算が株価を押し上げるとの観測が強まっています。
ハイテク株比率が高い「ナスダック総合株価指数」は152.394ポイント高い14836.991、多くの機関投資家が運用指標とする「S&P500種株価指数」も44.31高い4411.79と5日続伸し、ともに過去最高値を更新しています。
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