ダウ平均株価(4月21日)@終値3万4792ドル76セント
4月
22日
前日夕に市場予想を上回る最高益決算を発表した電気自動車のテスラは(10%)超上昇しています。空運のアメリカン航空グループと同業のユナイテッド航空ホールディングスは旅客需要の回復で2022年4~6月期に黒字化する見通しを示し、株価は大幅高となりました。
長期金利が(2.9%)台に上昇し、高PER(株価収益率)のハイテク株などの売りを誘いました。の<パウエルFRB議長>は21日午前に民間研究機関の会合で講演し、午後に国際通貨基金(IMF)主催の討議に参加、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「通常の倍の0.5%の利上げを検討している」と発言。「私の考えではもう少し速いペースで動くことが適切だ」とも語り、金融引き締めが強まることへの警戒感も投資家心理の重荷となりました。
また、ダウ平均は前日までの2日間で750ドル近く上げており、いったん利益を確定する目的の売りが出たようです。
終値は3営業日ぶりに反落し、前日比368ドル03セント(1.05%)安の3万4792ドル76セントで取引を終えています。好決算銘柄が買われて高く始まりましたが、米長期金利の上昇を受けて伸び悩み、午後に下げに転じています。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めへの警戒も広がり、ダウ平均の日中の高値(3万5492ドル22セント)と安値(3万4723ドル82セント)の差は768ドルに達しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比278.413ポイント安の1万3174.652で終えています。