北マケドニアに暮らす自然養蜂家の女性を追ったドキュメンタリー 『ハニーランド 永遠の谷』 が、2020年5月1日に全国で公開予定でしたが、新型コロナウイルス 感染拡大状況を鑑み、公開延期となっています。
第92回アカデミー賞(2020年2月)で長編ドキュメンタリー賞とあわせて国際映画賞(旧・外国語映画賞)にもノミネートされ、長編ドキュメンタリー賞と国際映画賞(外国語映画賞)に同時にノミネートされた初の作品です。
北マケドニアの首都スコピエから20キロほど離れた、電気も水道もない谷で、目が不自由で寝たきりの老母と暮らす自然養蜂家の女性「ハティツェ」は、持続可能な生活と自然を守るため「半分は自分に、半分は蜂に」を信条に、養蜂を続けていました。
そんな彼女が暮らす谷に突然やってきた見知らぬ家族や子どもたちとの交流、病気や自然破壊など、3年の歳月をかけた撮影を通して、人間と自然の存在の美しさや希望を描き出していきます。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、映画館が休館となり、多くの映画が公開延期となっています。そんな中、人気カーアクション「ワイルド・スピード」シリーズ(2001年~)の『ワイルド・スピード SKY MISSION』 が、フジテレビの「土曜プレミアム」で4月25日に放送されます。
2015年4月17日に公開された本作は、<ヴィン・ディーゼル>演じる凄腕ドライバーの「ドミニク・トレット」とファミリーの活躍を描く「ワイルド・スピード」シリーズ第7作になります。ファミリー役の<ミシェル・ロドリゲス>やド<ウェイン・ジョンソン>らに加え、最強の敵「デッカード・ショウ」役で<ジェイソン・ステイサム>が出演しています。
本作で人気を博した「デッカード・ショウ」はその後のシリーズにも登場し、2019年8月2日公開のスピンオフ 『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』 でメインキャラの1人になっています。また「ブライアン・オコナー」役でシリーズに貢献してきた<ポール・ウォーカー>が、本作のクランクアップ前に交通事故で死去したため、「ブライアン」の一部シーンでは弟の<カレブ・ウォーカー>と<コディ・ウォーカー>が代役を務め、CG合成が行われました。本作のラストは<ポール・ウォーカー>に捧げられたシーンとなっています。
なお本作に続くシリーズ第8弾 『ワイルド・スピード ICE BREAK』 (2017年・監督: F・ゲイリー・グレイ)に次ぐ第9弾にあたる最新作 『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』 は、2021年に日本公開予定です。
『美女と野獣(1991年)』・『塔の上のラプンツェル』・『トイ・ストーリー3』が、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で4月24日から3週連続でノーカット放送されます。
4月24日放送の『美女と野獣』(1991年・監督: ゲイリー・トルースデール、 カーク・ワイズ)は、野獣の姿に変えられてしまったわがままな王子と、彼のもとに現れた美しく聡明な娘「ベル」の姿を描くラブストーリー。<ゲイリー・トゥルースデイル>と<カーク・ワイズ>が監督を務め、<アラン・メンケン>が劇伴を担当しました。当日は、本作と2017年に公開された実写版を比較する特別企画も放送されます。
『塔の上のラプンツェル』 (2011年・監督:ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード)は5月1日にオンエア。ディズニー長編アニメーションの第50作となる本作では、魔法の髪を持つ少女「ラプンツェル」が、幽閉されていた森の塔を飛び出して冒険を繰り広げるさまが描かれる。吹替版では<中川翔子>が「ラプンツェル」に声を当てています。
ディズニー&ピクサーが手がけた 『トイ・ストーリー3』 (2010年・監督:リー・アンクリッチ)は5月8日にオンエアされます。主人公の「ウッディ」らおもちゃたちが、17歳となった持ち主「アンディ」との別れに戸惑う中で起きたハプニングとその結末が映し出されます、「ウッディ」を<唐沢寿明>、「バズ」を<所ジョージ>、「ジェシー」を<日下由美>らが吹替版の声を当てています。
『極秘捜査』(2015年)・『友へ チング』(2001年)の<クァク・キョンテク>監督(53)が満を持して朝鮮戦争を描き、本国週末興行収入ランキング初登場1位となったミリタリーアクション大作 『長沙里9.15』 が、2020年5月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、5月15日(金)よりシネ・リーブル梅田・他にて日本公開されます。
朝鮮戦争で伝説の作戦とも言われたクロマイト作戦(仁川上陸作戦)の裏側で、事実上捨て駒となった学生兵たちとその指揮官の壮絶な死闘を描いています。
悲壮な覚悟で部隊を指揮する「イ・ミョンジュン」大尉を演じるのは 『V.I.P. 修羅の獣たち』 (2017年・監督: パク・フンジョン)を始め数々の映画に出演し、常に韓国映画界の最前線を走り続ける演技派俳優<キム・ミョンミン>(47)。そして真っ直ぐな眼差しで若者たちを引っ張る元学生水泳選手の分隊長を演じるのが『アンダードッグ 二人の男』(2016年・監督:セオンタエ・リー)で<マ・ドンソク>を相手に抜群の存在感を見せた人気アイドルグループSHINeeのメンバー <ミンホ>(28)。
更に、 『ミュータント・タートルズ』 (2014年・監督:ジョナサン・リーベスマン )のハリウッド女優<ミーガン・フォックス>(33)が、ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙の従軍記者で、のちにその取材記事で女性として初めてピューリッツァー賞を受賞した「マーガレット・ヒギンズ」を熱演しています。
傑作『友へ チング』(2001年)で世界の喝采を浴びた<クァク・キョンテク>監督の下に豪華キャストが結集しています。名もなき英雄たちの実話を基に、ド迫力のアクションとエモーショナルなストーリーが見事に融合した新たな戦争映画の登場です。
(註)現時点で、新型コロナウイルス対策としての公開延期の情報は得ていませんが、上映館と合わせて再確認願います。
SF映画 『ヴェノム』 (監督:ルーベン・フライシャー)の続編タイトルが「Venom: Let There Be Carnage(原題)」に決定され、2021年6月25日に全米公開されることが発表されています。
<トム・ハーディ>主演で、「スパイダーマン」の宿敵「ヴェノム」の誕生を描いた『ヴェノム』は、2018年に日本でも封切られ、大ヒットを記録しています。全世界累計興行収入が8億ドル(約880億円)を突破し、アメコミ映画として 『ワンダーウーマン』 ・ 『デッドプール』 ・『スパイダーマン』の世界興収を上回っています
続編では<トム・ハーディ>が「ヴェノム / エディ・ブロック」役、<ミシェル・ウィリアムズ>が「アン・ウェイング」役で続投。モーションキャプチャー俳優として知られる<アンディ・サーキス>が監督として参加することが発表されていました。
米オンラインマガジン『Deadline』の報道によりますと、ソニーは予定していた公開日を2020年10月2日から2021年6月25日に延期しています。理由は明かされていませんが、新型コロナウイルスの感染拡大が影響していると見られています。
物語の詳細は不明ですが、タイトルに含まれる「carnage」は大虐殺を意味しており、「ヴェノム」と同じ寄生生物「シンビオート」によって誕生する「ヴィラン・カーネイジ」の登場が予想されます。コミックの「カーネイジ」は赤い「シンビオート」と連続殺人鬼「クリータス・キャサディ」の共生体であり、映画の1作目ではエンドクレジット部分で<ウディ・ハレルソン>演じる「クリータス」が登場していました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全米俳優組合(SAG)賞もルール変更を検討していると米誌『バラエティ』が報じています
全米俳優組合賞は、アカデミー賞の前哨戦のひとつと知られ、今年の 「第92回アカデミー賞」 では<ポン・ジュノ>監督の 『パラサイト 半地下の家族』 が作品賞を含む4冠という快挙を達成する前に、映画部門の作品賞にあたるキャスト賞を授与。オスカーを占う重要な映画賞としての存在感を誇示しています。
第27回全米俳優組合賞授賞式は2021年1月24日(現地時間)を予定していますが、現在、ルール変更が検討されているといいます。現行のルールでは、映画部門の選考対象になるためには、ロサンゼルスで7日以上連続で商業上映されていなくてはいけませんが、新型コロナウイルスの感染防止策として、全米の劇場が閉鎖されている状況では、劇場公開をスルーしてVOD配信される映画作品が出て来ています。
この状況が長引けば、多くの作品が対象外となってしまうため、全米俳優組合は対応策を検討しているといいます。
なお、ゴールデングローブ賞を選考するハリウッド外国人記者協会は、期間限定ながら上映会を実施しなくても、DVDかオンラインの視聴リンクを提供すれば選考対象とする特別ルールを採用。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーもルール変更を検討中だといいます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、多くの映画館・劇場が休館を余儀なくされ、映画ファンとしては残念な状況と共に、映画館の存続が気になる現状です。
そんな状況を打破すべく、福岡・北九州市の映画館、「小倉昭和館」が昨日22日より期間限定で「昭和館シネマパスポート」を発行しています。申し込み期間は5月6日まで。小倉昭和館公式サイト内のフォームより申し込み可能です。先着200名限定ですが、反響を受けて人数を増やす予定だといいます。料金は税込1万3000円で、収益は営業再開に向けて活用されます。
「小倉昭和館」は、1939年にオープンし、2020年で開業81周年を迎え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、現在は休館中です。そこで営業再開時に「映画館のスクリーンで映画を観る楽しみ・豊かさ」を再確認してもらうべく、「シネマパスポート」の発行に至っています。
「シネマパスポート」は1枚につき本人1名のみ有効。提示すると営業再開日から6カ月間、同館の通常2本立て(900円)上映時に映画が何度でも鑑賞できます。封切り上映や特別興行の場合は、会員割引の有料料金となります。またシネマパスポート有効期間中、同館主催のイベントに優先的に予約できます。
関西の京都、兵庫、大阪では、小規模映画館を支援するプロジェクト 「Save our local cinemas〈関西劇場応援Tシャツ販売〉」 などが企画されていますが、新型コロナウイルスの早急の鎮静化を望むばかりです。
直木賞、本屋大賞受賞作家<辻村深月>のヒューマンミステリー小説で、テレビドラマ化(東海テレビ・2016年6月4日~)もされた『朝が来る』(2015年6月15日・文藝春秋刊)を、『あん』 (2015年)・ 『光』 (2017年)の<河瀨直美>監督(50)のメガホンで映画化された『朝が来る』は、2020年6月5日に全国で公開予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、4月21日に公開延期が発表されています。
「栗原清和」と「佐都子」の夫婦は一度は子どもを持つことを諦めますが、特別養子縁組により男の子を迎え入れます。「朝斗」と名付けられた男の子との幸せな生活がスタートしてから6年後、「朝斗」の産みの母親「片倉ひかり」を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話が突然かかってきます。
当時14歳で出産した子を、「清和」と「佐都子」のもとへ養子に出すことになった「ひかり」は、生まれた子どもへの手紙を「佐都子」に託します、心やさしい少女でした。しかし、訪ねて来たその若い女からは、6年前の「ひかり」の面影をまったく感じることができませんでした。
「栗原佐都子」役を<永作博美>、「栗原清和」役を<井浦新>、「片倉ひかり」役を<蒔田彩珠>、「栗原」夫婦と「ひかり」を引き合わせる「浅見静恵」役を<浅田美代子>がそれぞれ演じています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でさまざまな作品の公開延期が相次ぐ中、<米倉涼子>(44)が日本語版で声の主演を務める米映画 『ブラック・ウィドウ』 が11月6日に日米同時公開されることが21日、発表されています。
もともとは5月1日に日米同時公開を予定されていましたが、米国の感染拡大で配給元の米ディズニー社が、3月に公開延期を決定。検討を重ねた末、11月6日の日米同時公開を決断しました。「ブラック・ウィドウ」は米マーベル・コミックの人気キャラクターで、ハイテク兵器を身につけたロシアのスパイという設定役です。
2012年の『アベンジャーズ』以来、8作品で米女優<スカーレット・ヨハンソン>(35)が演じ、日本語版では全作品で<米倉涼子>が吹き替えを担当してきました。同じ2012年に始まったテレビ朝日系連続ドラマ 『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズと並び、8年間にわたって米倉がこだわってきた役柄です。
ヒーロー軍団の一員という位置付けだったこれまでの作品と違い、「単独主演」でその過去にまでスポットがあたります。27年間所属していた「オスカープロモーション」から3月末に独立した<米倉涼子>ですが、再始動したばかりでの念願の大仕事です。しかも、昨年の 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 でシリーズ終了の形がとられていただけに思い入れはいっそう強いと思われます。
その他、「ブラック・ウィドウ」の過去を知る家族たちに声を当てている声優には、父・「アレクセイ=レッド・ガーディアン」役を<大塚明夫>、母「メリーナ」役は<田中敦子>、妹「エレーナ」役を<田村睦心>、調達屋「メイソン」役には<関智一>が決定しています。
映画プロデューサー、映画評論家として知られる元文部官僚<寺脇研>(67)が、アイドル映画にスポットライトを当てた書籍が『昭和アイドル映画の時代』です。
目次には「歌謡御三家の登場」「若大将・加山雄三の60年代」「酒井和歌子の時代」「百恵・友和の時代」「薬師丸ひろ子の時代」といった人気スターをピックアップした章や、「グループサウンズ映画の時代」「アイドル青春映画の衰退と劇画ブームの到来」「松竹青春路線の復活」「ジャニーズ映画の時代」といったジャンルに焦点を当てた章など、さまざまなテーマで構成されています。
<橋幸夫>(76)、<西郷輝彦>(73)、<加山雄三>(83)、<内藤洋子>(69)、<薬師丸ひろ子>(55)、<郷ひろみ>(64)、<山口百恵>(61)、<松田聖子>、<原田知世>(52)、<後藤久美子>(46)ら昭和の日本映画界を彩ってきた多くのスターやアイドルの名が登場し、映画での活躍が刻まれている584ページでした。
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