『マネーボール』・『カポーティ』の<ベネット・ミラー>監督が、1996年にアメリカで起こったデュポン財閥の御曹司<ジョン・デュポン>によるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化し、2014年・第67回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した『フォックス・キャッチャー』が、2015年2月14日より全国で公開されます。
ロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得したレスリング選手「マーク・シュルツ」は、デュポン財閥の御曹司「ジョン」から、ソウルオリンピックでのメダル獲得を目指すレスリングチーム「フォックスキャッチャー」に誘われます。
同じく金メダリストの兄「デイブ」へのコンプレックスから抜けだすことを願っていた「マーク」は、最高のトレーニング環境を用意してくれるという絶好のチャンスに飛びつきますが、「デュポン」のエキセントリックな行動に振り回されるようになっていきます。やがて「デイブ」もチームに加入することになり、そこから3人の運命は思わぬ方向へと転がっていきます。
『40歳の童貞男』の<スティーブ・カレル>がコメディ演技を封印し、心に闇を抱える財閥御曹司役をシリアスに演じています。メダリスト兄弟の兄「デイブ」を<マーク・ラファロ>、弟「マーク」を<チャニング・テイタム>が演じています。
2004年に韓国で起きた「密陽女子中学生集団性暴行事件」を題材に描き、ロッテルダム国際映画祭最高賞など数々の映画賞を受賞した『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』が、韓国では、 2013年10月4日に初公開されていますが、日本では2015年2月10日から全国で公開されます。
普通の女子高生「ハン・ゴンジュ」は、ある事件に巻き込まれたことをきっかけに転校を余儀なくされます。絶望の淵に立たされながらも、新しい友だちとの触れあいや大好きな歌を通して少しずつ笑顔を取り戻していく「ゴンジュ」でしたが、前の学校の親たちが彼女の前に現われたことで状況が一変します。
主演は『サニー 永遠の仲間たち』(2011年・監督: カン・ヒョンチョル)・『母なる証明』(2009年・監督: ポン・ジュノ)の<チョン・ウヒ>。今作が初監督作品となる<イ・スジン>が映画化し、第18回釜山国際映画祭など各国の映画賞を受賞。主演の<チョン・ウヒ>はこの作品で第35回青龍映画賞主演女優賞を受賞しています。
2015年1~2月にヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2015」の上映作品です。
ニューヨークの街を守るため戦うカメの忍者4人組を描き、これまでにもアニメや実写で描かれてきた人気作品を、「トランスフォーマー」シリーズの<マイケル・ベイ>製作で新たによみがえらせたアクション『ミュータント・タートルズ』が、2015年2月7日より全国で公開されます。
悪の組織フット軍団による犯罪と暴力が日増しに激しくなるニューヨーク。フット軍団を追いかけていたテレビリポーターの「エイプリル」は、ある夜、闇夜に紛れてフット軍団を倒す謎のヒーローを目撃します。その姿を映像に収めることができず、誰にも信じてもらえなかった「エイプリル」ですが、今度は地下鉄の駅でフット軍団が人々を襲撃。そこで再び謎のヒーローを目撃した「エイプリル」は、後を追いかけ、カメの姿をした4人組の忍者タートルズと出会います。
ヒロインの「エイプリル」役は『トランスフォーマー』」シリーズの<ミーガン・フォックス>が演じ、『タイタンの逆襲』・『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の<ジョナサン・リーベスマン>が監督を務めています。
名門オーケストラの再結成をめぐり、その舞台裏で繰り広げられる若きバイオリニストと謎の中年指揮者の真剣勝負を、 <小林 聖太郎>が監督を務め、<松坂桃李>と<西田敏行>の初共演で描きます。不況のあおりを受けて解散した名門オーケストラに、再結成の話が持ち上がります。
なんと練習場は廃工場で、集まったのは再就職先も決まらずにいた「負け組」楽団員たちばかりでした。再結成を企画した張本人である謎の指揮者「天道」は、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す始末で、団員たちは不安を募らせますが、次第に「天道」の指揮に引き込まれていきます。しかし、バイオリニストの「香坂」だけは、「天道」の隠された過去を知ってしまい、反発を強めていきます。
人気シンガーソングライターの<miwa>がフルート奏者の「橘あまね」役で出演し、女優デビューを果たしています。
<安倍夜郎>の人気コミックを原作に、深夜しか営業しない小さな食堂で織りなされる人間模様を描いて好評を博したテレビドラマ『深夜食堂』シリーズの劇場版『深夜食堂』が、2015年1月31日より全国で公開されます。
繁華街の路地裏にある深夜営業の食堂「めしや」には、マスターの料理と居心地の良さを求めて毎晩たくさんの人々が集まって来ます。誰かが店に忘れていった骨壷をめぐって常連たちが話に花を咲かせる一方、愛人を亡くし新しいパトロンを探す「たまこ」は、店で出会った青年と意気投合します。また、無銭飲食をきっかけに住みこみで働くことになった「みちる」は徐々に店になじんでいきますが、ある事情を抱えていました。
テレビドラマ版に続いて主人公の寡黙なマスターを演じる<小林薫>をはじめ、「桐山ちはる」役に<多部未華子>、「小暮」役に<オダギリジョー>、「たまこ」役に<高岡早紀>ら実力派キャストがそろいます。監督は、<リリー・フランキー>の同名小説を原作としたテレビドラマ版も手がけた『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(2007年)の<松岡錠司>が務めています。
<中谷美紀>の主演(市江)役で、町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた<池辺葵>の同名人気コミック『繕い裁つ人』(『Kiss PLUS』)を実写映画化した『繕い裁つ人』が2015年1月31日より全国で公開されます。
神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主「市江」が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気ですが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできません。
「市江」はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していましたが。
共演に<三浦貴大>、<片桐はいり>、<杉咲花>、、中尾ミエ>、<伊武雅刀>、<余貴美子>らが出演しています。監督は『ぶどうのなみだ』・『しあわせのパン』の<三島有紀子>が務めています。
孤独死した人を弔う仕事をする民生係の男が、故人の人生を紐解き、新たな人々との出会いから、生きることとは何かを見つめ直していく姿を描いた2013年イギリス・イタリア合作製作『おみおくりの作法』が、2015年1月24日より全国で公開されます。
『フル・モンティ』・『パルーカヴィル』などのプロデューサーとして知られる<ウベルト・パゾリーニ>が監督・脚本を手がけ、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』・『戦火の馬』の<エディ・マーサン>が主演。<ジョアンヌ・フロガット>らが共演しています。
ロンドンに暮らす「ジョン・メイ」は、孤独死した人を弔う民生係として働いてきましが、人員整理で解雇を言い渡され、自宅の真向かいに住む「ビリー」の弔いが最後の仕事になります。
これまでも誠実に故人と向き合い、弔いをしてきた「ジョン」でしたが、最後の仕事にはいつも以上に熱心になり、故人を知る人を訪ね、葬儀に招く旅を経て、心の中に変化が生じていきます。
1982年にも映画化された名作ブロードウェイ・ミュージカル『アニー』を、『ハッシュパピー バスタブ島の少女』で史上最年少のアカデミー主演女優賞候補となった<クワベンジャネ・ウォレス>主演で新たに映画化された『ANNIE アニー』が、2015年1月24日より全国で公開されます。
ニューヨーク、マンハッタン。1歳になる前に両親に捨てられ、横暴な「ハニガン」が営む施設に引き取られた少女「アニー」でした。10歳になった現在も両親が迎えに来てくれると信じている彼女は、かつて自分が置き去りにされたレストランに通い続けていました。
そんなある日、「アニー」は事故にあいそうになったところを市長候補の男「スタックス」に助けられます。「アニー」の存在が選挙戦に有利になると考えた「スタックス」は、彼女を引き取って一緒に暮らしはじめます。
『ステイ・フレンズ』の<ウィル・グラック>が監督を務め、製作を担当した<ウィル・スミス>と<ジェイ・Z>が『TOMORROW』などおなじみの名曲を新たにプロデュース。共演には『Ray レイ』のオスカー俳優<ジェイミー・フォックス>、ミュージカル初挑戦の<キャメロン・ディアス>ら豪華キャストが名を連ねています。
2014年・第64回ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞と男優賞をダブル受賞した 中国・香港合作のクライムサスペンス映画『薄氷の殺人』が、2015年1月10日に全国で公開されます。
中国北部の地方都市を舞台に、元刑事の男が未解決の猟奇殺人事件の真相に迫っていく姿をスリリングかつリアルに描いています。『こころの湯』(1999年・監督: 張楊)の脚本などでも知られ、これが長編監督3作目の<ディアオ・イーナン>がメガホンをとっています。
1999年、中国の華北地方。ひとりの男の切断された死体が、6つの都市にまたがる15カ所の石炭工場で次々と発見されるという事件が発生。刑事の「ジャン」(リャオ・ファン)が捜査を担当しますが、容疑者の兄弟が逮捕時に抵抗して射殺されてしまい、真相は闇の中に葬られてしまいます。
それから5年、警察を辞め、しがない警備員として暮らしていた「ジャン」は、警察が5年前と似た手口の事件を追っていると知り、独自に調査を開始。被害者はいずれも若く美しい「ウー・ジージェン」(グイ・ルンメイ)という未亡人と親密な関係にあり、「ジャン」もまた「ウー」にひかれていきます。
テレビアニメ化もされた<東村アキコ>の人気コミックを、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の<能年玲奈>主演で実写映画化された『海月姫』が、2014年12月27日より全国で公開されます。
幼いころからクラゲに憧れて生きてきたオタク女子「月海」は、男を必要としない人生を目指すオタク女子集団「尼~ず」が暮らす男子禁制のアパート「天水館」で、それなりに楽しい毎日を送っていました。
ある日、行きつけのペットショップでひとりの美女と出会った「月海」は、その正体が女装趣味のイケメン「鯉淵蔵之介」であることを知ります。「月海」の心配をよそに、「蔵之介」は自分が男であることを隠して天水館に出入りするようになります。そんな中、「尼~ず」の心の拠り所である「天水館」が、土地再開発による取り壊しの危機に陥ります。
<能年玲奈>が三つ編みにメガネのオタク姿で主人公「海月」を演じるほか、<池脇千鶴>、<篠原ともえ>、<長谷川博己>ら豪華キャストが個性豊かなキャラクターたちを演じ、若手実力派<菅田将暉>が「蔵之介」役で女装姿を披露します。監督は『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』(2010年)の<川村泰祐>が務めています。
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