監督・脚本を『約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~』(2013年)の<齊藤潤一>が務め、プロデュースを『ヤクザと憲法』(2016年)の<阿武野勝彦>が担当した、東海テレビドキュメンタリー劇場の第13弾『おかえり ただいま』の予告編が公開されています。『おかえり ただいま』は東京・ポレポレ東中野ほか全国で9月中旬より順次公開されます。
2007年8月、深夜に帰宅途中の女性が拉致、殺害、遺棄された「名古屋闇サイト殺人事件」をテーマとした本作。事件発生直後から被害者の母を取材してきた東海テレビは、ドキュメンタリー『罪と罰~娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父~』を2009年に放送しています。
『おかえり ただいま』では事件直後からの長期取材にドラマパートを加え、ドキュメンタリーだけでは表現し切れなかった母娘の姿、さらに加害者の生い立ちを描き出します。ドラマパートで<斉藤由貴>(53)が「母」、<佐津川愛美>(31)が「娘」を演じたほか、<浅田美代子>、<大空眞弓>、<須賀健太>、<天野鎮雄>、<矢崎由紗>も出演しています。
予告編には、<斉藤由貴>演じる母が涙する姿や、被害者の母<磯谷富美子>氏が街頭に立つ様子が切り取られています。<磯谷>氏の「風化させたくない」という言葉も収録されています。
<大庭功睦>が監督を務め、<水川あさみ>(37)の主演作「滑走路」の予告編が公開されています。全国での公開は11月に予定されていますが、原作の『歌集 滑走路』(2017年12月26日・角川書店刊)の文庫版と、映画をもとに書き下ろされた小説版が9月24日に発売されます。
<萩原慎一郎>(1984年9月16日~2017年6月8日)の 32歳の若さで命を絶ち、デビュー作にして遺作となった歌集『滑走路』をもとにした本作。切り絵作家「翠」と厚生労働省の若手官僚「鷹野」、そして中学2年生の学級委員長というそれぞれ悩みを抱えた3人の人生が、やがてつながっていくさまを描き出します。
<水川あさみ>が「翠」、<浅香航大>(27)が「鷹野」、<寄川歌太>(16)が学級委員長を演じたほか、<坂井真紀>、<水橋研二>、<吉村界人>、<染谷将太>、<木下渓>、<池田優斗>が出演しています。
予告編には、子供を欲する「翠」、激務に追われる「鷹野」、いじめの標的になってしまった学級委員長の人生が、1人の人物の死を巡って交錯していく様子が切り取られています。最後には「きみのため 用意されたる 滑走路 きみは翼を 手にすればいい」という萩原の一首が映し出される。また、<Sano ibuki>(24)による主題歌『紙飛行機』が流れています。
<ケネス・ブラナー>が監督と主演 を務めた『Death of the Nile』が、配給ディズニーで『ナイル殺人事件』の邦題で、2020年10月23日より全国で公開されます。
<アガサ・クリスティ>の推理小説『ナイルに死す』を映画化した本作。<ケネス・ブラナー>演じる名探偵「エルキュール・ポアロ」が、エジプト・ナイル川を行く豪華客船で起きた密室殺人の謎に挑む姿が描かれます。劇中にはピラミッドやアブシンベル神殿などエジプトの名所が登場します。
<ケネス・ブラナー>のほかには 『ワンダーウーマン』 で知られる <ガル・ガドット>、『君の名前で僕を呼んで』の<アーミー・ハマー>、『セックス・エデュケーション』の<エマ・マッキー>、『ブラックパンサー』の<レティーシャ・ライト>らが出演。
脚本は『オリエント急行殺人事件』(2017年・監督:ケネス・ブラナー)に続いて<マイケル・グリーン>が手がけ、製作には<ケネス・ブラナー>、<リドリー・スコット>、<マーク・ゴードン>、<サイモン・キンバーグ>、<ジュディ・ホフランド>、製作総指揮には<マシュー・ジェンキンス>と<ジェームズ・プリチャード>の名がクレジットされています。
新型コロナウイルス禍の影響で2020年3月27日の公開が延期されていました人気アイドルグループ 「日向坂46」 のドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』が、2020年8月7日より全国で公開されます。
前身の「けやき坂46(ひらがなけやき)」からグループ名を改め、2019年3月27日にデビューシングル『キュン』をリリースし、同年末には第70回NHK紅白歌合戦にも出場を果たすなど躍進を遂げたデビュー1年目に密着しています。
先輩グループである「欅坂46」の存在感に圧倒されながら、自分たちのアイデンティティを模索していた「けやき坂46」当時や、改名という大きな変化をきっかけに2度目のスタートを切り、大きな壁を乗り越えようと走り続けるメンバーたちの日々の輝きや苦悩を映し出します。
TBS CSで放送の『セルフ Documentary of 日向坂46』の制作チームが手がけ、名古屋を拠点に活動する人気アイドルグループ「SKE48」に密着したドキュメンタリー 『アイドル』 (2018年)の<竹中優介>が監督を務めています。
『僕の帰る場所』 (2017年)で知られる<藤元明緒>(32)の新作映画『海辺の彼女たち』(英題:Along the Sea)が、第68回サンセバスチャン映画祭の新人監督部門に選出されています。サンセバスチャン映画祭新人監督部門(New Directors Section)は1985年(第33回)に創設され、2作目までの監督が賞を競いあうコンペティション部門です。同部門の過去出品作である<高橋陽一郎>監督『水の中の八月』(1998年)、<濱口竜介>監督 『PASSION』(2008年)、<砂田麻美>監督『エンディングノート』(2011年)、<奥山大史>監督『僕はイエス様が嫌い』(2018)、<土井康一>監督『よあけの焚き火』(2019年)に次いで、6人目の日本人監督のノミネートとなります。
日本・ベトナムが共同製作した本作は、よりよい生活を求め、技能実習生として来日したベトナム人女性労働者たちの苦悩を描く作品です。不当な扱いを受けた職場から逃れた彼女たちは、ブローカーを頼りに新たな職を求めて雪降る港町にたどり着きます。
<藤元>が脚本も担当した長編2作目となる今作では、『僕の帰る場所』の制作チームが再び結集。前作に続き日本に住む移民に焦点を当て、当事者やその関係者たちへの入念な取材のもと、2020年2月に青森県・外ヶ浜町で1カ月間の撮影が行われました。
第68回サンセバスチャン映画祭は、9月18日から26日にかけてスペイン・バスク地方で開催されます。『海辺の彼女たち』の日本での上映は、2021年に公開予定です。
原爆を投下された広島で奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」と、被爆2世の調律師として全国に被爆ピアノの音色を届けている<矢川光則>さん(67)の実話をもとに、<佐野史郎>(65)と「AKB48」の<武藤十夢>(25)のダブル主演で描くオリジナル映画『おかあさんの被爆ピアノ』が、2020年7月17日より広島では先行上映されていますが、2020年8月8日より全国で公開されます。
昭和20年8月6日、広島に原爆が投下され、爆心地から3キロ以内で被爆したピアノを<矢川光則>さんは「被爆ピアノ」と呼んでいます。被爆2世である調律師の「矢川光則」は、持ち主から託された被爆ピアノを修理・調律し、自ら運転するトラックに載せて全国を回り、各地に被爆ピアノの音色を届けていました。
一方、東京で生まれ育ち、大学で幼児教育を学んでいる「江口菜々子」は、被爆ピアノの一台を母「久美子」が寄贈していることを知り、被爆ピアノのコンサートに出かけます。そこで「矢川」と知り合い、「矢川」を通して被爆ピアノや祖母のことを考えるようになった「菜々子」は、自らのルーツを探っていきます。
主人公「矢川光則」を<佐野史郎>、「江口菜々子」を<武藤十夢>が演じています。『レミングスの夏』(2016年)の<五藤利弘>監督(51)が、2009年にドキュメンタリー番組の取材で<矢川>さんと知り合ったことから企画が生まれ、約10年をかけて完成させた作品です。
「エマ」役の<マリアーナ・ディ・ジローラモ>
2019年・第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品や第44回トロント国際映画祭に正式出品された『エマ、愛の罠』が、2020年10月2日より全国で公開されるのに先立ち、予告編が解禁されています。
『NO ノー』(2012年) ・ 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(2016年)で知られる<パブロ・ラライン>(43)が監督を務めた本作の主人公は、ある事件をきっかけに心のよりどころを失ったダンサーの「エマ」です。
夫との結婚生活が破綻した彼女は実直な消防士と彼の妻を虜にするなど奔放に振る舞いますが、その裏にはある衝撃的な秘密が隠されていました。
新人の<マリアーナ・ディ・ジローラモ>が「エマ」、『天国の口、終りの楽園。』(2001年・監督: アルフォンソ・キュアロン) ・ 『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004年・監督: ウォルター・サレス)の<ガエル・ガルシア・ベルナル>が夫の「ガストン」を演じています。
映像では、「エマ」が「ガストン」のキスを拒むように顔を背ける様子や、消防士やその妻と楽し気に過ごす場面を収録。中南米発祥のレゲトンに乗せたダンスシーンのほか、「きわめて不道徳」というコピーも映し出されています。
スクリプトコンサルタントとして2千本以上の脚本に関わってきた<リンダ・シーガー>(74)が映画制作の知識をまとめたのが本書『ハリウッド式 映画製作の流儀』です。
脚本家、プロデューサー、監督、俳優、美術、撮影監督、メイク、編集、作曲家など様々なスタッフが関わり、映画がどのように形作られていくかを解説するほか、完成した作品をどのように「最後のコラボレーター=観客」に届けるのかなどについて8章に分け語られています。<ロン・ハワード>と<ラッセル・クロウ>がタッグを組み、ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者<ジョン・ナッシュ>の半生を描き、アカデミー賞では作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞を受賞し、ゴールデングローブ賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞を受賞した『ビューティフル・マインド』(2001年)の関係者総勢13人が制作の様子を振り返るCLOSE UPも収録されています。
同書に登場するのは、脚本家の<アーロン・ソーキン>、<アルヴィン・サージェント>、監督の<ギレルモ・デル・トロ>、<ロン・ハワード>、<オリバー・ストーン>、<スティーヴン・スピルバーグ>、俳優の<ロビン・ウィリアムズ>、<メリル・ストリープ>、<ラッセル・クロウ>、プロデューサーの<リチャード・D・ザナック>、<ゲイル・アン・ハード>、プロダクションデザイナーの<フェルディナンド・スカルフィオッティ>、衣装デザイナーの<マリリン・ヴァンス>、メイクアップアーティストの<ピーター・ロブ・キング>、VFXアーティストの<ケン・ローストン>、エディターの<ウォルター・マーチ>、<ジョー・ハッシング>、作曲家の<ハンス・ジマー>、<ビル・コンティ>らと多彩です。
さらに『E.T.』 『いまを生きる』 『永遠に美しく…』 『エイリアン』 『刑事ジョン・ブック 目撃者』 『ジュラシック・パーク』 『JFK』 『ゼロ・グラビティ』 『ターミネーター』 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』 『テルマ&ルイーズ』 『ドライビング Miss デイジー』 『裸の銃を持つ男』 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 『ブラックパンサー』 『プラトーン』 『プリティ・ウーマン』 『ラストエンペラー』 『レインマン』 『ロジャー・ラビット』 などの裏話も多数紹介。日本語訳は<シカ・マッケンジー>が手掛けています。
主演<大泉洋>、監督<福田雄一>による映画 『新解釈・三國志』 (2020年12月11日(金)公開)に新キャストとして<岩田剛典>(31)、<渡辺直美>(32)が出演することが発表されています。
本作は有名歴史エンターテインメント『三國志』を、<福田雄一>監督がオリジナル脚本で映画化しました。主人公となる「蜀」の武将「劉備玄徳」役を<大泉洋>が務め、<福田雄一>監督と初タッグを組んでいます。
毎月三國志の「3」に合わせて行われている新キャストの発表で、4月に【チーム蜀】の「孔明」を<ムロツヨシ>、「関羽」を<橋本さとし>、「張飛」を<高橋努>、5月に【チーム暴】の「黄巾」を<山田孝之>、「呂布」を<城田優>、「董卓」を<佐藤二朗>、6月に【チーム呉】の「周瑜」を<賀来賢人>、「孫権」を<岡田健史>、「黄蓋」を<矢本悠馬>、「魯粛」を<半海一晃>、7月に【チーム妻】の「黄夫人」を<橋本環奈>、「小喬」を<山本美月>が演じることを発表してきています。
そして今回、忠義の若武者「趙雲」、絶世の舞姫「貂蝉」の参戦が決定しています。劉備の人柄にほれ込み臣下となった武将「趙雲」を演じるのは、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、EXILEのメンバー<岩田剛典>です。
また、三國志の中では絶世の美女で、歌舞に優れていたと知られている「貂蝉」を演じるのは<渡辺直美>です。本作でも注目度の高い「貂蝉」が、福田流・新解釈でどう解釈されているのか、三國志ファンのみならず、注目を集めそうです。
<イーサン・ホーク>(49)が主演を務めた『ストックホルム・ケース』が、2020年11月6日より全国で公開されます。
事件の被害者が犯人に連帯感や好意的な感情を抱く心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となった1973年8月23日に起こった「ノルマルム広場強盗事件」をもとにしています。
<イーサン・ホーク>が自由の国アメリカに逃れるために銀行襲撃事件を起こす、ハイテンションな強盗犯「ラース」役、『プロメテウス』(2012年・監督: リドリー・スコット)の<ノオミ・ラパス>(40)が「ラース」の人質となりますが、憎めない性格の彼に不思議な感情を抱く銀行員「ビアンカ」役、『キングスマン』シリーズの<マーク・ストロング>(56)が、「ラース」の犯罪仲間「グンナー」役を演じています。
『ゲット・アウト』 (2017年・監督: ジョーダン・ピール)や 『アス』 (2019年・監督: ジョーダン・ピール)を手がけた<ジェイソン・ブラム>(51)が製作に名を連ね、監督と脚本は『ブルーに生まれついて』(2015年)の<ロバート・バドロー>(46)が担当しています。
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