日経平均株価(10月17日)終値3万8911円19銭
10月
17日
17日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比235円37銭(0.60%)安の3万8944円93銭でした。オランダの半導体製造装置(ASML)ホールディング株が16日の米株式市場で大幅に続落したのを背景に値がさの半導体関連株には売りが優勢でした。日本時間17日午後に半導体受託製造大手の台湾積体電路製造(TSMC)が2024年7〜9月期決算を発表しました2024年7〜9月期決算は生成AI(人工知能)向け先端半導体の販売が好調で総じて良好な内容でしたが、市場では織り込み済みとの見方も多く、積極的に買い材料視する動きは限られました。
15日に25年12月期通期の売上高見通しを下方修正したのをきっかけに急落した(ASML)株は16日の米市場でも(6%)あまり下落でした。(ASML)が16日に開いた決算説明会などを通じ、中国向け受注の減速に加え、スマートフォンやパソコンなど民生機器向けの半導体需要の弱さが改めて意識されています。
日経平均は朝方は上昇して始まりました。東京外国為替市場で円相場は「1ドル=149円台」で推移し、前日夕時点に比べて円安・ドル高方向に振れる場面が目立ちました。トヨタやSUBARUといった自動車株など主力の輸出関連株の一角には買いが先行し、日経平均を押し上げています。前日の米市場で金融株が上昇した流れを受け、三菱UFJなど銀行株が買われたことも相場を支えました。
終値は、前日比269円11銭(0.69%)安の3万8911円19銭と、この日の安値で終えています。