昨年、<真山仁>の 『プライド』 を読み、なんとなく今の日本の農業政策に疑問を感じていましたので、興味を持って読み始めました。
農作物を作らなくても、補助金が貰えるシステム自体に疑問を持ち、本当にいい農作物を作ろうとする農業家が育つのかと訝っておりましたが、まさにその疑問に答えてくれる一冊でした。
「エコ」や「有機栽培」、「製造者の顔写真」等の安易な宣伝を信用する消費者の行動を、かなり手厳しい口調で戒める内容です。
経済優先が横行し、安易な農地転用で利益を上げるシステムを作り上げる補助金行政の現状分析など、よく調べられています。
本来の野菜等の味が分からなくなった消費者に対する警告書として、意義ある一冊でした。
今宵の<中川店長>のおすすめ料理は、「きんぴらごぼう」(200円)でした。
ごぼう好きとしては、外せない肴の一品です。
牛蒡に限らず、れんこんや人参、大根の皮などの根菜類を素材としているようですが、歯ごたえがいい惣菜で、お酒に合う肴です。
「きんぴら」は「金平」と書かれますが、♪ 鉞担いだ金太郎~、の歌でも知られる坂田金時の息子である「金平」の名が付けられ、牛蒡の歯ごたえや精が付くところから、また唐辛子の辛さと強さに由来しています。 同じように、「金時豆」は、坂田金時の強さに由来して名付けられました。
残念ながら、唐辛子の辛さはありませんでしたが、七味を振りかけていただいておりました。
前回、同じ 【第22回三ツ山大祭】 の<ヘッドマーク>を紹介しましたが、全体に赤色の下地の意匠でした。
気が付かなかったのですが、6両編成の前部と後部とで、<ヘッドマーク>の下地の色が違うことに気がつきました。
新しい<ヘッドマーク>かなと期待したのですが、色を変えてとは想像しておりませんでした。
色違いを製作するのは費用がかかるとおもいますが、祭りに掛ける意気込みが感じ取れます。
少し早めのお昼ご飯になり、11時から開店している【双海食堂】に足を向けました。
「チキンカツ定食」にしようか、「カツ丼」にしようかと迷いながら入店しましたら、新しいメニューとして「ポークピカタ定食」(650円)が登場していました。
<ピカタ>は、イタリア料理のひとつですが、薄切りの肉などに塩・胡椒などの下味をつけて、パルメザンチーズを混ぜた溶き卵を絡ませて焼き上げます。
お皿からはみ出さんばかりの大きな「ポークピカタ」、おいしくいただいてきました。
いつも男性客ばかりの店内ですが、わたしと入れ替わりに女性客3人連れが入店され、少しばかり驚きました。
調理に忙しい大将ですので食べ終えた食器類片付け、お釣りが出ないように用意していた小銭をカウンター席上部の配膳台に置き、<ごちそうさま>とお店を出てまいりました。
一見、花弁の形状はヒガンバナ科の 「ネリネ」 の雰囲気をもっていますが、雄しべの形状は明らかにユリ科の特徴が見て取れます。
熱帯アジアおよびアフリカに分布しているグロリオサ属の球根植物で、落葉しますが多年草です。
葉先が<巻きひげ>になり、他の植物に<巻きひげ>を絡みつ蹴ることで高さ数メートルに成長してゆきます。
花弁の色は鮮やかな赤色もしくは橙色で、縁の覆輪は黄色く入り見事なコントラストを見せ、花弁は反りかえっています。
ギリシャ語の「グロリオス(栄光ある・名誉ある)」に由来した名称で、英名では「Glory Lily(栄光のユリ)」と呼ばれ、和名としては「ユリグルマ(百合車)」や「キツネユリ(狐百合)」です。
全草に痛風の薬となる「コルヒチン」を含んでおり、特に球根はヤマイモとよく似ていますが毒性が強く、誤食して中毒での死亡報告が何例か出ています。
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