副題に「親鸞聖人の生涯」とありますように、浄土真宗の宗祖親鸞の姿を描いています。
昨年1月、<聖人七百五十回大遠忌>を無事円成していますが、親鸞は(新暦)の1173年5月21日に生まれ、1263年1月16日に90歳で亡くなっています。
9歳で得度、比叡山延暦寺で天台宗の堂僧として20年間の修業を積みますが「自力」での悟りの修業に疑問を感じ、専修念仏を説く法然に弟子入りをします。
天皇と鎌倉幕府の不安定な時代の中、法然は四国に親鸞は新潟にと流刑になりますがその後赦免され、関東方面の活動に精力を傾け門徒を増やし、63歳の時に生まれ故郷である京都に戻り、集大成として数々の文書を書き残す作業に没頭してゆきます。
親鸞のことだけでなく、師としての法然の生きざまもわかり、また釈迦のたとえ話も挿入され、以前にひろさちや氏の 『釈迦物語』 を読んでいますので、乱読が役に立ちよく理解できました。
宗教用語も多用されていますが、著者自身が浄土真宗の門徒ということもあり、分かりやすい文章でまとめられています。
お花好きで訪問されていた方に、謝らなければいけなことが判明しました。
「カサブランカ」の品種ということで、いままでに7種類を紹介してきており、今回も(8)番目かと考えておりましたが、これが間違いだと分かりました。
バイオ技術の進歩で、色々な品種が出てきているのは確かなことです。
「カサブランカ」は、ケルト語で「Lilium Orienntal hybrid」と呼ばれているように「li=(白い)」+「lium=(花)」であり、スペイン語の「Casa=(家)」+「Blanca=(白い)」でも分かるように、モロッコ王国の都市カサブランカの白い美しい家並みにたとえられた名称です。
色々な色がありますので、気になり品種名を確かめようと園芸店に出向きましたら、「カサブランカは、あくまで<白色>しかないのですよ」と教えていただきました。
レッドカサブランカ(リオネグロ)とかピンクカサブランカ(マレロ)などと表示があるようですが、これは勝手に販売店が名付けているようで、正式な名称ではないようです。
花径20センチを超える大きな花弁は、てっきり「カサブランカ」の変種だと素人判断してしまいましたが、この場を借りて訂正させていただきます。
シリーズにしています<レトルトカレー>も、キリのいい(100)番目になり、娘からプレゼントされていた【日本一辛い黄金一味仕込みのビーフカレー】(525円)を、記念すべき区切りとしました。
もともと「祇園味幸」は、黄色の唐辛子である「黄金」を元にした一味を京都市内で販売しているお店で、この「黄金」は赤唐辛子の10倍の辛さがあると言われています。
熱湯で温め開封して空けますと、わりとスープ状態のカレールーで、粘り感はありません。
ビーフカレーというだけあって、ゴロゴロ感のある肉が数個入っています。
期待を込めて一口、んん~、確かに辛味はありますが、スパイス調合の奥行き感のある辛さではなく、「黄金一味」の唐辛子の味わいが強く出ています。
京都のメーカーということもあるのかもしれませんが、隠し味として<醤油・しょうが>が入っているようで、どことなく和風を感じさせるカレールーでした。
「不便やわねぇ~」「ほんまやでぇ~」という、おばちゃん二人の会話を耳にして、新開地にありますスーパーマーケット【エイコーストアー】の閉店を知りました。
下町新開地の核として、食料品や日常品、持ち返りお弁当などを扱われていました。
1989(平成元年)12月に開店して以来、24年あまりの営業でしたが、さびれてゆく新開地の象徴的な閉店かなと感じてしまいます。
徒歩圏内には、JR神戸駅に「コーヨー」や駐車場設備を備えた「ライフ」の大型スーパーがあり、「食彩館」や「ローソン100均」の店舗でも食料品は買えますし、コンビニにも困りません。
昔のように地元の商店でモノを買う時代ではなく、ご近所の住民だけが相手では売り上げも厳しいかもしれません。
品数も多く、安いとなれば、大型店舗の力に太刀打ちするのは困難な時代です。
JR神戸駅山(北)側の花壇の中で、きれいに咲き誇っている【オオアラセイトウ(大紫羅欄花)】を見つけました。
アブラナ科オオアラセイトウ属の耐寒性のある多年草ですが、日本の猛暑には弱く、一年草扱いにされています。
原産地は、シベリアから西アジア・ヨーロッパにかけて分布しており、属には約20種が分類されています。
茎の上の方に直径2~3センチの赤紫色の十字状の4弁花を、総状花序に付けます。
夕方になりますと、非常によい香りを漂わせるところから、属の「Hesperis」はギリシャ語の「夕方」に由来しています。
正式名称の【オオアラセイトウ】は植物学者の牧野富太郎が命名していますが、別名「ムラサキハナナ(紫花菜)」と呼ばれ、また諸葛孔明が成長が早いので戦いの時に陣地に植えて食料とした故事に因み「ショカツナ(諸葛菜)」とも呼ばれている花です。
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