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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(39)『無量の光』津本陽(文春文庫)

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今年の読書(39)『無量の光』...
副題に「親鸞聖人の生涯」とありますように、浄土真宗の宗祖親鸞の姿を描いています。
昨年1月、<聖人七百五十回大遠忌>を無事円成していますが、親鸞は(新暦)の1173年5月21日に生まれ、1263年1月16日に90歳で亡くなっています。

9歳で得度、比叡山延暦寺で天台宗の堂僧として20年間の修業を積みますが「自力」での悟りの修業に疑問を感じ、専修念仏を説く法然に弟子入りをします。

天皇と鎌倉幕府の不安定な時代の中、法然は四国に親鸞は新潟にと流刑になりますがその後赦免され、関東方面の活動に精力を傾け門徒を増やし、63歳の時に生まれ故郷である京都に戻り、集大成として数々の文書を書き残す作業に没頭してゆきます。

親鸞のことだけでなく、師としての法然の生きざまもわかり、また釈迦のたとえ話も挿入され、以前にひろさちや氏の 『釈迦物語』 を読んでいますので、乱読が役に立ちよく理解できました。

宗教用語も多用されていますが、著者自身が浄土真宗の門徒ということもあり、分かりやすい文章でまとめられています。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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yukio
yukioさんからコメント
投稿日 2013-03-25 06:40

一度読んでみたいです。最近、伊藤比呂美の「歎異抄・・・」や斎藤孝「声に出して読みたい親鸞」と読んで、その続きで・・・・・

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-03-25 16:19

五木寛之さんや水上務さんなど、多くの作家さんたちも親鸞に限らず、宗教者の著作が多いようです。
殺伐とした時代には、関心が向く方向性がある分野なのでしょうねぇ・・・。

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yukio
yukioさんからコメント
投稿日 2013-03-25 16:29

本当にそうですね。五木寛之さんは、どうしてあんなに親鸞や蓮如に向かったのでしょう。どこかで書いておられるのかもしれませんが・・・

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-03-25 16:37

んん~、難しい質問です。 (汗)
私的に、「日本人とはなんだろうな」と考える根本に、どうしても<宗教>もしくは<宗教感>を避けることが出来ないのではないかなと感じています・・・。

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