今年の読書(39)『無量の光』津本陽(文春文庫)
3月
24日
昨年1月、<聖人七百五十回大遠忌>を無事円成していますが、親鸞は(新暦)の1173年5月21日に生まれ、1263年1月16日に90歳で亡くなっています。
9歳で得度、比叡山延暦寺で天台宗の堂僧として20年間の修業を積みますが「自力」での悟りの修業に疑問を感じ、専修念仏を説く法然に弟子入りをします。
天皇と鎌倉幕府の不安定な時代の中、法然は四国に親鸞は新潟にと流刑になりますがその後赦免され、関東方面の活動に精力を傾け門徒を増やし、63歳の時に生まれ故郷である京都に戻り、集大成として数々の文書を書き残す作業に没頭してゆきます。
親鸞のことだけでなく、師としての法然の生きざまもわかり、また釈迦のたとえ話も挿入され、以前にひろさちや氏の 『釈迦物語』 を読んでいますので、乱読が役に立ちよく理解できました。
宗教用語も多用されていますが、著者自身が浄土真宗の門徒ということもあり、分かりやすい文章でまとめられています。
投稿日 2013-03-25 06:40
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投稿日 2013-03-25 16:19
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投稿日 2013-03-25 16:29
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投稿日 2013-03-25 16:37
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