今年も雑多に読んできていますが、これは特筆すべき出来ばえの国際経済小説です。
いつもですと読後感を書くためにメモを取りながら読んでいますが、今回は上下2冊と分量がありながら、手を止めるのも憚るほど熱中して一気に読んでしまえる内容でした。
主人公の<真理戸潤>は日本長期債権銀行のナノイ事務所の所長として、ベトナムの発電工事受注のメインバンクとして入札に参加するのですが、背景には香港やタイ、フィリピンといったアジア経済の不安定な背景が待ち構えています。
タイトルの『アジアの隼』は、香港に実在した証券会社<ペレグリン>の別名で、急速にマーケットを拡大・崩壊してゆく様が<真理戸>の行動と共にリアルに描かれています。
単に経済小説にとどまらず、ベトナムという国の現状や国民性等が見事に描かれていて、「ドイモイ政策」に狂喜乱舞した時代を知る上でも、貴重な一冊だです。
余談ですがハノイでは、払い下げられた神戸市営バスが、空港バスとして利用されているのは知りませんでした。
いただいてきた「りんご」があり、早く食べなければと、今宵の料理に使うことにしました。
まずは、「スパゲッティサラダ」です。
茹でたスパゲッティの麺に、魚肉ソーセージを輪切りにして一度焼き、茹で卵、イチョウ切りにしたりんごを入れ、塩コショウをして、マヨネーズで和えました。
メイン料理は、「ポークソテー」に<りんごソースがけ>です。
基本のスジ切りした豚肉に、片面づつ塩コショウとブラックペッパーを振りかけて焼いています。
<りんごソース>は、皮をむいたりんごを擦り、バターとレモン汁がありませんでしたのでゆずの絞り汁で代用、バターとパセリのみじん切りを入れ炒め、少しばかり汁をとばして完成です。
カリッと焼かれたポークとりんごのソース味、美味しくいただきました。
本日20日(水・祝)、<駅ナカ商業施設>として【SCRa(スクラ)三宮】がオープンしました。
これをもって5年半に渡る阪神三宮駅改良工事は、すべて終わることになります。
聞き慣れない【SCRa】は、「Station(駅)」・「Centaer(中心)」・「Refresh(元気づける)」・「Amenity(快適さ)」の四文字の単語の頭をつなげた造語です。
店舗としては、神戸駅ナカに初出店舗が半分を占めているようで、今後の展開が楽しみで、出店店舗は、写真の左上から右に
(1) フレッシュベーカリー 「神戸屋」
(2) 洋風デリ 「マザームーンデリ」
(3) パティスリー 「ア・ラ・カンパーニュ」
(4) 豚まん 「一貫楼」
(5) 和風総菜 おかずや「豆平」
(6) 駅売店 「アイビーショップ」one-up の6店舗です。
朝の7時ないし9時からの営業で、終了は21時のお店が多いようですが、さてこの先早々の店舗の入れ替わることがないように、各店舗の奮闘に期待しています。
インスタント「カップ麺」も売り場に新しい製品が目につかず、1.5倍とかの「スーパーカップサイズ」は、あまり食指が動きません。
そんなわけで、「袋物」のインスタント麺が続いていますが、今回は、<寿がきや>さんの名古屋の味【和風とんこつラーメン】(105円)です。
ノンフライ細麺の縮れ麺で、「液体スープ」と「かくし味」の袋が入っていました。
具材としては、<焼豚・卵・キヌサヤ・ねぎ・のり>を準備して、麺を3分間ほど茹で上げました。
「液体スープ」は豚骨ということで白濁したスープで、「かくし味」は調味油かなと予想していたのですが、粉末で魚介の匂いが漂いましたので、かつおや昆布かなとおもいます。
白濁状態のスープ、和風というだけあって豚骨系にありがちなギトギトとした味わいでなく、上品な味にまとまっています。
標準より多めの規定の水の量(550ml)を守りましたが、コクを求めるなら一般の(500ml)でもいいかなと感じてしまいました。
オリジナルのスープの濃さを知りませんので、このあたりは各自の好みの範疇かもしれません。
以前にも 「紅白色」 の【セイヨウクモマグサ(西洋雲間草)】を紹介しましたが、今回は赤紅色一色の花姿を見かけました。
「クモマグサ」と呼べば日本に自生する高山植物で、本州中部の高山の岩場の割れ肌などで見かけますが、ほとんど市販されておらず、園芸店などで流通しているのは、ヨーロッパ原産の野生種から作出された園芸品種で、「西洋クモマグサ」もしくは「洋種クモマグサ」と呼び分けています。
ユキノシタ科サクシフラガ属の植物ですが、属名はギリシア語で「サクム=岩」と「フランゴ=割る」からなり、胆石や尿道結石を取る効用があると考えられていたことに因みます。
芽の中心から花茎を伸ばし、直径2センチ弱の「梅」に似た花を1~3輪上向きに咲かせますので、高山に置いて雲に届きそうな姿に見立て「雲間草」と和名が付けられました。
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