タイトルだけを見ますと、なんとなく恋愛物の小説かとおもえますが、まったく違う軽快な9話からなる短篇集です。
それぞれの短篇に主人公として登場してくる女性たちは、40歳を超えた「アラフォー」と呼ばれる世代です。
平凡な主婦、離婚した女性、中間管理職として頑張る会社員、40歳を超えてできちゃった婚の女性、政治家の愛人、家出した過去を持つ売れっ子の漫画家等、様々な過去を背負った女性たちが繰り広げる紆余曲折の人生物語が詰まっています。
最近では作家名だけで男か女か分からなく、読みながら見事な女心の目線を感じ、「まさか女性作家?」と考えました。
奇しくも解説者の大島真寿美氏も、「山本幸久って本当に男なの!?」の一行から解説文を始められていましたので、妙に安心しました。
「愛」という言葉は男女間だけではなく、家族や近隣の人たち、仕事の同僚等、幅広い範囲に存在していることを、改めて感じさせてくれた一冊です。
神戸ハーバーランドのモザイクを会場として、「モザイカルチャー」としての動物たちがあちらこちらに置かれていました。
「モザイカルチャー」というのは、フランスの花壇づくりの伝統から発達した造園技術で、植物をデザインに従って緻密に植え込み、立体花壇を作り上げることです。
会場で見つけましたのは、<犬・熊・ライオン・カメ>さんたちです。
特に<カメ>さんの背中には、「ベンケイソウ科」の多肉植物がびっしりと植え込まれ、ここまで植え込む作業は大変だと感心してしまいました。
モザイクで開催されている屋外展示物ですので、当初は説明文を「モザイクカルチャー」かなと勘違いして読んでしまいました。
どうもフランスと結びつかずに疑問に感じておりましたら、「モザイ」だと気が付き、苦笑いです。
お昼のランチは、週代わりで2種類用意されています。
今週は、「鶏のカラアゲ」と「牛肉のスタミナ焼」の2種類です。
平日のモザイクの飲食店は、どのお店も空いているようで、窓際の明るい禁煙席に座れました。
ランチの値段は、食後の飲み物が付いて(750円)ですので、お得感のあるセットメニューだと思います。
メインの「牛スタミナ焼」も熱々のプレーとの上に山盛りあり、<サラダ・本日のスープ・小鉢物・漬物・デザート>が並べられています。
「牛スタミナ焼」の下にはキャベツ等の野菜焼もたっぷりで、十分に満足する内容でした。
デザートの「ゼリー」には悩みましたが、食べてみますとみかん味のあっさりとした味わいで、甘くなく助かりました。
食後の「アイスコーヒー」をゆっくりといただき、のんびりとした気分でお昼ご飯を楽しみました。
白色の壺形の花をたくさん咲かせる【エリカ・カフラ】を、見かけました。
花の長さは1センチにも満たない大きさですが、かわいらしい花姿です。
ツツジ科エリカ属の耐寒性常緑低木として、700種以上がありますが、ほとんどが南アフリカに分布しています。
この<エリカ>も原産地は南アフリカで、品種名の【カフラ】は、南アフリカの喜望峰からナタール地方に住むバントゥー族の一種族であるカフィルの人たちに由来しているようです。
自生地では水辺に灌木として茂っているようで、英名では「 water heath 」と呼ばれているのも、繁殖している環境からして頷けます。
雨粒が残る「ヨモギ」の葉の上で、【クワゴマダラヒトリ(桑胡麻斑灯蛾)】の幼虫を見つけました。
体長20ミリほどですので、ちょうど越冬していた若齢幼虫が、春の陽気にお目覚めのようです。
チョウ目(鱗翅目)ヒトリガ科ヒトリガ亜科の昆虫です。
全体的に黒っぽい毛虫ですが、背面に細長い白い紋が入り、各節に黄色の紋が横に入ります。
幼虫のまま越冬し、翌春再び葉を食べ、 体長60~70ミリ程度 になる春の終わりから初夏にかけて褐色の粗い繭を作り<蛹化>、完全変態を経て8~9月頃に羽化して成虫となります。
成虫は、オスは暗褐色、雌は白色の翅の色で雌雄で翅の色が異なります。
名称通り「桑」の害虫として知られていますが、かなり多食性で、バラ科・ブナ科・スイカズラ科など各種の葉に寄生しています。
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