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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(79)『村上海賊の娘(二)』和田竜(新潮文庫)

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今年の読書(79)『村上海賊の...
拿捕した船が、大阪本願寺で籠城している一向宗の仲間に兵糧を届けることだと知った<景>は、陸の戦というものに興味をもち、<織田信長>軍と、泉州淡輪の海賊<七五三兵衛>たちを中心としての攻め合いに首を突っ込んでいきます。

この第二巻は、全篇戦の描写でしめられており、迫力ある戦場状況に圧倒されました。
#本 #読書

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今年の読書(78)『村上海賊の娘(一)』和田竜(新潮文庫)

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今年の読書(78)『村上海賊の...
著者のさくひんとしては、『忍びの国』『のぼうの城』 など、読みやすい文体で楽しめましたので、今回も本屋大賞第1位ということで読んでみました。

瀬戸内海の島々を治め、大きな勢力を誇示する<村上武吉>の娘<景>を、主人公に据え、彼女は、男勝りで海賊働きに明け暮れ、地元では嫁のもらいてがありません。

そんな彼女が、偶然乗っ取りを仕掛けた船が、大阪本願寺に籠城する一向宗の門徒とかかわりあうことから物語は始まります。
#本 #読書

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今年の読書(77)『プリズンホテル4(春)』浅田次郎(集英社文庫)

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今年の読書(77)『プリズンホ...
『プリズンホテル』シリーズも、本書でひとくぎりです。

個性豊かな登場人物たちのドタバタ劇でずいぶんと楽しませてくれました。

ヤクザ作家の<木戸>も、大きな賞を受賞し、母親のトラウマも解消、<花沢>支配人の息子も、フロントマンの道を歩み出す予感、大親分の秘めたせつない恋話も色を添え、楽しめたシリーズでした。

「春夏秋冬」の順番でなく、「夏・秋・冬・春」と順番を変えた心憎い計算に、してやったりという意気込みと上手さを感じます。

#文庫本 #読書

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今年の読書(75)『プリズンホテル2(秋)』浅田次郎(集英社文庫)

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今年の読書(75)『プリズンホ...
『プリズンホテル1(夏)』 の続編です。

当日の予約を見てエリートフロントマンの<花沢>は、驚きます。ヤクザ仲間の大曾根一家と、安いというだけで宿泊を決めた酒癖の悪い警視庁青山警察署一行と重なっていました。

それにもまして、売れない旅回りの元アイドルとそ愛人が宿泊です。
悪い<花沢>のよかんどおり、笑いと涙のドタバタ劇がたのしめる内容です。

#文庫本 #読書

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今年の読書(74)『プリズンホテル1(夏)』浅田次郎(集英社文庫)

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今年の読書(74)『プリズンホ...
著者のけいれきからすると、タイトルをみただけで、面白く読めるだろうと想像できるシリーズです。

母に捨てられたというトラウマを抱える極道小説家の<木戸孝之助>は、たった一人の身内であるヤクザの大親分である叔父<仲蔵>が温泉リゾートホテルのオーナーになったということで、招待を受けます。

ヤクザでありながら熱血ホテルマンや、天才シェフ、気のいいエリートフロントマン等が脇を固め、ヂタバタ喜劇の開幕です。

任侠団体専用ホテルの今後の展開が楽しみです。

#文庫本 #読書

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今年の読書(73)『憤死』綿矢りさ(河出文庫)

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今年の読書(73)『憤死』綿矢...
17歳のデビュー作『インストール』(2001年11月)で文藝賞、『蹴りたい背中』(2003年8月)で第130回下半期の芥川賞、『かわいそうだね?』(2011年10月)で三島由紀夫賞と輝かしい経歴の著者ですが、寡作なため最近は、作品を目にする機会が少なく感じていました。

本書は、表題作を含む4篇の短篇がおさめられています。

自殺未遂で助かった小中学校時代の女友達を見舞う『おとな』は、複雑な女性心理が描かれていて面白く読めました。

少年時代の伯父さんとの交流を描いた『トイレの懺悔室』は、こんなこともあるだろうなという現実感を以って、心に響いてきました。

日常生活のさりげないできごとを昇華させる技量はさすがです。
#本 #読書

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今年の読書(72)『踊るジョーカー』北山猛那(創元推理文庫)

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今年の読書(72)『踊るジョー...
たぐいまれな推理力を持つ<音野順>の才能を生かすために、友人であり、推理作家の<白瀬白夜>は、自分の仕事場であるマンションの一部屋で、探偵事務所を開設します。

しかし<音野>は、表舞台に出たがらない気弱な性格の持ち主です。
依頼人から事件があれば、なだめすかしながら現場に連れて行き、見事な推理で、事件を解雇悦してゆきます。

おにぎりがすきな名探偵の登場ですが、続編に期待したい探偵の登場です。
#本 #読書

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今年の読書(71)『館島』東川篤哉(創元推理文庫)

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今年の読書(71)『館島』東川...
建物自体に仕掛けを持つミステリーは、多々ありますが、本書も瀬戸内海の孤島に建築された天才建築家の自邸を舞台としています。

建築家<十文字和臣が、自邸にて転落死して半年がたち、事件の真相を求める未亡人の意向で再び自邸に関係者が集められたときに新たな殺人事件が発生します。

自邸に滞在していた、女探偵と若手刑事は、果敢に謎解きに臨んでいきます。

天才建築家が仕組んだ仕掛けをうまく利用したトリックと刑事と探偵の絡みが楽しめた一冊でした。
#本 #読書

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今年の読書(70)『わたしの彼氏』青山七恵(講談社文庫)

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今年の読書(70)『わたしの彼...
あまり恋愛小説は読まないのですが、入院中ということで読んでみました。

大学2年生の繊細な美男子<鮎太郎>は、美人で活気あふれる3人の姉がいます。

女性たちは、彼に恋をするのですが、<鮎太郎>は、年上の女性に包丁で刺されたり、貢がされたりと災難が降りかかります。

彼を慕い続ける同級生の女の子の素振りには心惹かれない状況が描かれていき、男女の理不尽な物語が綴られている一冊でした。
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今年の読書(69)『銀二貫』高田郁(幻冬舎時代小説文庫)

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今年の読書(69)『銀二貫』高...
著者の作品は、 『八朔の雪』 ではじまり、第10巻目の 『天の梯』 で終わる「みおつくし料理帖」シリーズが秀逸でした。

今回、シリーズ以前の作品『銀二貫』です。
大坂天満の寒天問屋の和助は、集金の道中。仇討の場面に出会い、「銀二貫」で、父を殺された鶴之輔を救い出します。鶴之輔は松吉と名を改め商人の厳しい躾と生活を通して成長してゆく姿が人情味あふれる描写で描かれていきます。
随所に登場する、「銀二貫」の重みが、作品の要として読者の心に残る表題でした。
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