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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(19)『ヒトイチ 画像解析』濱嘉之(講談社文庫)

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今年の読書(19)『ヒトイチ ...
<警視庁人事一課観察係>シリーズとして、第1作目の 『ヒトイチ』 に次ぐ第2作目です。
主人公は、人事一課、通称「ヒトイチ」のエリート監察係長<榎本博史>です。

第一作目と同様に中篇3篇が収録されています。殺人事件を追うミステリーではありませんが、警視庁という大組織のキャリア官僚を中心とする階級社会・人間関係の複雑な背景が、実にリアルに楽しめます。

庁内で拳銃自殺した事件背景を追う『拳銃自殺』、電車内で痴漢容疑で捕まった黙認する警部補の事件『置換警部補の沈黙』、出産に関してマタハラを受けたとする女警察官の事件『マタハラの黒幕』、一見単純に思われたな事件の裏側には複雑な事情があることが、巧みな構成で、地道に解き明かす過程は、警視庁出身者ならではのリアリティーで迫ってきます。

続編が楽しみな<警視庁人事一課観察係>シリーズです。
#文庫本 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2017-03-31 11:34

最近、警察内部をとりあげた刑事モノが多くなりましたね。
相棒も、つまらなくなって飽きてきました。
昔の、シンプルな刑事モノが懐かしいです。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2017-03-31 12:06

いいドラマを書く脚本家がいないみたいですね。緊張感のある刑事ドラマ、期待したいです。

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