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- 今年の読書(14)『警視の偽装』デボラ・クロンビー(講談社文庫)
新聞広告で、<警視キンケイド>シリーズの第14作になる最新刊『警視の挑戦』が目に留まり、 第11作目の 『警視の覚悟』 以後、本書と『警視の因縁』も読んでおらず、3冊まとめて購入してきました。しばらくは、キンケイド警視の世界に浸れます。
<キンケイド>の恋人<ジェマ>警部補の友人<エリカ>は、戦争中ドイツから逃れてきたユダヤ人ですが、彫刻師の父が持たせてくれたダイヤのネックレスがオークションにかけられているのを知ります。ネッックレスは、逃避中に奪われたモノでした。
<エリカ>は<ジェマ>に調査を私的に依頼するのですが、聞き込みに応対したオークション会社の女性従業員がひき逃げ事故で死亡、また<エリカ>の夫<ディビッド>が、移民まもなく刺殺されている事件を<ジェマ>は見つけ出します。
第二次世界大戦の歴史を引きずる事件を、<ジェマ>は母親が白血病で入院するというアクシデントを抱えながら、<キンケイド>と事件の真相を突きとめていきます。
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