『ビッグイシュー』 は、ホームレスの社会復帰に貢献することを目指すとする企業であり、またイギリスを発祥に世界で販売されるストリート新聞のことです。
日本では定価350円ですが、そのうち180円が販売者の収入になります。
久しぶりにタイトルの「どこにもない食堂 ―― 誰もがふさわしい場」に魅かれて読んでみました。
ただめし、シェフが日替わり、多彩な性の人々、サインで注文──そんな個性ある食堂が4店舗取り上げられています。
「未来食堂」(東京・神保町)は、カウンター12席だけの日替わり1種だけの定食屋。50分の手伝いで1食分が無料になる「ただめし」券を発行、”誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所”をつくろうとしている。
「コムカフェ(comm cafe)」(大阪・箕面)は、外国人市民が日替わりでシェフとなり、多文化な家庭料理を提供。素の自分でいられて、仲間ができる居場所でもある。
「irodori」(東京・渋谷神宮前)は、LGBTの人たちが働き、多様なセクシュアリティ、年齢、国籍を超えた人々が集まる”アジアンビストロ”。
「サイン・ウイズ・ミー(Sign with Me)」(東京・文京区本郷)は、手話が公用語で、ろう者が接客し、聴者から「ありがとう」と言われる評判のスープ食堂。
どこにもない〝ユートピア〟食堂として、4つの食堂の起業と日々の経営に込められた思いが描かれています。。
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