1990年代のスペインを舞台に、修道院に通う少女が友人たちとの経験を通して思春期への扉を開け、家族や自分自身を知っていく姿を描いた2020年製作の青春ドラマ『スクールガールズ』が、2021年9月17日より全国で公開されます。
本作が長編デビュー作となる<ピラール・パロメロ>が自身の体験を投影しながら監督・脚本を手がけ、2021年ゴヤ賞の作品賞・脚本賞をはじめ数々の映画賞を受賞した作品です。
1992年、バルセロナオリンピックに湧くスペイン。母親と2人で暮らしながらサラゴサの修道院に通う「セリア」は、バルセロナからやって来た大人びた転入生「ブリサ」の影響で新しい音楽や遊びを知り、友人の姉たちとも遊ぶようになります。
そんなある日、仲間たちとのゲーム中に「ブリサ」に掛けられたある言葉をきっかけに、「セリア」は母親が決して話そうとしない真実と向き合うことになります。
共和党の<ドナルド・トランプ>と民主党の<ヒラリー・クリントン>が争った米大統領選でトランプに敗北した民主党選挙参謀が、起死回生を狙って田舎の町長選挙で大波乱を巻き起こすさまを、<スティーブ・カレル>主演で描いたコメディ『スイング・ステート』が、2021年9月17日より全国で公開されます。
<ヒラリー・クリントン>が敗北を喫した民主党の選挙参謀「ゲイリー・ジマー」は、農村部の票を取り戻す秘策として、YouTube動画で話題の退役軍人「ジャック・ヘイスティングス」大佐を田舎のディアラーケン町長選挙に立候補させます。大佐の娘「ダイアナ」や住民のボランティアたちと地道な選挙活動がスタートしますが、対立候補の現役町長「ブラウン」に、共和党がトランプの選挙参謀「フェイス・ブルースター」を送り込んできます。
ディアラーケン町長選をめぐって、「ゲイリー」対「フェイス」、民主党対共和党の巨額を投じた代理戦争の幕が切って落とされます。
「ゲイリー」を<スティーヴ・カレル>が演じ、「フェイス・ブルースター」を<ローズ・バーン>が演じています。監督・脚本は、16年間にわたり政治風刺コメディ番組『ザ・デイリー・ショー』の司会を務め、アカデミー賞でも2度司会を担当した<ジョン・スチュワート>が務めています。
『少女邂逅』 ・ 15人の女性若手 映画監督 による1篇8分以内の 短編 15篇により構成されるオムニバス映画『21世紀の女の子』の<枝優花>監督が、シンガーソングライター<Karin.>(20)の楽曲にインスパイアされ、主演に元「乃木坂46」の<伊藤万理華>(25)を主人公据えて描いた青春短編映画が、2021年9月18日より全国で公開されます。
アイデンティティも性自認も定かでない思春期の少年「アキ」が、転校先で出会った「キイタ」と過ごす日々の中で、心の奥に澱のように溜まっていた屈託を受け入れていく姿を、みずみずしくも刹那的な映像と解釈の余白を残すストーリーで描き出しています。
<Karin.>が主題歌のほか劇伴も担当。『映画 賭ケグルイ』(2019年・監督:英勉) ・『サマーフィルムにのって』(2021年・監督:松本壮史)などで活躍する<伊藤万理華>が主人公の「アキ」を演じて男の子役に挑戦。<伊藤万理華>とは『映画 賭けグルイ』でも共演した<小野寺晃良>が「キイタ」役で共演しています。
今夜<21:00(~22:58)>より「NHK BSプレミアム」にて、2001年10月6日より東宝配給で公開されました『陰陽師』の放送があります。
<野村萬斎>が平安京を舞台に秘術を使って鬼や魔物を鎮める陰陽師「安倍晴明」を演じるSF時代劇です。
生まれたばかりの帝の子、「敦平親王」が原因不明の病に侵されます。右近衛府中将「源博雅」の依頼を受けた「安倍晴明」は、呪いがかけられていることを見抜き親王を救います。ところが、首謀者は都転覆を狙う陰陽師の「道尊」でした。
<夢枕獏>の同名連作に出てくる逸話を使って、オリジナルストーリーを展開。「安倍晴明」のライバルである悪の陰陽師、「導尊」役は<真田広之>。「晴明」の親友、「源博雅」役は「ブリスター」の<伊藤英明>。「式神」役で元「SPEED」の<今井絵里子>、正体不明の謎の女役で<小泉今日子>が共演しています。
監督は、第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞『おくりびと』(2008年) ・ 『北の桜守』(2018年)の<滝田洋二郎>が務めています。
11日、イタリアで開催されていた第78回ベネチア国際映画祭はコンペティション部門の最高賞の金獅子賞に、<オードレイ・ディバン>監督の『Happening(英題)』を選んで閉幕しています。
ヴェネツィア国際映画祭では、<クロエ・ジャオ>監督作『ノマドランド』に続き、2年連続で女性監督の作品に金獅子賞が与えられることとなっています。
斬新で個性的な作品を集めたオリゾンティ部門に選出されていた<湯浅政明>監督のアニメーション映画『犬王(いぬおう)』は受賞を逃しました。
他の主な受賞結果は以下の通り。
●銀獅子賞(審査員大賞):『Hand of Godー神の手が触れた日ー』(パオロ・ソレンティーノ監督)
●銀獅子賞(監督賞):ジェーン・カンピオン監督(『The Power of the Dog』(原題))
●審査員特別賞:『イル・ブーコ』(ミケランジェロ・フランマルティーノ監督)
●男優賞:ジョン・アルシラ(『オン・ザ・ジョブ:ザ・ミッシング8』)
●女優賞:ペネロペ・クルス(『Parallel Mothers』(英題)・『マドレス・パラレラス』)
●脚本賞:マギー・ギレンホール(『The Lost Daughter』(原題))
軍事政権下の韓国で、民主化を求めて自宅軟禁された政治家と彼を監視する諜報員の正義を描いた『偽りの隣人 ある諜報員の告白』が、2021年9月17日より公開されます。
1985年、国家による弾圧が激しさを増す韓国において、野党政治家「イ・ウィシク」が次期大統領選に出馬するために帰国します。空港に到着した「ウィシク」は国家安全政策部により逮捕され、自宅軟禁を余儀なくされます。
「ウィシク」を監視するため、諜報機関は愛国心だけは人一倍強い「ユ・デグォン」を監視チームのリーダーに抜擢。隣家に住み込んだ「デグォン」は、24時間体制で「ウィシク」の監視任務に就きます。
「デグォン」は盗聴器ごしに聞こえる、家族を愛し、国民の平和と平等を真に願う「ウィシク」の声を聞き続ける中、上層部への疑問を抱くようになります。そんな矢先、「ウィシク」と彼の家族に命の危険が迫ります。
「デグォン」役を『王の預言書』の<チョン・ウ>、「ウィシク」役を『国際市場で逢いましょう』の<オ・ダルス>が演じています。監督は、『7番房の奇跡』の<イ・ファンギョン>が務めています。
<ヒュー・ジャックマン>が記憶に潜入するエージェントに扮したSFサスペンス大作『レミニセンス』が、2021年9月17日より全国でこうかいされます。
『インターステラー』 ・ 『ダークナイト』など<クリストファー・ノーラン>作品で脚本を担当してきた、<クリストファー・ノーラン>の弟<ジョナサン・ノーラン>が製作を手がけ、<ジョナサン・ノーラン>の妻でテレビシリーズ『ウエストワールド』のクリエイターとして知られる<リサ・ジョイ>が監督を務めています。
多くの都市が水没して水に覆われた世界。記憶に潜入し、その記憶を時空間映像として再現する「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」の「ニック」に、検察からある仕事が舞い込みます。
それは、瀕死の状態で発見された新興勢力のギャング組織の男の記憶に潜入し、組織の正体と目的をつかむというものでした。男の記憶から映し出された、事件の鍵を握る「メイ」という名の女性を追うことになった「ニック」は、次々とレミニセンスを繰り返していきますが、膨大な記憶と映像に翻弄され、やがて予測もしなかった陰謀に巻き込まれてしまいます。
「ニック」を<ヒュー・ジャックマン>、『グレイテスト・ショーマン』の<レベッカ・ファーガソン>が「メイ」を演じています。「ミッション:インポッシブル」の続編『M:I-2』の<タンディ・ニュートン>、『香港国際警察/NEW POLICE STORY』の<ダニエル・ウー>もキャストに名を連ねています。
『サラエボの花』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した<ヤスミラ・ジュバニッチ>監督が、1995年、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の中で起きた大量虐殺事件「スレブレニツァの虐殺」の全貌と、その中で家族を守ろうとした一人の女性の姿を描いた『アイダよ、何処へ』が、2021年9月17日より全国で公開されます。
国連平和維持軍の通訳として働く女性を主人公に、家族を守るため奔走する彼女の姿を通して、事件当時に何が起こっていたのか、虐殺事件の真相を描き出します。
1995年、夏。ボスニア・ヘルツェゴビナの町、スレブレニツァがセルビア人勢力によって占拠され、2万5000人に及ぶ町の住人たちが保護を求めて国連基地に集まってきます。一方、国連平和維持軍で通訳として働く「アイダ」(ヤスナ・ジュリチッチ)は、交渉の中である重要な情報を得ます。
セルビア人勢力の動きがエスカレートし、基地までも占拠しようとする中、「アイダ」は逃げてきた人々や、その中にいる夫や息子たちを守ろうとします。
第77回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門出品、第93回アカデミー国際長編映画賞ノミネートされた作品です。
『火口のふたり』 ・ 『裏アカ』などの<瀧内公美>が主演を務め、『かぞくへ』の<春本雄二郎>が監督を務め、情報化社会の抱える問題や矛盾を真正面からあぶり出していく『由宇子の天秤』が、2021年9月17日より全国で公開されます。
3年前に起きた女子高生いじめ自殺事件の真相を追う「由宇子」は、ドキュメンタリーディレクターとして、世に問うべき問題に光を当てることに信念を持ち、製作サイドと衝突することもいとわずに活動をしています。
その一方で、父が経営する学習塾を手伝い、父親の「政志」と二人三脚で幸せに生きてきました。
しかし、「政志」の思いもかけない行動により、「由宇子」は信念を揺るがす究極の選択を迫られます。
主人公「由宇子」役を<瀧内公美>、父「政志」役を<光石研>が演じるほか、<梅田誠弘>、<河合優実>が共演しています。2020年「第25回釜山国際映画祭ニューカレンツアワード受賞」、2021年「第71回ベルリン国際映画祭パノラマ部門出品」です。
<東野圭吾>のベストセラー小説『マスカレード・ナイト』を<木村拓哉>と<長澤まさみ>の共演で映画化した『マスカレード・ホテル』のシリーズ第2弾『マスカレード・ナイト』が、2021年9月17日より全国で公開されます。
前作に続き<鈴木雅之>が監督を務め原作小説のシリーズ第3作をもとに、ホテル・コルテシア東京に再び潜入した刑事「新田浩介」と優秀なホテルウーマン「山岸尚美」が難事件に挑む姿を描きます。
警察に届いた1通の匿名ファックス。その内容は、都内マンションで起きた殺人事件の犯人が、大みそかにホテル・コルテシア東京で開催されるカウントダウンパーティ「マスカレード・ナイト」に現れるというものでした。
パーティ当日、捜査のため再びフロントクラークとしてホテルに潜入した警視庁捜査一課の刑事「新田浩介」は、コンシェルジュに昇進した「山岸尚美」の協力を得て捜査を進めていきますが、500人の参加者は全員が仮装して顔を隠していました。限られた時間の中、素顔のわからない殺人犯を捕まえるべく奔走する刑事たちでした。
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