『イヴ・サンローラン』(2014年・監督: ジャリル・レスペール)の<ピエール・ニネ>主演で、旅客機墜落事故の真相究明にあたる音声分析官が航空機業界の闇を暴く『ブラックボックス 音声分析捜査』が、2022年1月21日より全国で公開されます。
ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落し、乗客乗務員316人全員が死亡。さらに、事故機のフライトレコーダー、通称「ブラックボックス」を開いた航空事故調査局の音声分析官「ポロック」が、謎の失踪を遂げてしまいます。
「ポロック」から調査を引き継いだ「マチュー」は「コックピットに男が侵入した」と記者会見で発表。乗客にイスラム過激派と思われる男がいたことが判明したことで、「マチュー」の分析は高く評価されます。「ポロック」に代わる責任者としてさらなる調査を続ける「マチュー」は、被害者の一人が夫に残した事故直前の留守電を聞きます。しかし、その音がブラックボックスに残された音と違う事実に「マチュー」は愕然とします。
主人公「マチュー」には、『イヴ・サンローラン』でセザール賞を受賞した、美しさと繊細な表現力が光る<ピエール・ニネ>、マチューの妻で新型航空機の認証機関に勤め、夫にも言えない秘密を抱える「ノエミ」に<ルー・ドゥ・ラージュ>、調査局の冷静沈着な「レニエ局長」にフランス映画界の重鎮<アンドレ・デュソリエ>が扮しています。監督は、『パーフェクトマン 完全犯罪』の<ヤン・ゴズラン>が務めています。
神戸市出身の<黒沢清>監督の『スパイの妻』、『ドライブ・マイ・カー』で第79回ゴールデングローブ賞を受賞した<濱口竜介>監督の神戸を舞台とした『ハッピーアワー』で共同脚本を務めた<野原位>(38)の劇場監督デビュー作『三度目の、正直』が、2022年1月22日より全国で公開されます。
パートナーの連れ子がカナダに留学し、寂しさを抱えていた「月島春」は公園で記憶を失くした青年と出会います。過去に流産の経験がある「春」は、青年を神からの贈り物だと信じ、青年を自身で育てたいと願います。
一方、音楽活動を続けている「春」の弟「毅」(小林勝行)は、精神の不安を抱えながら、「毅」の創作を献身的に支える妻「美香子」(出村弘美)とともに4歳の子どもを育てていました。それぞれが抱える秘めた思いが、神戸の街を舞台に交錯します。『ハッピーアワー』でも舞台となった神戸で撮影され、『ハッピーアワー』でロカルノ国際映画祭の最優秀女優賞を受賞した<川村りら>が「春」役を演じています。神戸市出身のラッパー<小林勝行>が俳優に初挑戦しています。
本日<13:00(~15:02)>より「NHK BSプレミアム」にて、1987年アメリカ製作の『原題:Good Morning, Vietnam』が、邦題『グッドモーニング、ベトナム』として、1988年10月8日より公開されました作品の放送があります。
<バリー・レビンソン>監督が、1965年、士気高揚のためサイゴンにやって来た米軍放送の実在DJ<エイドリアン・クロナウアー>の姿を通してベトナム戦争を描いています。米軍放送の人気DJ「クロンナウアー」は、マシンガン・トークとロックンロール満載の破天荒な放送で、兵士たちから大人気を得ます。ところが、彼の型破りな言動に驚いた軍上層部は放送を中止してしまいます。
まさに<ロビン・ウィリアムズ>の面目躍如といったDJの熱演は必見で、
ゴールデングローブ賞主演男優賞を獲得、アカデミー賞主演男優賞候補にもなるなど高い評価を得ました。
また、ベトナム人と触れ、戦争の冷酷さに翻弄される5ヶ月を描いたベトナム戦争ものとしては番外編に位置し、サイゴン市内におけるベトコンによる爆弾テロなどのシーンこそあるものの、交戦シーンや残酷なシーンなど、戦争映画に付き物の血なまぐさい場面が比較的少なく戦場からの視点ではない所も興味深い作品です。
<中島みゆき>が2007~2016年までに行いました、<歌旅/縁会/一会>3つの伝説ライヴより厳選された15曲で構成されました『中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー 2007~2016』が、2022年1月21日より公開されます。
「歌旅」からは『糸』・『宙 船(そらふね)』・『ファイト!』・『誕生』・『地上の星』、「縁会」からは『空と君のあいだに』・『時代』・『倒木の敗者復活戦』・『世情』・『ヘッドライト・テールライト』、「一会」からは『旅人のうた』・『命の別名』・『浅い眠り』・『麦の唄』・『ジョークにしないか』と、15曲を一挙に披露しています。
毎回チケット入手困難と言われる<中島みゆき>のライヴが、迫力の5.1chサラウンドで映画館の大スクリーンに甦り、あたかもコンサート会場の最前列にいるかのような臨場感で体感できるようです。
家族の中でただ1人の健聴者である少女の勇気が、家族やさまざまな問題を力に変えていく姿を描いた、第79回ゴールデングローブ賞(映画部門)にノミネーションされた『コーダあいのうた』が、2022年1月21日より全国で公開されます。
2014年製作のフランス映画『エール!』(監督:エリック・ラティゴ)のリメイク作品です。海の町でやさしい両親と兄と暮らす女子高校生の「ルビー」は、家族の中で1人だけ耳が聞こえます。幼い頃から家族の耳となった「ルビー」は家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていました。
新学期、合唱クラブに入部した「ルビー」の歌の才能に気づいた顧問の先生は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めますが、「 ルビー」の歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいました。家業の方が大事だと大反対する両親に、「ルビー」は自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意します。
テレビシリーズ『ロック&キー』などで注目の集まる<エミリア・ジョーンズ>が「ルビー」役を演じ、『愛は静けさの中に』(1986年・監督:ランダ・ヘインズ)のオスカー女優<マーリー・マトリン>ら、実際に聴覚障害を持つ俳優たちが「ルビー」の家族を演じています。
監督は、『タルーラ 彼女たちの事情』(2016年)の<シアン・ヘダー>が務めています。タイトルの「CODA(コーダ)」は、「Children of Deaf Adults= 〈⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども〉」のことを意味しています。
若者を中心に圧倒的支持を集める作家<F>の小説『真夜中乙女戦争』を、『弱虫ペダル』の<永瀬廉>(King&Prince)主演で実写映画化した『真夜中乙女戦争』が、2022年1月21日より全国で公開されます。
上京して1人暮らしを始めた大学生の〈私〉は、友達も恋人もできず鬱屈とした日々を送っていました。そんな中、「かくれんぼ同好会」で出会った冷酷で聡明な〈先輩〉に惹かれていきます。
さらに、圧倒的カリスマ性で他人の心を一瞬で掌握してしまう謎の男〈黒服〉との出会いにより、退屈だった〈私〉の日常は一変。始めは他愛のないイタズラを繰り返す彼らでしたが、ささやかだった反逆は次第に過激さを増し、「真夜中乙女戦争」という名の東京破壊計画へと発展していきます。
〈私〉に<永瀬廉>、〈先輩〉を『貞子』の<池田エライザ>、〈黒服〉を『アルキメデスの大戦』の<柄本佑>が演じています。監督・脚本は、『チワワちゃん』の<二宮健>が担当しています。
『岬の兄妹』の<片山慎三>監督が、<佐藤二朗>を主演に迎え、姿を消した父親と、必死に父を捜す娘の姿を描いた『さがす』が2022年1月21日より全国で公開されます。
大阪の下町に暮らす「原田智」と中学生の娘「楓」は、「指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と言う「智」の言葉を、「楓」はいつもの冗談だと聞き流していました。しかし、その翌朝、「智」が忽然と姿を消してしまいます。
警察からも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にされない中、必死に父親の行方を捜す「楓」は、とある日雇い現場の作業員に父の名前を見つけますが、その人物は父とは違う、まったく知らない若い男でした。失意に沈む中、無造作に貼りだされていた連続殺人犯の指名手配チラシが目に入った「楓」は、そこに、日雇い現場で出会ったあの若い男の顔を見つけます。
「智」役を<佐藤二郎>(52)が、『湯を沸かすほどの熱い愛』・『空白』の<伊東蒼>(16)が「楓」役を演じるほか、<清水尋也>、<森田望智>らが共演しています。
ある一組の夫婦の姿を通して、インドの中流階級に根強く残る家父長制やミソジミー(女性嫌悪、女性蔑視)を鋭く描いた『グレート・インディアン・キッチン』が、2022年1月21日より全国で公開されます。
インド本国でも女性観客の支持を得て、作品に共感した女性たちの自主的な宣伝活動によってAmazon Prime Videoで配信され、英語字幕が付いたことから多くの観客に共感の輪が広がり、国内外の映画祭への出品につながった<ジヨー・ベービ>監督の作品です。
インド、ケーララ州北部のカリカットの町で、高位カーストの男女がお見合いで結婚します。夫は由緒ある家柄の出身で、伝統的な邸宅に暮らしています。一方、中東育ちで教育もあり、モダンな生活様式になじんだ妻は、結婚して夫とその両親とが同居する家で暮らしはじめますが、台所と寝室で男たちに奉仕するだけの生活に疑問を持ち始めます。
『六月の蛇』・『冷たい熱帯魚』の<黒沢あすか>と『彼女が好きなものは』の<神尾楓珠>二人が主演する『親密な他人』の予告編が解禁されています。
『親密な他人』はコロナ禍に見舞われた東京を舞台に、行方不明になった息子「心平」の帰りを待ち続けるシングルマザーの「石川恵」と、息子の消息を知るという謎の青年「井上雄二」の関係が描かれます。
「石川恵」を<黒沢あすか>、「井上雄二」を<神尾楓珠>、「石川心平」を<上村侑>が演じたほか、<尚玄>、<佐野史郎>、<丘みつ子>がキャストに名を連ねています。<中村真夕>が監督、脚本を担当しました。
予告映像では、オレオレ詐欺に手を染める「雄二」が、「恵」をだますために近付いていく様子が映し出されています。「恵」は行くあてがない「雄二」を部屋に招き入れ、親子でもない、恋人でもない〈親密な〉関係となっていきます。
<安藤光造>が監督を務めた『灰色の壁 ─大宮ノトーリアス─』が2022年2月25日より全国で公開されますが、特報映像とあわせてポスタービジュアルが解禁となっています。
実話をもとにした本作は、平成初期の埼玉を舞台に県下一の勢力を誇った暴走族「桜神會」の総長「吉田正樹」を主人公にした物語。<奥野壮>が「正樹」を演じたほか、<奥野壮>と『仮面ライダージオウ』(2018年9月2日から2019年8月25日・テレビ朝日系列)で共演した<紺野彩夏>が正樹の妻「吉田さゆり」、<陣内孝則>が看守の「杉山」に扮しています。
特報映像には、「正樹」が誰かを殴打する場面や、少年刑務所で待ち受ける「徹底的な教育」という名の執拗な暴力、看守の「杉山」から散髪ばさみを受け取るシーンが切り取られています。「正樹」の「いつからだろう……歯車が狂い出したのは……」というモノローグも語られています。
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