罪を犯した前科者たちの更生、社会復帰を目指して奮闘する保護司の姿を描いた同名漫画『前科者』(原作・香川まさひと/作画・月島冬二)を、『あゝ、荒野』の<岸善幸>が監督を務めた『前科者』が、2022年1月28日より全国で公開されます。
<有村架純>と<森田剛>の共演で描いています。保護司を始めて3年となる「阿川佳代」は、この仕事にやりがいを感じ、さまざまな前科者のために奔走する日々を送っていました。彼女が担当する物静かな前科者の「工藤誠」は順調な更生生活を送り、「佳代」も「誠」が社会人として自立する日を楽しみにしていました。
そんな「誠」が忽然と姿を消し、ふたたび警察に追われる身となってしまいます。一方その頃、連続殺人事件が発生します。捜査が進むにつれ「佳代」の過去や、彼女が保護司という仕事を選んだ理由が次第に明らかになっていきます。
「阿川佳代」役を<有村架純>、「工藤誠」役を<森田剛>が演じるほか、<磯村勇斗>、<リリー・フランキー>、<木村多江>らが共演しています。
主人公「佳代」が新人保護司として奮闘し、成長する姿を描く連続ドラマ版『前科者 新米保護司・阿川佳代』(全6話)が2021年11月にWOWOWで放送されています。その後の公開となる映画版は、原作にないオリジナルストーリーで描かれています。
<筒井哲也>の同名コミック『ノイズ』を、『デスノート』シリーズで共演した<藤原竜也>と<松山ケンイチ>の主演で実写映画化した『ノイズ』が、2022年1月28日より全国で公開されます。
時代に取り残され過疎化に苦しむ孤島・猪狩島。島の青年「泉圭太」が生産を始めた黒イチジクが高く評価されたことで、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちに希望の兆しが見えていました。しかし、「小御坂睦雄」という男の登場によって、島の平和な日常が一変します。
「小御坂睦雄」の不審な言動に違和感を覚えた「泉圭太」と幼なじみの猟師「田辺純」、新米警察官の「守屋真一郎」の3人は「小御坂」を追い詰めていきますが、「圭太」の娘の失踪を機に誤って「小御坂」を殺してしまいます。3人はこの殺人を隠すことを決意しますが、実は「小御坂」は元受刑者のサイコキラーであり、「小御坂」の足取りを追って警察がやってきたことで、静かな島は騒然となります。
「泉圭太」役を<藤原竜也>、「田辺純」役を<松山ケンイチ>がそれぞれ演じています。監督は、『ナミヤ雑貨店の奇跡』や『ストロボ・エッジ』などの<廣木隆一>が務めています。
<藤沢周平>の短編小説を<中村梅雀>を主演とし、時代劇の名手<井上昭>が監督を務め実写化した『殺すな』が、2022年1月28日より全国で公開されます。
かつて妻を手にかけたことを悔いる浪人の「小谷善左エ門」と、同じ長屋に住む訳ありの若い男女、3人それぞれの心模様を描いています。裏店の長屋で筆づくりの内職をして生活している浪人の「小谷善左エ門」は、同じ長屋に住む船頭の「吉蔵」から、一緒に暮らす「お峯」の様子を見張るように頼まれていました。元は船宿の女将と抱え船頭だった2人は駆け落ちし、世間から身を隠すように暮らしていますが、「お峯」は退屈な日々に虚しさを感じ始めていました。
気晴らしのため川向こうへと架かる橋を渡ってみたいという「お峯」と、居場所が人に知れることを恐れて橋を渡るなという「吉蔵」でした。そんな2人の様子を、「善左エ門」はかつての自分と、自ら手にかけてしまった妻の姿に重ねあわせるのでした。
原作は、さまざまな人が行き交う江戸にかかる橋を舞台に描いた短編集『橋ものがたり』(1983年4月・新潮文庫)に収められた一編です。
「小谷善左エ門」役の<中村梅雀>のほか、「吉蔵」役の<柄本佑>、「お峯」役の<安藤サクラ>、「おはな」役に<中村玉緒>が出演しています。
「BS12 トゥエルビ」は、毎週日曜<19:00>より劇場版アニメや長編アニメに特化した番組『日曜アニメ劇場』があり、2022年1月9日(日)より、『機動戦士ガンダム00』と『機動戦士ガンダム MS IGLOO』を毎週連続で放送しています。
すでに1月9日(日)には、
19:00~「機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションI ソレスタルビーイング」
20:50~「機動戦士ガンダム MS IGLOO ー1年戦争秘録ー」#1
21:25~「機動戦士ガンダム MS IGLOO ー1年戦争秘録ー」#2
1月16日(日)には、
19:00~「機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションII エンド・オブ・ワールド」
20:50~「機動戦士ガンダム MS IGLOO ー1年戦争秘録ー」#3
21:25~「機動戦士ガンダム MS IGLOO ー黙示録0079ー」#1
が放送済みですが、本日1月23日(日)並びに今後の放送予定は、下記の作品が放送されます。
19:00~「機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションIII リターン・ザ・ワールド」
20:50~「機動戦士ガンダム MS IGLOO ー黙示録0079ー」#2
21:25~「機動戦士ガンダム MS IGLOO ー黙示録0079ー」#3
1月30日(日)
19:00~「劇場版 機動戦士ガンダム00 ーA wakening of the Trailblazerー」
21:20~「機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線」#1
2月6日(日)
20:45~「機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線」#2
20:20~「機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線」#3
今夜<19:00>より「BSフジ」にて、2018年アメリカ製作の『原題:Green Book』が、邦題『グリーンブック』として2019年3月1日より公開されました作品の放送があります。
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描き、第91回アカデミー作品賞を受賞した作品です。
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働く「トニー・リップ」は、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていました。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまった「トニー」は、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストの「ドクター・シャーリー」に運転手として雇われます。
黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとする「ドクター・シャーリー」と、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになった「トニー」。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていきます。
「トニー」役に『イースタン・プロミス』の<ビゴ・モーテンセン>、「ドクター・シャーリー」役に『ムーンライト』の<マハーシャラ・アリ>。「トニー・リップ」(本名トニー・バレロンガ)の実の息子である<ニック・バレロンガ>が製作・脚本を手がけ、父と「ドクター・シャーリー」の友情の物語を映画化しました。監督は、『メリーに首ったけ』(1998年)などコメディ映画を得意としてきたファレリー兄弟の兄<ピーター・ファレリー>。アカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞しています。
<広瀬すず>と<松坂桃李>のダブル主演作『流浪の月』が、2022年5月に公開決定しています。あわせて本作の初出しビジュアルとなるポスターが解禁されています。
<凪良ゆう>の2020年本屋大賞受賞作『流浪の月』を、デビュー以来そのエモーショナルで骨太な作風で人気を得てきた『フラガール』・『悪人』・『怒り』などの<李相日(リ・サンイル)>が映画化しています。
子供の頃に公園で出会った大学生のもとで2カ月を過ごした「家内更紗」を<広瀬すず>、帰りたがらない「更紗」を部屋に招き入れた「佐伯文」を<松坂桃李>が演じ、事件から15年後に「文」と再会してしまう更紗の現在の恋人「亮」役に<横浜流星>、癒えない心の傷を抱える「文」に寄り添う看護師「谷あゆみ」役に<多部未華子>、<趣里>、<三浦貴大>、<白鳥玉季>(子役)、<増田光桜>、<内田也哉子>、<柄本明>がキャストに名を連ねています。
ポスターには過酷な運命に翻弄され、どこか遠くを見つめる「家内更紗」と「佐伯文」の姿が取り込まれています。「元誘拐犯と、その被害女児。──許されないふたり。」とコピーが添えられ、消せない烙印を背負った2人の姿を浮かび上がらせています。
今夜<21:00>より「BS-TBS」にて、1974年イギリス製作の『原題:The Man with the Golden Gun』が、邦題『007/黄金銃を持つ男』として1974年12月14日より公開されました<ガイ・ハミルトン>監督の「007」シリーズ第9作目の放送があります。
イギリス秘密情報部に「ボンド」(ロジャー・ムーア)の番号007が刻まれた黄金の銃弾が届きます。それは「黄金銃を持つ男」の異名を持つ正体不明の殺し屋「フランシスコ・スカラマンガ」(クリストファー・リー)からの抹殺予告でした。自ら調査に乗り出した「ボンド」は「スカラマンガ」の銃から発射された黄金弾からマカオへ向かい、そこでスカラマンガの愛人、「アンドレア・アンダース」(モード・アダムス)と出会います。銃弾を送ったのは、「スカラマンガ」との関係を清算するため、「ボンド」に「スカラマンガ」を殺害させようと思いつめた「アンドレア」の偽装工作でした。
やがてボンドが別の作戦で探していた太陽光エネルギー変換装置「ソレックス・アジテーター」も「スカラマンガ」が所有していることが判明。「アンドレア」は「ソレックス・アジテーター」を持ち出して「ボンド」に渡そうと試みますが、裏切りを察知した「スカラマンガ」に殺されてしまいます。「ソレックス」を手に入れた「ボンド」はそれを助手の「メアリー・グッドナイト」(ブリット・エクランド)に預けるも、逆に拉致されてしまいます。
中国領海にある孤島へ連れ去られた「グッドナイト」を救出するべく、「ボンド」はMI6の指示によることなく単身現地へ向かいます。「スカラマンガ」は「ボンド」を島内の超電導エネルギー施設に案内し、最先端の太陽光エネルギーシステムで従来の発電システムを駆逐し荒稼ぎするという計画を披歴すると、一対一の決闘を申し出るのでした。
今夜<19:00(~21:30)>より「BS12 トゥエルビ」にて、2001年アメリカ製作の『原題:Black Hawk Down』が、邦題『ブラックホーク・ダウン』として2002年3月30日より公開されました作品の放送があります。
1993年に米軍が失敗したソマリアの将軍の捕獲作戦を、ノンフィクション小説『ブラックホーク・ダウン アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録』(マーク・ボウデン著)を原作に<リドリー・スコット>監督が映画化しました。
撮影にはロケ撮影と野外セットを駆使。モロッコの町中に、ドラマの標的となるビルを含む巨大な野外セットを4カ月かけて建築、あらゆる角度から撮影された市街戦が展開します。
泥沼化する内戦を鎮圧するためソマリアに兵士を派遣したアメリカ。なかなか収束しない内戦に焦り始めた<クリントン>政権は、10月3日、ついに敵対する<アディード>政権の本拠地への奇襲作戦を決行するため特殊部隊を投入しました。作戦はものの1時間足らずで終了するはずでしたが、敵の思わぬ逆襲に遭い、ヘリコプター〈ブラックホーク〉が撃墜されてしまい、敵の最前線で孤立する兵士たち。やがて、救助に向かった2機目も撃墜されてしまいます。その間にも、兵士たちは必死に応戦しますが、一人また一人と仲間が倒れていきます。
エンドロールでは、<クリントン>大統領(当時)がソマリアからの撤退を決めたことなどの顛末が語られ、この作戦で戦死した米軍兵士の名前が挙げられています。
<ジョシュ・ハートネット>、<ユアン・マクレガー>、<トム・サイズモア>、<エリック・バナ>、<サム・シェパード>らが出演しています。
本日深夜<2:15>より「カンテレ」にて、2012年アメリカ製作の『原題:World War Z』が、邦題『ワールド・ウォーZ』として2013年8月10日より公開されました作品の放送があります。
<マックス・ブルックス>の小説『World War Z』を、実写化したパニック大作です。人間を凶暴化させる未知のウイルスの感染原因を解き明かそうと、感染者と非感染者の死闘が繰り広げられる世界各地を駆ける元国連捜査官の姿を、息詰まるタッチで描いています。
<ブラッド・ピット>が主人公に扮し、製作も兼任。監督は『007/慰めの報酬』などの<マーク・フォースター>が監督を務めています。無数の感染者が群がって生じた巨大人柱が防壁を越えようとするなど、圧倒的映像場面が印象的な作品です。
元国連捜査官の「ジェリー」(ブラッド・ピット)と家族の乗った車が、渋滞につかまっていました。すると、前方で爆発音が聞こえ、トレーラーが無数の車をはじき飛ばしてクラッシュし、パニック状態の群衆が通りになだれ込んできます。そのただならぬ状態から家族を守ろうと、妻子を連れて逃げる「ジェリー」でしたが、やがて、彼は人間を凶暴化させる未知のウイルスが猛スピードかつ世界的規模で感染拡大しているのを知ります。そんな中、元国連職員の技能と知識を買われた「ジェリー」は、各国を回ってウイルスの感染原因を突き止めるよう依頼されます。
本日<18:30>より「BSテレ東」にて、1975年8月2日より公開されました<山田洋次>監督の『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』が放送されます。
『男はつらいよ』シリーズ15作目になります。旅から旅へ渡り歩く香具師の「寅さん」と故郷・柴又の人々との心のふれあいを描き、今回は11作目『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』に次いで<浅丘ルリ子>がシリーズ二度目のゲスト出演しています。
「寅次郎」と「松岡リリー」(浅丘ルリ子)の結婚話で「とらや」の面々が振り回されるさまを描いちます。相変わらず全国を旅して回るフーテンの「寅さん」。東北のとある田舎町で会社も家族も捨て、蒸発した変わった中年男の兵頭(船越英二)と出会います。心配した「寅さん」は男の家族と連絡をとりつつ、二人旅へ。と、そんなある日、函館で寅は偶然「リリー」と2年ぶりの再会をします。ドサ回りの歌手に戻った「リリー」を加えた3人は楽しい旅を続けますが、「寅さん」は「リリー」とケンカ別れをしてしまいます。
〈パパさん〉こと「兵頭」が持ってきたメロンを巡ってのひと悶着は「メロン騒動」として語り継がれ、「リリー」とケンカした「寅さん」が、雨の降る柴又駅に「リリー」を出向かいに行く、タイトルにもなっています「相合い傘」シーンは、シリーズ屈指の名場面です。
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