14日午前の東京株式市場で日経平均株価は乱高下の値動きでしたが続伸し、前日比74円49銭(0.23%)高の3万2493円82銭で前場を終えています。前日の米ハイテク株高を受け、東京市場でも主力の半導体関連に買いが優勢となりました。寄り付き直後に上げ幅は一時300円を超え「3万2780円63銭」の高値を付け、「3万2225円37銭」の安値まで値を下げています。
前日の米株式市場でハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、1万4000を超え2022年4月以来の高値を付けました。米インフレの鈍化観測が支えとなっており、東京市場にも買いが波及しています。
市場では今後本格化する主要企業の決算発表を控え、「企業の業績拡大期待が強まっている」との見方があり、株買いを促すとして意識されている面も出ていますが、日銀の政策修正観測を背景に外国為替市場で円高・ドル安が進み「1ドル=137円台半ば」となり、海外短期筋から株価指数先物に断続的な売りが出ました。
終値は小反落し、前日比28円07銭(0.087%)安の3万2391円26銭で終えています。
13日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続伸で始まりました。13日朝発表の6月の米卸売物価指数(PPI)の上昇率が市場予想を下回りました。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長引くとの観測が一段と後退し、買いを誘っています。
(PPI)は前月比の伸びが(0.1%)と5月(0.4%下落)から上昇に転じたものの、市場予想(0.2%)は下回りました。前年同月比の上昇率は(0.1%)と2020年8月以来の低さでした。12日発表の米消費者物価指数(CPI)もインフレ鈍化を示しており、(FRB)が7月を最後に利上げを停止するとの見方が広まっています。
(PPI)を受けて米長期金利は一時前日比(0.07%)低い(3.79%)に低下し、金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは(4.62%)とほぼ1カ月ぶりの低水準を付ける場面がありました。
終値は4営業日続伸し、前日比47ドル71セント(0.1%)高の3万4395ドル14セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続伸して、前日比219.607ポイント(1.58%)高の1万4138.570でした。1万4000を回復し、2022年4月以来の高値を付けています。
13日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比413円11銭(1.29%)高の3万2357円04銭で前場を終えています。前日の米株高を好感し、幅広い銘柄に買いが入りました。朝方は上値の重い場面があり「3万1952円98銭」の安値を付けていますが、ハイテク関連やグロース(成長)株高がけん引し、日経平均は上げ幅を広げています。
米利上げの長期化懸念の和らぎが日本株の買いに波及しました。12日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸し、前日比(0.25%)高の「3万4347ドル43セント」で終えています。6月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回りました。
終値は大幅に反発し、前日比475円40銭(1.49%)高の3万2419円33銭で終えています。
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日続伸して始まりました。朝発表の6月の消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回っています。インフレ抑制のための米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化することへの警戒が和らぎ、景気敏感株やハイテク株に買いが先行しています。
6月の(CPI)は前年同月比の上昇率が(3.0%)と、5月(4.0%)から鈍化し、2021年3月以来の低い伸びとなりました。市場予想(3.1%)も下まわりました。エネルギーと食品を除くコア指数も(4.8%)と、市場予想(5.0%)に届いていません。コア指数は前月比の伸びも(0.2%)と、市場予想(0.3%)と前月(0.4%)を下回っています。
(CPI)が市場予想ほど上昇しなかったため、(FRB)の利上げが長引くことへの懸念が後退しています。米債券市場では、長期金利が一時前日比(0.09%)低い(3.88%)に低下しています。金利の低下で相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株が買われています。
終値は3営業日続伸し、前日比86ドル01セント(0.25%)高の3万4347ドル43セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日続伸し、前日比158.264ポイント(1.15%)高の1万3918.963でした。
12日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比245円71銭(0.76%)安の3万1957円86銭で前場を終えています。東京外国為替市場で円相場が「1ドル=139円」台と1カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけ、輸出関連株の売りを促しました。
日経平均の下げ幅は一時400円を超え「3万1791円71銭」の安値をつけています。日銀が27~28日の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を中心とした大規模な金融緩和策を見直すとの観測が一部海外勢を中心に強まっています。海外投機筋が株価指数先物を売る動きが活発化したとの見方がありました。
12日午前、防衛省が北朝鮮が午前9時59分ごろに北朝鮮内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルを東方向に発射したと発表したことも投資家心理の重荷となっています。
終値は反落し、前日比259円64銭(0.81%)安の3万1943円93銭で終えています。日経平均が終値で3万2000円を割り込むのは(6月8日)「3万1641円27銭」以来ほぼ1カ月ぶりになりました。
11日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。12日の6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、個別の取引材料がある銘柄を中心に買いが入っています。
12日朝に6月の米(CPI)が発表されます。市場予想ではエネルギー・食品を除くコア指数が前月比で(0.3%上昇)すると予想されています。5月の(0.4%上昇)から伸びが鈍化するとみられています。市場では米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの観測が強いなか、指数の伸びが鈍化すれば過度な警戒が後退するとの見方が株式相場では一定の支えとなっています。
終値は続伸し、前日比317ドル02セント(0.93%)高の3万4261ドル42セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比75.218ポイント(0.55%)高の1万3760.699でした。
11日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比90円15銭(0.28%)高の3万2279円88銭でした。日経平均は前日までに5営業日続落していたとあって、前日の米株式相場の上昇を受けた買いが優勢でした。上げ幅は一時270円超え「3万2468円70銭」の高値を付けていますが、外国為替市場での円高・ドル安も重荷となり、次第に伸び悩んでいます。
このところ国内株式相場の重荷となっていた上場投資信託(ETF)の分配金拠出に伴う売りが前日までに一巡したとの見方が、日本株の買い安心感につながったようです。
半面、11日午前の円相場が「1ドル=141円」近辺まで上昇し、輸出採算が悪化するとの懸念から輸出関連株が売りに押されました。相場全体の先高観が足元で後退しているなか、戻り待ちの売りを急ぐ動きも目立っています。
終値は小幅ながら6営業日ぶりに反発し、大引けは前日比13円84銭(0.04%)高の3万2203円57銭でした。
10日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。ダウ平均株価は前週に週間で672ドル下げ、主力銘柄の一角には自律反発を期待した買いが入っています。一方、米金融引き締めの長期化観測は株式相場の重荷となっています。
前週末発表の6月の米雇用統計で雇用者数の増加幅は縮小したものの、平均時給の伸び率は市場予想を上回りました。労働需給の引き締まりを背景に賃金上昇圧力が高まった状態が続き、米連邦準備理事会(FRB)が7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを再開するとの観測を強めています。
今週は12日に6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えています。エネルギーと食品を除くコア指数が高止まりを示すとの見方が多く、先行きの米金融政策を見極めるうえで注目されています。14日には複数の銀行が2023年4~6月期決算を発表する予定です。
終値は4営業日ぶりに反発し、前週末比209ドル52セント(0.6%)高の3万3944ドル40セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発した。前週末比24.765ポイント(0.2%)高の1万3685.481でした。
10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前週末比214円54銭(0.66%)安の3万2173円88銭で前場を終えています。前週末7日の米株安や米金融引き締め長期化を意識し、株価指数先物に売りが出ました。足元の外国為替市場での円高・ドル安傾向も重荷となりました。
日経平均の下げ幅は一時300円を超え「3万2082円94銭」の安値を付けています。7日発表されました6月の米雇用統計は平均時給の伸びが続き、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長引くとの見方が強まりました。米長期金利の上昇からバリュエーション(投資尺度)面で割高感の強まった値がさのハイテク株に売りが出ています。
円高・ドル安が「1ドル=142円台」まで進んだことから輸出関連株の採算改善期待がやや後退し、自動車株などが軟調でした。前週末まで日経平均は直近の4営業日で1300円超下落したことから、朝方は自律反発狙いの買いが入り170円高となりましたが、上値では利益確定売りが出ています。
終値5営業日続落し、前週末比198円69銭(0.61%)安の3万2189円73銭で終えています。
7日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日続落して始まりました。朝方に発表されました6月の米雇用統計では時給の伸びが鈍らず、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの市場の警戒を和らげるほどの内容ではありませんでした。引き締めの継続による米景気への影響も懸念され、株式相場の重荷となっています。
6月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比「20万9000人」増えています。市場予想(24万人増)に届きませんでした。4月と5月の増加幅も下方修正されています。一方、平均時給の伸び率は前月比(0.36%)と、市場予想(0.3%)を上回りました。賃金との連動性が高いとされるサービスインフレの鈍化に時間がかかると受け止められ、市場では(FRB)が年内に2回の利上げをするとの警戒が一段と高まっています。
米債券市場では長期金利が上がり、米10年債利回りは一時(4.08%)台まで上げ幅を広げ、金利の上昇で割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株に売りが出ています。
終値は3営業日続落し、前日比187ドル38セント(0.55%)安の3万3734ドル88セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日続落し、前日比18.327ポイント(0.13%)安の1万3660.716でした。
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