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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(268)榎の葉の上に【エノキワタアブラムシ】

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白い灰がフワフワと舞うように、風に身を任せるように飛んでいるのが【エノキワタアブラムシ】で、体長2ミリほどしかなく、知らなければ綿ぼこりだと見間違えそうな姿をしています。

カメムシ目(半翅目)アブラムシ科の昆虫で、約50種ほどが分類されています。
俗に言う「ワタムシ(綿虫)」で、白腺物質を分泌する線があり、体全体が綿で包まれたような形態で、地方により「ユキンコ」・「しろばんば」・「寸取り虫」などと呼ばれています。

北海道では、同じ仲間である「トドノネオワタムシ」が主流で、通称「ユキムシ(雪虫)」と呼ばれ、雪が降る前触れを知らせる虫として有名です。

「リンゴワタムシ」や「ナシワタムシ」、「ケヤキワタムシ」など樹木の名称が付くモノが多いのですが、害虫ですので喜ばれる昆虫ではありません。
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ファルコン昆虫記(267)ヨモギの葉の上に【ヤミイロカニグモ】

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網を張らずに、葉の上で小さな昆虫を捕食する【ヤミイロカニグモ】が、ヨモギの葉の上で活動していました。

クモ目カニグモ科カニグモ属に分類されている「蜘蛛」ですが、体長は1センチにもなりません。

おむすび型の腹部が蟹の甲羅に似ている所からの名称かとおもっておりましたが、第一脚と第二脚が長く、この二脚を広げながら横に歩く姿から「カニグモ」の名がつけられています。

「ヤミイロ」との名称が付いていますが、オスの体色の黒色から命名されたようで、メスは写真のように褐色の色合いをしています。

腹部には横に二本の波線らしき筋が入っており、背面のへこんだような窪みも特徴的です。
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ファルコン昆虫記(266)同定できない(14)<チョウ目の幼虫>(6)

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なんとも悩ましい、体長35ミリほどの「毛虫」と遭遇いたしました。
体は細いのですが、長い毛をひろげ、特にお尻側の毛はかなり眺めです。頭部が赤朱色で、目に似た「ハ」の字型の紋様が入り、背中には赤色の疣状の突起が並んでいる特徴があります。

長い毛がありますので、ドクガ科・ヒトリガ科・カレハガ科当たりの幼虫だと考えていますが、この赤朱色の頭部の幼虫を探すことができませんでした。

顔の「ハ」の字の紋様と背中の突起で、ドクガ科の 「マイマイガ」 に近い種だと考えています。

ドクガ科の幼虫の背中には毒針毛がり、蛹にもこれが付着しています。
成虫にも毒針毛が付着しているため、成虫に触ると毛が刺さりますので要注意でが、「マイマイガ」の幼虫は、1齢幼虫の時期にしか毒針毛を持ちません。

赤朱色の目立つ色ですから、他の外敵も「毒」があることを学習しやすいかなと眺めておりました。
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ファルコン昆虫記(265)同定できない(13)<チョウ目の幼虫>(5)

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笹の葉の上にいました体色が白色の幼虫ですが、どの成虫の幼虫なのか同定できませんでした。
白色の幼虫は何種類かおりますが、体全体が白一色は分かりませんでした。

クリックして大きな画面で見ていただければ、体表面の鮮やかな紋様が見て取れます。

頭部まで乳白色で、体長50ミリを超えており終齢幼虫と見たのですが、とてもきれいな幼虫です。
ぜがひとも成虫を見つけたいと考え、体表の白色から羽化後も白色の「蝶」や「蛾」から逆に調べてみたのですが、該当するものを見つけることは出来ませんでした。

外敵から身を守るために、普通の幼虫は長い毛や独特の色彩で体表を飾っていますが、この幼虫は実にシンプルで、目立つ白色に驚いてしまいます。

後記 : チョウ目(鱗翅目)ヤガ科ヨウトウガ亜科の「チャイロキリバ」の幼虫でした。
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ファルコン昆虫記(264)コバンソウの実に【ウリハムシ】

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せわしく飛び回る小さな昆虫が、 「コバンソウ(小判草)」 の実にとまりました。
体長7ミリほどの【ウリハムシ(瓜葉虫)】でした。

コウチュウ目(鞘翅目)ハムシ科ウリハムシ属の一種で、別名「ウリバエ」と呼ばれています。

頭部はやや幅が狭く、胸部はそれよりも若干幅が広めで、胸部には深い横溝が入ります。
全身が黄金色で、腹部と脚は黒色をしています。
成虫で浅い土の中で越冬をして、春になりますとキュウリやカラスウリなどのウリ科の苗に飛来し、周囲の土の表面や浅い土中に産卵を行います。

幼虫はウリ科の根を食べ、また地上にできる実を食べる場合もあり、食害虫です。
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ファルコン昆虫記(263)茎にしか見えない【ナナフシモドキ】

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本当に緑の細い茎そのものかと見間違えてしまう、【ナナフシモドキ(七節擬)】を見つけました。

ナナフシ目ナナフシ科ナナフシ亜科の草食性の昆虫で、体長80ミリほどでした。
日中はじっとしてあまり動かずに枝や茎になりきり、夜間に広葉樹などの葉を食べています。

本種の「ナナフシ」なのになぜモドキがつくのかは、「ナナフシ(枝)」に「似せている=モドキ」という意味での名称で、緑型と褐色型に分類されます。

【ナナフシモドキ】は、単為生殖を行い、オスが生まれるのは非常にまれで、過去に数匹しか確認されていません。

シャクガ科の幼虫 「尺取り虫」 なども枝のように擬態しますが、このナナフシ科も代表的な擬態種です。
「カマキリ」は、獲物に見つからないように偽装した体型と体色ですが、「ナナフシ」は自分の身を守るためのカモフラージュです。
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ファルコン昆虫記(263)翅の裏は茶褐色・表は黒色【ホシミスジ】(2)

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翅を数回はばたかせて、しばらくは翅を広げたままの姿で滑空する飛び方を繰り返す、独特の飛び方をしています。
「蝶」は翅をたたんで止まり、「蛾」は翅を広げて止まるとよく言われていますが、この【ホシミスジ(星三條)】は、止まっているときは翅を広げていることが多い「蝶」で、開張60ミリ前後です。

チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科ミスジチョウ属で、タテハチョウ科の特徴として、脚は退化して4本しかありません。 ( 「テングチョウ」 も、タテハチョウ科です )

地面に翅を広げて止まっていますが、この状態から羽ばたかずに滑空するというイチモンジショウ亜科独特の飛行形態は、驚かざるを得ません。

和名の【ホシミスジ】は、後ろ翅の裏側にある黒い点を星に見立て、表側の翅に白い紋が三條(ミスジ)入るところから名づけられています。
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ファルコン昆虫記(262)淡黄緑色の体色【アトジロエダシャク】の幼虫

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なぜか今年は「尺取り虫」さんとよく遭遇しましたが、そろそろ目にするのも終わりかとおもいます。
幸いなことに、最後は名称が分かる幼虫の登場でひと安心しました。

チョウ目(鱗翅目)シャクガ科エダシャク亜科の「蛾」である、【アトジロエダシャク】の終齢幼虫で、体長は50ミリほどありました。
幼虫は広食性で、ブナ科・ニレ科・バラ科・カエデ科などの葉を食草としています。

成虫はステルス型の翅形で、前翅は茶褐色、黒糸で細い内・外横線が入っています。

「尺取り虫」独特の動き方で、きれいな淡黄緑色の体色と合わせ、観察していて見飽きません。
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ファルコン昆虫記(261)同定できない(12)<チョウ目の幼虫>(4)

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この時期、「ナニワイバラ」の白い花弁も散り落ちていますが、枝に沿うように休憩中の「尺取り虫」さんを見つけました。

「尺取り虫」ですので、チョウ目(鱗翅目)シャクガ科の幼虫だとまでは分かりますが、それ以降の成虫の名称が同定できません。

スマートな体型に淡い黄色の側線が入り、また気門の箇所が黒くなる姿に、判別は容易だろうと考えていたのですが、甘い考えでした。

シャクガ科の既知種としては約800種ありますので、この先のどこかで同定できることを期待して、記録として留めておきます。
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ファルコン昆虫記(260)木の枝にそっくりな【ハスオビエダシャク】の幼虫

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本物の樹木の中にいますと、枝の形そのままに擬態しており、また保護色ですので見分けがつかない【ハスオビエダシャク】の幼虫です。
<尾脚>で体を支持し、枝に成りきって動かないでいる姿は、見ていて愛嬌を感じます。

チョウ目(鱗翅目)シャクガ科エダシャク亜科の「尺取り虫」です。

成虫は淡い肌色の翅で、前翅に「八」の字型に斜め(ハス)に帯が入る所から、和名が付けられていますが、帯も途切れた点々状であったりと、個体変異が多く見受けられます。

なぜか今年は、シャクガ科の幼虫である「尺取り虫」がよく目につくようで、自然環境の何らかの変化が進んでいるのかもしれません。
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