昨日、ブログル仲間の<天使>様が「クマゼミ」の写真をアップされていました。
神戸も、一日遅れですが、散策する山道で数個の<空蝉>を見つけました。
まだ「シャンシャン・・・」と鳴く「クマゼミ」にの合唱は聞かれませんが、これからが楽しみです。
ぽつぽつと地面に空いた穴を見ますと、まだ7年前には蝉がいた証拠なんだと感動を覚えてしまいます。
飛び方は敏捷で飛翔力も高く、花や樹木の回りを目まぐるしく飛び交う【アオスジアゲハ(青条揚羽)】です。
チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類され、成虫は5~10月頃に活動、年3~4回発生し、蛹の形で越冬します。
蛹はクスノキの葉に似せた形状で、一般的なアゲハと異なり、幹ではなく葉に蛹を形成します。
翅は黒色で、前翅と後翅に青緑色の帯があり、この帯には鱗粉がなく、鮮やかなパステルに輝いています。
「ランタナ」の花に寄りましても、なかなか留まってはくれません。
また、吸蜜行為中もせわしく前翅をはばたかせていましたが、なんとか一枚写し撮れました。
一般的には、「ダンゴムシ」と呼び習わされている【オカダンゴムシ(岡団子虫)】です。
ワラジムシ目(等脚目)オカダンゴムシ科オカダンゴムシ属に分類され、陸生で刺激を受けると体を丸めて球形になる習性を持っています。
落ち葉や雑草、動物の死骸などを餌として、自然界の分解の手助けをしているお掃除屋さんです。
頭部(写真左側)に1対の触角を持ち、胸部には7対の歩脚があり、腹部は6節から形成されています。
【オカダンゴムシ】は世界中に分布しており、人家周辺や庭先、畑などに生息しています。
日本には明治時代に船の積み荷と共に渡来したという説が有力で、日本古来の「コシビロダンゴムシ」は乾燥に弱く森林しか生息できないため、この【オカダンゴムシ】が席巻して繁殖しています。
りっぱに伸びた「ゴーヤ」のカーテンを眺めておりましたら、【モンシロチョウ(紋白蝶)】が飛んできました。
黄色い花は、数個咲いているのですが、近付きますとしばらくは周辺を周回して、また同じ花にとまり、【モンシロチョウ】からみればおいしい花が分かるようです。
チョウ目(鱗翅目)シロチョウ科モンシロチョウ属に分類されていますが、幼虫はアブラナ科の<キャベツ・ダイコン・アブラナ>などを食草としています。
成虫は花の蜜ならどの花でもいいようで、(7)回目となる登場回数ですが、今迄に<ヒナギク・ナズナ・ヒャクニチソウ・キンギョソウ・マツバウンラン・ブルーサルビア>の蜜を吸っているところを写してきました。
「ゴーヤ」は別名「ニガウリ」とあるように、苦みのある実が特徴ですが、受粉に引き寄せる蜜の味は、きっと甘いのでしょうねぇ。
東アジアの温暖な地域と熱帯地域に分布しています、チョウ目(鱗翅目)シロチョウ科キチョウ属に分類されており、表翅の先端(褄部)が黒色をしています。
成虫は羽化した個体が5月頃より活動、年3~4回発生を繰り返しながら11月頃まで見られ、そのまま成虫で越冬をして翌年に産卵します。
活動時期が長いためか、夏型と秋型があり、保護色なのか秋型は茶色系の色合いになります。
「キチョウ」はマメ科の植物を幅広く食草としていますが、この【ツマグロキチョウ(褄黒黄蝶)】の幼虫は、「カワラケツメイ(河原決明)」という植物しか食べませんので、全国的に絶滅危惧種で、おそらく関東では見かけることは出来ません。
「モンキチョウ」 よりも小さくて「ヤマトシジミ」程度の大きさ、「キチョウ」にある翅裏の茶褐色の斑点もありませんので、【ツマグロキチョウ】と同定しました。
先程紹介した 「ボタンクサギ」 を撮影していましたら、一匹の蠅が吸蜜行為に飛んできました。
胸部の背面が「ミドリイロ」をしている【ミドリイエバエ】で、ハエ目(双翅目)イエバエ科ミドリイエバエ属に分類され、日本には科として約250種が記録されています。
イエバエ科の体色は、黄色・黒色・褐色などの種が多く、ミドリイエバエ属やセスジミドリバエ属などでは、金緑色・青色・紫色の体色があります。
成虫は日中に活動し、食性はさまざまで、花の蜜を摂取する種、小さな昆虫を捕食する種、「サシバエ」のように吸血する種と多彩です。
一般的に「蝶」は翅を立ててとまりますので、なかなか自然の状態で表側を写す機会は訪れてくれません。
開張30ミリほどの小さな【ヤマトシジミ(大和小灰蝶)】は、翅の裏側の黒い斑点模様から比べますと表側は随分と地味で、メスは写真のように茶褐色、オスは青藍色をしています。
どのような時に翅を広げるのかが分かれば、また撮影の機会が増えるとおもいますが、これだけは「蝶」に訊かなければ分かりません。
登場回数も重ねてきている【シジミチョウ】ですが、ヒラヒラと舞う姿をみかけますと、つい追いかけてしまいます。
明け方までの雨も上がり、天気回復気味の神戸です。
さっそく活動を始めた、名前通り非常にせわしく飛翔する【マイマイガ(舞舞蛾)】ですが、さすがに疲れたのか休憩のためにとまりました。
動きの速い茶褐色の飛翔を見つけますと、たいがいがこの【マイマイガ】か 「テングチョウ」 のようです。
幼虫の姿は個体差がなくすぐに分かりますが、成虫になりますと、翅に入る茶褐色の紋様に個体差が出るのか微妙に違っているようです。
紋様ひとつで種類が変わる場合もあり、「別の種類かな」とも考えたりしますが、特徴からしますと【マイマイガ】のオスの同定で間違いはないとみています。
食草である笹の葉の上に、【ヒナバッタ(雛飛蝗)】が日光浴をしていました。
写真はメスですが、体長30ミリ弱しかなく、オスは20ミリ前後と、名称通り小さなバッタです。
近付きますとすぐに感知し、敏感かつ敏捷に飛び跳ねて陽そうしてしまい、草むらの中に身を隠してしまいます。
瓦の土手や山地の草原など、灌木や藪に近接した場所を好んで生息している感じで、日光浴がすきなのかお昼間に葉の上などでじっとしている感じで佇んでいます。
体色は褐色を基本としており、濃い色の斑紋がありますが個体差があり、昨年とは違った模様の【ヒナバッタ】でした。
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体長15ミリ前後と「カメムシ」の中では大きく、重量感を感じさせるカメムシ目(半翅目)ノコギリカメムシ科の【ノコギリカメムシ(鋸亀虫)】が、なんとわたしの左手にとまりました。
体色は黒褐色で、腹部には赤銅色の光沢を持ち、頭部はシャベル状に突き出し、頭頂部はへこんでいます。
触角は4節で先端1節が橙色をしており、前胸背前縁と縁線に、尖った三角形の突起がでています。
名称の由来は、腹部側縁が鋸歯状にギザギザしているところから名づけられました。
成虫は保護色らしい体色で、朽ち木の樹皮の下や枯葉の下などで越冬します。
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