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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(357)メランポジュームの葉に【ヤマトシジミ】(19)

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先程紹介した 「メランポジューム」 の花壇で花の写真を撮っておりましたら、運良く【ヤマトシジミ(大和小灰蝶)】が飛んできました。

暑い日差しを避けるように、葉の木陰でしばし休憩のようです。

全体的に黄色っぽい色合いになる「メランポジューム」の植え込みですが、【ヤマトシジミ】の翅の色もやや黄味がかっているように見えます。

花の吸い蜜行動に移るかなと眺めていたのですが、珍しくじっとしておりました。
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ファルコン昆虫記(356)イヌビユの葉の上に【シロオビノメイガ】(2)

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翅を広げた開張でも20ミリ前後の小さな「蛾」ですので、草むらなどの葉にとまっていますと、つい見逃してしまいます。

チョウ目(鱗翅目)ツトガ科ノメイガ亜科の昆虫で、人家周辺でも見受けられる普通種で、年に5~6回の発生、成虫は6月ごろから現れ、11月頃まで活動をしています。

【シロオビノメイガ(白帯野螟蛾)】は名称通り、濃褐色に白い帯が横に入った模様ですので、見ればすぐに分かります。

成虫は花の蜜を餌としていますが、幼虫は草食性で「ホウレンソウ」・「ホウキグサ」・「アカザ」・「ケイトウ」・「ダリア」等幅広い食性を持っています。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(355)網戸にとまる(20)同定できない〈迷宮の蛾〉(5)

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体長4ミリ弱の昆虫が、網戸に飛来しました。
小さな昆虫ですので 「ショウジョバエ」 かなと思いましたが、ハエ亜目=短角亜目ということで、こちらは触角が長くありませんので無条件に除外です。

色合いと形状から、チョウ目(鱗翅目)ハマキガ科の<蛾>で、体長が小さいので「ヒメハマキガ亜科」とあたりを付け、調べてみましたが同定は出来ませんでした。

現在日本で分類されている「蝶」は約260種ですが、<蛾>とのなると確認されている種だけで5000種以上あり、植物害虫などの<蛾>は研究が進んでいるようですが、未確認も多い分野です。

あたりを付けた科や属が違いますと、これは永遠に探せそうもなく、後日のために記録として残しておきます。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(354)雨に濡れた笹の葉に【ニシキリギリス】(6)

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連日の雨で、蝶や昆虫さんとも遭遇ができませんでした。
時期的に最盛期をすぎたのか長雨の影響か、 「クマゼミ」 の鳴き声を聞くこともなく、ここ二三日は「ツクツクホウシ」が頑張って鳴いています。

雨に濡れた笹の葉の上に、今朝がた【ニシキリギリス】を見つけて、うれしくなりました。

きっと連日の長雨で、草むらの中でじっとしていたと思いますが、これからまだまだ元気な鳴き声を聞かせてほしいものです。

葉に隠れて尾端が見えませんので、オスかメスかが分かりませんが、久々の雨上がり、美味しいごちそうに巡り合えればいいなと眺めておりました。
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ファルコン昆虫記(353)学名は<芸者>【アオバハゴロモ】

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野外や雑木林などに生息し、「ウンカ」や「ヨコバイ」よりも大きく、体長は翅を含めて10ミリ前後の【アオバハゴロモ(青羽羽衣)】です。

カメムシ目(半翅目)アオバハゴロモ科アオバハゴロモ属の昆虫で、ミカン類やクワ・チャなどから樹液を吸い取る吸汁性ですから、大量に発生しますと害虫とみなされることもあります。

触角は短く、前翅は幅の広い三角形で薄緑色をしており、後翅の縁が薄赤色です。
ゆっくりと歩き、捕まえようとしますとピョコンと跳ねてそのまま飛び去ります。

学名は「Geisha disutinctissima(WALKER 1858)」と付けられ、これは前翅の薄緑色や縁の薄赤色、後翅の乳白色の美しい配色を<芸者>に見立てて名付けられました。
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ファルコン昆虫記(352)オシロイバナの葉の上に【イチモンジセセリ】(8)

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「オシロイバナ」の 絞り模様の観察 を続けていますが、期待していた場所が刈り取られており、今年は絞り模様の数がなかなか増やすことが出来ません。

数少ない「オシロイバナ」の採集場所で、【イチモンジセセリ】が後翅を広げて休憩しておりました。

蝶にしては翅に付く筋肉が多いので腹部が太く、羽ばたきと飛翔は敏捷で、色合いも茶褐色な地味な色をしていますので「蛾」と間違われやすい蝶です。
蝶の触角は棍棒場が多いのですが、先端が鉤状に尖り、後方に反り返っています。

この時期、夕方5時頃から「オシロイバナ」は開花しますが、昼行性と夜行性の中間の「セセリチョウ」科がよく飛翔する時間帯でもあります。
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ファルコン昆虫記(351)網戸にとまる(19)同定できない〈迷宮の蛾〉(4)

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しばらく前に撮影していましたが、名称を確かめるべくフォルダーに入れ、時間がある都度に同定作業をしておりましたが、諦めました。

網目4コマ分ということで、体長はわずか6ミリの<蛾>です。

触角、頭部回り、翅形状から「ハマキガ科」の<蛾>だと判断しています。
その中でも「ハマキガ亜科」、もしくは小さな体長から「ヒメハマキガ亜科」かなと見ているのですが、該当する特徴を見つけることは出来ませんでした。

蝶に比べて<蛾>は圧倒的に種類が多く、また研究者の少ない分野ですので、趣味程度の世界では同定は難しい作業です。
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ファルコン昆虫記(350)コンクリートの壁に【ヒサマツムシヒキ】(2)

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以前に、「カタバミ」の葉の上で獲物を待ち受けているオスの 【ヒサマツムシヒキ】のオス を紹介しました。

今回は運良くメスの【ヒサマツムシヒキ】を、見つけることができました。
ハエ目(双翅目)ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科の昆虫です。

腹部先端の<ゲニタリア(交尾器)>が細長く、この部分の形状でメスだと同定できます。

ムシヒキアブ科の昆虫は、 「シオヤアブ」 などもそうですが、捕獲した獲物の体液を吸い取る獰猛性のためか、割と近付いても逃げることなくじっとしている印象が残ります。
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ファルコン昆虫記(349)ハスの蕾の上に雄の【シオカラトンボ】(3)

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どちらかといえば、開けた環境を好む【シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)】で、オスは縄張り意識が強く、常に警戒心を怠りません。

成熟した【シカラトンボ】の体色は塩を吹いたように白くなりますので、見た目にオスだとすぐに分かりますが、複眼もオスは「水色」でメスは「緑色」をしています。

交尾は草や地面の上で行われますが、他のトンボや人が近寄りますと、すぐに合体のまま移動してしまい、多くの昆虫のようにじっとしていません。

交尾後も他のオスがメスに近寄らないように監視体制を維持し、自分の縄張りをにらんでいます。
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ファルコン昆虫記(348)コホウネの花に【オオシオカラトンボ】

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ファルコン昆虫記(348)コホ...
先程紹介した 「コホウネ(河骨)」 の黄色い花が右上に映っていますが、その横の葉に【オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)】がとまっていました。

トンボ目トンボ科シオカラトンボ属に分類され、日本国内では 「シオヤトンボ(日本固有亜種) ・ 「シオカラトンボ」 を含めて9種が生息しています。

<オス>は「シオカラトンボ」と同様に、成熟しますと胸部から腹部前部にかけて灰白色になりますが、写真は背面が黄色くて<メス>です。

「シオカラトンボ」とよく似ていますが体長50~60ミリと少し大きく、「シオカラトンボ」の複眼は<オス>が「水色」・<メス>が「緑色」ですが、本種は黒褐色をしており、また「シオカラトンボ」は胸部から下が急に細くなりますが、本種は尾の先までほぼ同じ太さです。

<メス>は<本土型・琉球列島型・八重山型>と顕著な特徴があり、本土型は写真のように腹部第7~10節が黒色をしています。
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