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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(380)徘徊性の蜘蛛【アシダカグモ】

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人家に生息する大型の蜘蛛で、アシダカクモ科アシダカクモ属の徘徊性の蜘蛛としては日本最大です。かわいそうなことに、右側の脚が一本欠けていました。

網を張らずに歩きまわりゴキブリやハエ、小さなネズミなどの衛生害虫を食べる天敵として益虫ですが、敏捷性とその姿から不快に感じる人が多いかもしれません。

体長はメスで20~30ミリ、オスは10~25ミリ程度で、脚までを入れた全長は100~130ミリになり、歩脚の長さはそれほど差がなく、体色は灰褐色で多少のまだら模様が入ります。
メスでは頭胸部の前縁、眼列の前に白い帯があり、オスでは写真のように頭胸部の後側に黒っぽい斑紋が入っています。

もともと日本には生息していなかった外来種で、バナナの輸入で紛れ込んだのか、1878(明治11)年に長崎県で初めて確認され、別名「バナナグモ」と呼ばれていました。
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ファルコン昆虫記(379)食事中です【クロオオアリ】

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空き地の野草が密生している場所を通る時は、何か昆虫がいないかと、葉の上などを観察しながら歩いています。

密集して咲いていた 「ヒメムカシヨモギ」 の花がしぼんだ中、飛び出した笹の葉の上に「ハエトリグモ」類の蜘蛛の巣がありました。
「ハエトリグモ」類はのメスは、産卵に際して狭い空間を糸の膜で区切った巣を作り、その中に薄く糸にまかれた<卵嚢>を埋め込んでいます。

ちょうど孵化の時期だったのでしょうか、 【クロオオアリ】 が蜘蛛の巣を破り、どうやら蜘蛛の子を捕食中でした。

【クロオオアリ】はかわいい昆虫に見えますが、大きな爪顎を持ったハチ目の昆虫です。
<蜘蛛の子を散らす>という表現がありますが、逃げ足速く無事に生き延びた蜘蛛の子がいればいいなと、弱肉強食の世界を眺めておりました。
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ファルコン昆虫記(378)仲良きことは(14)【オンブバッタ】(4)

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ファルコン昆虫記(378)仲良...
今年は猛暑とゲリラ豪雨の影響で、卵が産みつけられている地面の状況が思わしくないのでしょうか、バッタ類を見かける機会がありません。
例年ならこの時期に姿を見せている 「サトクダマキモドキ」 も今年はいまだ見かけず、体色が緑色の 「ショウリョウバッタ」 のメスと一度遭遇しただけです。

そんな折り、「アカメガシワ」の葉の上で仲良く過ごしている【オンブバッタ(負飛蝗)】のつがいがいました。

バッタ目(直翅目)オンブバッタ科としては、世界中で約400種が分類されていますが、日本では本種の【オンブバッタ】と南西諸島にいる「アカネオンブバッタ」の2種類しかいません。

多くのバッタ類は単子葉植物のイネ科を食べますが、【オンブバッタ】は双子葉植物のキク科などを好んで食べる違いがあります。
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ファルコン昆虫記(377)日向ボッコの緑色の幼虫【ツチイナゴ】(4)

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ファルコン昆虫記(377)日向...
「ヌルデ」の葉の上で、【ツチイナゴ(土蝗)】の幼虫が日向ボッコをしていました。
幼虫の姿をみますと、秋に向かう季節の変わり目を感じてしまいます。

バッタ目イナゴ科ツチイナゴ属の昆虫で、幼虫期は鮮やかな黄緑色をしており、この色彩は終齢幼虫まで続きます。
まだ翅も生えていませんが、全身の細かい毛と複眼の下の黒い涙模様は、成虫と同じです。

成虫 になりますと、一転して茶褐色の体色に変身しますが、これは成虫期の大半を過ごす秋~冬にかけての枯葉等の保護色として働きます。

春先から夏場に活動する昆虫類が多い中、競争相手が少ない時期に活動をするのも、子孫繁栄への生き残り術のようです。
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ファルコン昆虫記(376)白色の三日月模様【アンダンソンハエトリ】

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オスとメスの<性的二形>が明確な【アンダンソンハエトリ】です。

クモ目ハエトリグモ科オビシロハエトリグモ属に分類される蜘蛛で、日本中部以南に生息しており、 「チャスジハエトリ」 と共に家屋内で普通に見られるハエトリグモです。

オスは全身黒地(写真)で頭胸部後縁に白い三日月模様、腹部前縁にも同じように白い逆三日月模様があり、体長6ミリ前後です。
顔の前面によく目立つ白い触肢を持ち、ゆっくりと動かしながら徘徊しています。
メスは全体に茶色系で地味な色合いをしており、体長はオスよりも大きくて6~9ミリあります。

名称の「アンダーソン」は、18世紀に動植物の採集や研究を行ったフランスの博物学者「ミッシェル・アンダーソン」に献じて命名されました。
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ファルコン昆虫記(375)網戸にとまる(21)【チャバネアオカメムシ】

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全体的に黄緑色の体色が美しく、その名の通り前翅の部分が茶色い【チャバネアオカメムシ】が、網戸にとまっておりました。

カメムシ目(半翅目)カメムシ科の昆虫で、体長は11ミリ程度の大きさです。
サクラ・クワ・カキ・ナシ・リンゴなどの果実を食害しますので、果樹園にとっては、厭な害虫となります。

春先から初夏にかけて若芽や花を食べる時期と、果実の肥大成長時や実った頃には果汁を餌とする時期に分かれ、100種以上の植物を食すようです。

東南アジアに広く分布しており、日本では全土に見られる普通種です。
晩秋には集合フェロモンを出して集団で雑木林の落葉の下などに潜り込み、成虫のままで越冬します。
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ファルコン昆虫記(374)ヤブガラシの花に【ヒメスズメバチ】

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おいしそうに 「ヤブガラシ」 の花の蜜を吸っている【ヒメスズメバチ】と遭遇いたしました。

ハチ目(膜翅目)スズメバチ科スズメバチ亜科に分類され、女王蜂・雄蜂・働き蜂とも体長25~40ミリほどで、あまり大きさの差異はありません。

「オオスズメバチ」に次いで大型の種で、腹部は黄色と黒の縞模様がありますが、<尾部が黒色>ですので、他の 「オオスズメバチ」 や 「キイロスズメバチ」 との区別は容易です。

幼虫の餌は他種とは違い、「アシナガバチ」の幼虫や蛹を噛み砕いてその体液のみを餌として与えます。
そのために、「アシナガバチ」の発生・成長に合わせた生活をしなければならず、活動期間が限られてしまい、巣はそんなに大きくはなりません。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(373)カタバミの花に【ヤマトシジミ】(22)

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成虫の【ヤマトシジミ】は、多種多彩な花の蜜を餌としていますが、幼虫は「カタバミ」の葉しか食べません。

【ヤマトシジミ】の周りに、「カタバミ」の葉が何枚か見えていますが、カタバミ科カタバミ属の多年草で、地表の葉を刈り取ってもまた芽吹きをする元気な野草です。

ハート型の三出複葉で、マメ科の 「クローバー」 とよく似た葉形状をしていますが、「クローバー」の葉は丸く白い線があり、全く異なる科の植物です。

「カタバミ」の漢字表記は<酢漿草>ですが、葉や茎にはシュウ酸水素ナトリウムなどの水溶性シュウ酸を含んでいるために、噛むと酸っぱく感じます。
【ヤマトシジミ】は、幼虫の食草として他の昆虫が嫌がる味の「葉」を、あえて選んできたのかもしれません。
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ファルコン昆虫記(372)ヤブガラシの花に【キイロスズメバチ】(3)

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この時期。蜜をたくわえた花を多数付けています 「ヤブガラシ」 の花に、【キイロスズメバチ(黄色雀蜂)】が吸い蜜に来ていました。

ハチ目(膜翅目)スズメバチ科スズメバチ属に分類され、日本に生息するスズメバチの中では、本種が最も小型で、女王蜂で25~28ミリ、働き蜂で18~24ミリの大きさです。

逆に営巣規模が最も大きく、大きな巣では直径1メートルにも達し、蜂の数も1000匹を超えます。
攻撃性が強く、都市部の生活に対応しており、蜂の被害が多いのが本種です。

頭部は黄色、胸部は黒色で肩板などが黄色、腹部は濃褐色と黄色の縞模様で全体的に黄褐色の毛で覆われています。
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ファルコン昆虫記(371)平均棍を持つ「双翅目」の 【アメリカミズアブ】(2)

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「ハエ」や「アブ」類はハエ目に分類され、後翅が退化して2枚の翅(前翅)しかないことにより、「双翅目」と名付けられています。

またハエ目の昆虫は、触角の形態により、「長角亜目」と「短角亜目」に分けられ、「長角亜目」では、触角が長く1/2以上の節に分かれており似た節が並んでおり、「蚊」や「ガガンボ」がいます。
「短角亜目」では、形態の異なる3つの節に大別され、写真の 【アメリカミズアブ】 もそうですが、「ハナアブ」や「ハエ」などが該当します。

【アメリカミズアブ】の特徴である腹部1対の白い紋が撮影できると喜んでいましたら、<平均棍(へいきんこん)>がきれいに写せました。

退化した後翅の位置に、ごく細くて小さな棒状で先の膨らんだ形の器官が<平均棍>で、飛翔中には前翅の羽ばたきと同じ速さで振動させています。
役割には諸説あるようですが、この器官を除去しますと「双翅目」の昆虫は全く飛翔することが出来ないため、航空機のジャイロスコープの働きをしているという説が有力になっています。
#ペット #動物 #昆虫

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