ファルコン昆虫記(417)薄黄緑色の【ブランコイモムシ】
5月
3日
昆虫や芋虫・毛虫の嫌いな方なら、この細い道を通ることが出来ないかもしれませんが、昆虫好きとしてはまずは写真を一枚確保です。
一般的に「ブランコケムシ」と呼ばれているのは、チョウ目(鱗翅目)ドクガ科マイマイガ属の若齢幼虫のことを指しますが、写真は明らかに毛がなく「イモムシ」です。
糸を出している頭部を上にして、爪のある硬い胸脚が3対、あいだを開けて腹脚が4対、そして尾端部に尾脚が1対きれいに見えていますが、成虫になりますと胸脚の3対が6本の脚になり、腹脚・尾脚はなくなります。
体長2センチばかりでの若齢幼虫でしたが、あとから来る人が嫌がらないように、糸をつかんで他の場所に移して置きました。