本書には海外を舞台に、7篇の旅物語が納められています。
高校時代の仲の良い男子三人が、父親の仕事でアムステルダムに転勤、3年前から住んでいる<智也>の案内で<晴彦>・<祐馬>は美術館巡りをするのですが、なぜか話題は画家<フェメール>の絵画についてに集中、三人共が一人の女性に手玉に取られていることに気付く『アムステルダムたち』を筆頭に、異国の地で繰り広げられる人間模様が展開される短篇集です。
タイトルの『南下せよと彼女は言う』は、タイトルとしての作品はありませんが、『南へ・・・!』という作品で、妻<庸子>を亡くした50歳の<村野>は、二人で行く予定だったスペインに葬式を済ませたあとすぐに日本を旅立ちます。
妻の印の付いたガイドブック片手にスペインの町を巡る最中、「とりあえず、南に行こうか」と新しい人生の契機を見つけ出します。
著者には『恋するフェメール』(白水社:2007年刊)があり、本書もたくさんの美術館・画家が登場、街並みにそった映画話やグルメ情報も満載で、ガイドブックとしても面白く読めました。
いつも簡単な男料理ですが、食事のバランスだけは配慮しながら、まずは「野菜サラダ」です。他の料理に<レタス>を多用していますので、ここでは、<トマト・胡瓜・茹で玉子>の組み合わせになり、なんだか寂しげな景色になってしまいました。
本日のメインは<鶏肉>で、ひとつは【鶏肉のトマトソース煮】として<パブリカ(黄)>を入れて煮込みました。
片や鶏肉の<手羽中>を使い、<玉ねぎ・人参・ぶなしめじ・じゃがいも>を用い、黒胡椒味の効いた【カレースープ】仕立てです。
<茄子>と<ベーコンブロック>を使い、「はさみ揚げ」としてみました。
すこし油っぽい仕上がりになりましたが、ケチャップでちょうどいい塩梅でいただけました。
暑い最中の調理ですが、おいしく食べる気持ちだけは夏バテしていません。
原田の森(灘区原田通3丁目)に開館した 「横尾忠則現代美術館」 (旧:兵庫県立近代美術館)が、11月3日で開館3周年を迎えます。それを記念して8月8日(土)から11月23日(月・祝)の期間、【横尾忠則 続 Y字路】が開催されています。
兵庫県西脇市出身の<横尾忠則>氏が、故郷を訪れた際に撮影した1枚の「Y字路」の写真をもとに2009年9月から描き続けられ、シリーズとして現在約70作品があり、二つの消失点を持つ左右対称の構図が独特の雰囲気を醸し出しています。
同展では全国の温泉地を巡り、その地のゆかりのモチーフを詰め込んだ<温泉>シリーズや、全国の美術館で完成させた公開制作作品などが鑑賞できます。
思考力が落ち込むような暑いこの時期、豊かな色彩で楽しませてくれる横尾作品を楽しむのも、能の活性化と刺激によさそうです。
暑い時期の食欲増進と考え、本日のお昼ご飯は【豚肉の生姜焼き丼】にしました。
中途半端に肉を残すわけにもいかず、120グラムの「豚ばら肉」ワンパックを使い切り、<玉ねぎ・ピーマン>とで炒めています。
ご飯よりも多い具になった感じですが、生姜の味がよく効いて、最後までおいしくいただきました。
日常的の<カタツムリ>と呼びならわしていますが、特定の種を指している名称ではなく、細長い巻貝でないモノの総称として使い、厳密な定義はありません。
一般的に殻に蓋がなく、触角の先に目を持つ有肺類の陸貝で、球形や饅頭型の殻を持つモノを指して<カタツムリ>としています。
本州では発病例がありませんが、沖縄方面の分布する「アフリカマイマイ」には「広東住血線虫」という脳に侵入する寄生虫がいますので注意が必要で、2000(平成12)年6月には、沖縄県那覇市で7歳の女児が骨髄脳炎になり死亡しています。
また<カタツムリ>の触角に寄生する「ロイコクロリディウム」は、触角自体をイモムシのような形と色に変え、鳥の餌に擬態させる不気味な寄生虫も存在しています。
高さ3メートルほどに成長した大きな<ムクゲ>の花たちを眺めていましたら、前回 とはまた違った内弁の形の「半八重咲き」の品種でした。
アオイ科フヨウ属の仲間の<フヨウ>とよく似た花姿ですが、一番の違いは<ムクゲ>の葉は花よりも小さいことです。
また<フヨウ>の雌しべは上を向き、雄しべが柱頭の下に付いています。
開花時期も<ムクゲ>は<フヨウ>に比べて早く、梅雨頃から開花しています。
写真の<ムクゲ>は「半八重咲き」ですが、内弁が10片以上あり外弁よりも小さく、「八重咲き」は内弁の大きさが外弁と同等以上の花姿になります。
既刊 『れんげ荘』 から3年経ち、続編が本書です。
45歳で有名広告代理店を早期退職し、古い安アパートで暮らす<キョウコ>も48歳になっています、独身の貯金生活者。相変わらず月々10万円でやりくりしています。
巻頭、あの大きな地震に見舞われますが、2階を課していないアパートは倒壊を免れ、取り戻した日常。住人の<コナツ>さんは留守がちですがが、おしゃれで親切な60代の<クマガイ>さんに、若い<チユキ>さんが加わわります。
ゆったり流れる時間が描かれる。散歩、読書、さらに本作では刺繍も。老眼が始まったが、孤独ではない。働かない人生を愉しんでいる。まっすぐ前を向き、深呼吸して歩く。ささやかだが、こんな生き方に憧れる人が本当は多いだろう。
今宵は<呑み処「えっちゃん」>で、「ゴボ天」 を肴にキリンビールを呑んでおりましたが、<えっちゃん>から淡路市にある「たこせんべいの里」が製造・販売している【たこせんべいの里(いろいろ)】のおすそ分けをいただきました。
(いろいろ)とあるように、いろんな煎餅の味が楽しめ、<いか・たこ・えび・梅・イカスミ・わさび・ごま・しそ>味が揃えられています。
黒い<イカスミ>、緑色の<わさび>、桃色の<梅>等は見てすぐにわかりましたが、あとは一枚一枚味を確かめながら、おいしくいただきました。
土曜日なのか、お客さんも少なく、カウンターに並ぶ肴類も少なかったです。
色々迷いましたが、大好きな牛蒡の「ゴボ天」にしました。
さすがに<えっちゃん>の手作りではありませんが、板宿商店街の「黒田蒲鉾商店」の一品で、お店は1923(大正12)年創業、90年を超える老舗です。
ひとくちひとくちが味わいよく、常連客の<はしやん>にもすすめていましたが、「歯がなぁ~」と敬遠されていました。
立秋の本日、そろそろ各お店も「盆休み」の案内を貼りだす時期のようです。
今宵訪れました<呑み処「えっちゃん>のお店の壁にも、「盆休み」の<ポスター>が貼られていました。
<ポスター>は<えっちゃん>が、100均なんかで購入してきたのかとおもいましたが、よく見ますと左上に「Asahi」の文字があり、ビール会社のサービス(?)品のようです。
<えっちゃん>から、裏側は<休みません>の言葉が印刷されていると聞き、「なるほど」と、便利によく考えられているのに感心しました。
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