「コンビーフ(corned beef)」は、欧米では牛肉を塩漬けした食品を指し、(corned)は肉を岩塩を砕いた粒塩の粗塩で漬けることを意味してブロック肉ですが、日本では一般的に肉をほぐした牛肉の缶詰を指しています。
今宵の口切はあっさりとした 「冷奴」 で始まりましたので、二品目はしっかりとした肴と考え、【しゅう】さんとしては高級な価格帯に入る(350円)の「コンビーフマヨ」を選びました。
缶詰には「ニューコンミート」と表示されていますが、日本農林規格(JAS)では牛肉100%の製品だけが「コンビーフ」と表示でき、馬肉と牛肉の混ざった製品は牛肉が20%以上の場合のみに「ニューコンドミート」もしくは「ニューコンミート」と表記できます。
お店の缶詰は<ホリカフーズ>の「ニューコンミート」でしたが、ほんのりとレンジで温められ、口当たりの柔らかい味わいが楽しめました。
好き嫌いがありませんので、まんべんなくそのお店の肴を食べようと考えていますが、どうしても好きな肴に目が向いてしまいます。
今宵は、居酒屋の定番メニューとして「冷奴」(120円)です。
本来は、<おろし生姜>だけのあっさり味が好みですが、【しゅう】では初めての注文ですので、一応確認のためにオリジナルでいただきました。
定番通りの薬味として、<おろし生姜・刻みネギ・かつお節>の取り合わせです。
まずは冷やされた豆腐のあっさりとした味を楽しみながら、次はしっかりとした肴をとメニューを眺めておりました。
暑い時期ですので冷たい口当たりの良い 「冷やしとろたまうどん」 のような食事も捨てがたいのですが、食欲だけは旺盛で、お昼ご飯は「チキンカツ定食」(780円)です。
「チキンカツ」は好物で、どの洋食店も割と大きな「カツ」として出てきますので、うれしいメニューのひとつです。
本日も、メインの「チキンカツ」に隠れて見えていませんが、キャベツの千切りとスパゲッティもたっぷりと盛られていて、満足なお昼ご飯になりました、
今回の<佐々木房甫>先生の作品は、白色ペイントされた枝物(コウヤナギ?)が使用されていました。
残念ながら光の反射で中間部が飛んでしまいましたが、ぐるりと円を描いています。
花材もえんじ色の 「リュウカデンドロン」 が用いられ、大きな朱色の「ホウヅキ」の袋と相まって、白色の枝物が対比的でした。
この「レモン」の葉を含め、「アゲハ」類の幼虫は柑橘系の葉が大好物です。
【ナミアゲハ】の幼虫は<5齢幼虫(終齢幼虫)>まで4回脱皮を繰り返して大きくなり、<5齢幼虫>で体色は、鳥の糞の擬態色から黄緑色に替わり、明瞭な<眼状紋>が胸部に表われます。
<蛹化>の体制に入るころには体長が短くなり、<蛹化>後10日ほどで<羽化>、3~6時間ほどして翅が熟したあとに飛び立ちます。
今回は【ナミアゲハ】の横から撮影、頭部の下にある<胸脚>の3対は見えてはいませんが、後ろ側の<腹足>にある大きな雲状の白い紋が見て取れ、「クロアゲハ」 などと白い紋の形が違います。
以前にも紹介しました 「エッグクロワッサン」(105円)ですが、前回は中が分かるようにと半分に切断した写真でした。
パン全体の形状が分かりにくく反省、今回は切断前の姿のアップです。
柔らかい「クロワッサン」生地で口当たりも良く、具材としての「玉子サラダ」もいい味わいですが、<バター・玉子・マヨネーズ>等で、カロリーは高めかもしれません。
家族とは何かを真正面からとらえた非常に重たい主題の長編作品で、自分がこの物語に登場する「父親」の立場なら、どうするだろうかと考えながら読み切りました。
『八日目の蝉』 や 『マザコン』 と同様に、親子とは血縁とは、女として子を持つということはと、畳み掛けるように幾重もの複雑な問題が展開されていきます。
年に一度だけ山間部のログハウスにキャンプに来る7家族は、年齢の近い子供たちが集まり、各自何らかの問題を心の隅に抱え、疎外された日常生活から切り離された環境で伸び伸びと過ごしていましたが、ある年を境にキャンプはなくなってしまいます。
子供たち7人の母親は、同じクリニックで不妊治療を受け、非配偶者間の人工授精(AID)で子供を授かった仲間でした。
キャンプがなくなって以降の7人の男女たちが年齢を重ねていく視点を通して、各自の人生観が語られ物語は進行しますが、生物学的な父親に対する思いは各自違っています。
自分の根源にかかわる問題として著者は家族とは血縁とは何かを読者に問いかける作品でした。
一般的には「ボラ」の卵巣を塩漬けし、塩抜きしたあとに天日干しで乾燥させたものを「カラスミ」と呼んでいます。
立ち飲み屋さんの肴としては、珍しく「カラスミ」(350円)がありました。
江戸時代より肥前国(佐賀県・長崎県)の「カラスミ」、越前国(福井県)の「ウニ」、三河国(愛知県東部)の「コノワタ」は、ともに日本三大珍味として称賛されてきています。
日本酒で塩抜きされた風味で柔らかく、ねっとりとしたチーズに似た味わいが濃厚で、貴重な味が楽しめました。
今宵、口切で選んだ瓶ビールの肴は「若狭カレイ一夜干し」(150円)です。
地方により様々な呼び名が多々ありますが、近辺では「笹カレイ」でしょうか、正式な標準和名は「ヤナギムシカレイ(柳虫鰈)」です。
「若狭カレイ」を甘塩でゆっくりと干しあげた一夜干しは旨みが凝縮、その味わいは非常に繊細ですので、醤油をかけるなどは<ご法度>の極みです。
塩気を少なめにし、「若狭カレイ」が持つ身の旨みを十分に楽しめるのが一夜干しで、塩気を少な目にしますと、一般的に魚の生臭さが残るものですが、この「若狭カレイ」は生臭さがありません。
頭と中骨・しっぽだけを残し、骨離れの良い白身を、縁側ともどもおいしくいただきました。
夏場限定メニューだとおもいますが、「ミニ牛めし冷やしとろたまうどんセット」(590円)がありました。
前回、 「山かけネギトロ丼」 を食べたときに気が付きました「生ビール」(150円)との組み合わせです。
「牛めし」に、生姜と七味をたっぷりと振り掛け、「冷やしとろたまうどん」は、半熟たまごに山芋のとろろがかかっており、口当たりよくいい感じです。
セットとして「味噌汁」がついていますが、うどんの出汁がありますのでわたし的には不要で、その分値段を下げてほしいなと感じながら、おいしくいただいてきました。
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