本書は東京湾北部、埋立地の「お台場」と呼ばれる島を中心とする臨海副都心部が直下型の地震を受け、東京は絶滅的な打撃を受けてから4年後が舞台となっています。
ある日、元刑事の<巽丑寅>は、黒人の少年<丈太>と出会い、震災直後に姿を消していた無国籍と呼ばれる子供たちが、急に街で見かける機会が多くなったことに興味を持ち、元上司である少年課担当の<鴻池みどり>に話しを持ちかけます。
その頃の東京は、若くして都知事になった<岩佐紘一郎>が復興という名目で、なぜか「お台場」を完全に封鎖し、軍隊まがいの「国土復興協力隊員」を創設、都民が立ち入らないように監視下に置いていました。
震災後に生まれた貧富の差のある生活環境と、不法滞在者の子供として無国籍な子供たちの立場を縦軸に、殺人事件を追う<みどり>の捜査を横軸として、また<岩佐>を取り巻く政治的陰謀とが絡み合い始めます。
文庫本549ページと少し厚めでしたが、第30回横溝正史ミステリー大賞受賞作として、弱者に対する社会問題を考えさせられると共に、近未来小説として楽しめました。
今宵の肴は、「ハムサラダ」(250円)です。
昨日、5月11日(日)まで「メトロこうべ」で開催されています「見とこ!行っとこ!ポスター博覧会」の参加作品として 【鈴ぎん:福寿】 の宣伝ポスターを紹介しました。
宣伝ポスターのコピーは、<いい酒は友を呼ぶ>でしたが、器の中の「ハム」を見て、飲み仲間の<ピッカリ君>と久しく顔を合わせていないことを、ふと思い出しました。
彼は西宮市に本社があり、本店は神戸市の<伊藤ハム>の社員でしたので、ハムに関しては一家言ある人物でした。
ハム(Ham)というのは、豚・猪のもも肉の塊を塩漬けした加工品やその類似品を指しますが、日本独自の製法として、<豚・馬・羊・兎>等の肉を大豆蛋白等の副材と混ぜ合わせて成型加工した<プレスハム(寄せハム)>は、<伊藤ハム(旧伊藤食品工業)>が1947(昭和22)年に開発した製品です。
<ピッカリ君>が横にいれば、「このサラミハムはねぇ、・・・」とうんちくを聞かされることになりますが、どうされているのかと気になりながらグラスを傾けておりました。
山歩きの好きなお客さんから「タラの芽」をいただいたとのことで、<あいちゃん>が天ぷらとして揚げてくれました。
この時期の旬の味として、おいしくいただきました。
「タラ」は、ウコギ科タラノキ属の落葉低木で、新芽を「タラの芽」といい、 「モヤシ」 と同様に発芽した新芽(スプラウト)を楽しむ食材で、天ぷらにして食べるのが一般的です。
根皮は民間薬として、強壮・強精作用があり、また利尿作用にも良いとされています。
幹を折らないようにたわませて芽の根元からもぎ取りますが、脇芽や二番芽は採らないのが山菜採りの基本です。
今年も「神戸まつり」が、5月17日(土)・18日(日)の二日間に渡り開催されます。
メインテーマは「緑と海そして愛」で、サブタイトルとして「神戸から いい汗 いい夢 いい笑顔」です。
今年3回目(通算465回)の神戸花時計の模様替えは4月17日(木)に行われ、図柄は<神戸まつりPRキャラクター>の【元気くん】です。
ここ数年、「神戸まつり」の 開催前の図柄 として定着していますが、個人的には毎年同じ模様ばかりで面白味を感じません。
2月24日に全国発売されています、<通も唸る【濃熟カレーうどん】>(245円:ファミリーマート)です。
インスタントの「カレーうどん」も数多く食べてきていますが、<一晩寝かせた熟成ルー>がと宣伝するだけあって、「粉末スープ」との合わせ技で、濃厚感のあるスープが楽しめました。
麺も弾力と柔らかさを備えた太麺として<鶏・豚肉エキス>の隠し味が旨みを感じさせ、スープによく絡み、インスタント麺として良い出来ばえだとおもいます。
具材としては、<ねぎ・たまねぎ>と<鶏・豚肉味付そぼろ>ですが、ひと手間かけて、熱湯を掛けるときに牛肉のスライス肉を入れれば、本格的な「カレーうどん」が楽しめるとおもいます。
地下商店街「メトロこうべ」の(神戸タウン)側にあります、靴屋「TAPS(タップス)」の宣伝ポスターです。
「足元を見る」というのは、(弱みをみすかす)・(弱みにつけ込む)などよくない意味が込められていますが、靴屋さんのコピーとして逆手に取り、生きた言葉に代わっています。
他店と比べてかなり間口が広いお店で、スニーカー類から皮靴までと幅広く品数が揃い、身近なお店としてわたしも利用しています。
花の形は、同じオオバコ科クワガタソウ属の 「オオイヌノフグリ」 に似ている【フラサバソウ】です。
ヨーロッパ原産の野草ですが、日本では明治時代初期に長崎県で初めて確認され、ヨーロッパのモノと同じだと報告したフランスの植物学者が<フランシェ>と<サバティエ>であり、その二人の名前から和名の【フラサバソウ】が命名されています。
「オオイヌノフグリ」と見比べますと発芽時期が遅く、4弁花としての花径も4~5ミリと半分ほどの大きさで、花色も淡青紫色と薄い感じです。
茎は根元でよく分かれ、地面を這うように四方に広がり、先端は少し直立して花を咲かせ、葉と特に<蕚>には長い毛が目立ちます。
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