22日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末比67円92銭(0.23%)安の2万9677円95銭で前場を終えています。
終値は、小幅続伸し、前週末比28円24銭(0.095%)高の2万9774円11銭で取引を終えています。
前週末の米ダウ工業株30種平均の下落を受けて日本株にも売りが優勢でした。欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、世界経済の先行き不透明感が投資家心理の重荷となっています。
前場では、日経平均株価も下げ幅を200円超まで広げた後は下げ渋る展開で、塩野義やアステラスなど医薬品株の上昇が相場の押し上げ役となりました。景気変動の影響を相対的に受けにくいという位置づけから、また景気敏感株のなかでも、業績や株主還元への期待が根強い海運や商社株の一角には買いが入っています。
東京市場はあす祝日で休場とあって、2万9800円ちょうど近辺では上値が重く様子見姿勢から積極的な上値追いは限られました。
19日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3日続落して始まりました。終値は、前日比268ドル97セント(0.75%)安の3万5601ドル98セントで取引を終えています。
欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、投資家心理が悪化、欧州株式相場が総じて下落し、米国株にも売りが波及しました。旅客需要の伸び悩みが意識され、航空機のボーイングが大幅安となり、ダウ平均の重荷となっています。
オーストリア政府が19日に、22日から全土でロックダウン(都市封鎖)を再導入すると発表、同国はこれまでもワクチン未接種者を対象に行動規制を導入していましたが、全面的な規制に切り替えています。新規感染者が急増しているドイツでも行動規制を強めるなど、欧州の景気回復が遅れるとの懸念が強まっています。
米債券市場では長期金利が一時、(1.51%)と前日終値(1.58%)から下げています。長期金利が下がると買われやすい高PER(株価収益率)のハイテク株は上昇しています。
19日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比119円96銭(0.41%)高の2万9718円62銭でした。前日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇し、東京市場でも関連銘柄に買いが入り、指数を押し上げました。上げ幅は一時150円まで拡大しています。
終値は3日ぶりに反発し、前日比147円21銭(0.50%)高の2万9745円87銭で取引を終えています。
<岸田文雄>首相は19日午前の政府与党政策懇談会で、新たな経済対策について財政支出が55.7兆円程度、事業規模が78.9兆円程度と明らかにしています。事前に伝わっていたため相場の反応は限られましたが、個人消費の回復などを通じて目先の相場の支援材料にはなりそうです。
一方、日経平均が心理的な節目の3万円に近づくと、利益確定売りも出て上値は重く、空運株や鉄道株など経済再開(リオープン)銘柄がさえず、欧米で新型コロナウイルスの感染が再拡大しているため、日本でも再び感染が広がるのではないかと警戒感が出ているようです。
18日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。一時250ドル超の下げがありましたが、終値は、前日比60ドル10セント(0.17%)安の3万5870ドル95セントで取引を終えています。
前日夕に発表した決算が嫌気された通信機器のシスコシステムズが急落し、ダウ平均を下押ししました。一方、半導体株の一角が買われています。
シスコシステムズは一時(9%)下落しています。2021年8~10月期決算で売上高と次期見通しがともに市場予想を下回り、失望売りが出ました。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムと娯楽・映画のウォルト・ディズニーの下げも目立っています。
一方、ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、前日夕に発表した決算で売上高と1株利益が、市場予想を上回り好感した買いが集まった半導体のエヌビディアが急騰しています。一時は(12%)上昇し、上場来高値を更新しています。。同業のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)にも買いが波及しています。
18日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落し、前日比89円67銭(0・30%)安の2万9598円66銭で取引を終えています。
前日の米株式相場の下落を受け、運用リスクを回避したい投資家の売りが優勢で、前日まで上げが目立った銘柄を中心に利益確定の売りも出ています。。
アジア市場で香港や上海の株式相場が下げると、日本株にも売りが膨らみ日経平均の下げ幅は午前中に一時280円を超える場面がありました。
14時に日本経済新聞電子版が「政府が19日に閣議決定する経済対策の規模が財政支出ベースで55.7兆円程度」と報じ、40兆円規模になるという市場の予測を上回るとの受け止めから、経済活動を刺激するとの期待から急速に下げ渋り上昇に転じる場面がありましたが、買い一巡後は大引けにかけて日経平均は再び下げて引けています。
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まり、終値は前日比211ドル17セント(0.58%)安の3万5931ドル05セントで取引を終えています。
ダウ平均株価など主要3株価指数は再び過去最高値に接近し、短期的な利益確定の売りが上値を抑えています。
ネット通販のアマゾン・ドット・コムが来年1月19日から英国のサイトでビザのカードを利用不可にすると17日に伝わったのが嫌気され、クレジットカードのビザが一時(7%超)下げ、1銘柄でダウ平均株価を100ドルあまり押し下げ重荷になりました。
一方、航空機のボーイングが人気です。インドの航空会社から90億ドル相当の航空機の受注があったと16日に発表し、業績改善期待の買いが先行しています。
米長期金利の上昇が一服し、金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが売られています。建機のキャタピラーや石油のシェブロンなど景気敏感株の一角も安く動いています。
17日前場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は、前日の米株式市場で、10月の米小売売上高が市場予想を上回ったことを好感して主要3指数がそろって上昇、この流れを受け、買いが先行して始まり、上げ幅は100円を超える場面がありました。
その後に下落しています。前日までの4営業日で700円ほど上昇、心理的節目の3万円に迫っていることもあって、主力銘柄には目先の利益を確定する売りが出ています。前引けは一時下げ幅を180円を超える場面がありましたが、前日比133円38銭(0.45%)安の2万9674円74銭でした。
後場は小動きで推移、終値は5営業日ぶりに反落し、前日比119円79銭(0.40%)安の2万9688円33銭で取引を終えています。
取引開始前に内閣府が発表した9月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比で(0.0%減)でした。民間予測の中央値(1.8%増)を下回っており、機械関連株の一部で弱材料として意識されています。
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。終値は、前日比54ドル77セント(0.15%)高の3万6142ドル22セントで取引を終えています。
16日朝発表の10月の米小売売上高が市場予想を上回り、好感した買いが消費関連銘柄などに入っています。同日朝発表の2021年8~10月期決算が市場予想を上回る増収増益だったホームセンターのホーム・デポが(4%超)上げ、ダウ平均を100ドル以上押し上げる場面がありました。
小売売上高は前月比(1.7%増)と市場予想(1.5%増)以上に伸びています。変動が激しい自動車や同部品を除くベースでも(1.7%増)と市場予想を大幅に上回り、米消費の底堅さを示し好感されました。
消費関連ではスポーツ用品のナイキや映画・娯楽のウォルト・ディズニーも高く伸びています。
ただ、小売り株の中でもウォルマートは売りが先行しました。朝方発表した8~10月期決算で売上高が市場予想を上回りましたが、物流コスト増などで減益となったことが売りを誘っているようです。前日に好受注で(5%高)と大幅に上げた航空機のボーイングも反落しています。
16日の東京株式市場で日経平均株価は小反落で始まりました。前日までの3日間で600円超上昇したため、目先の利益を確定させる売りが優勢でしたが、前引けは前日比64円46銭(0.22%)高の2万9841円26銭でした。
15日の米株式市場でダウ平均工業株30種平均株価は小反落し、前週末比「12ドル86セント」安でした。米長期金利の上昇で高PER(株価収益率)株のIT関連が売られましたが、航空機のボーイングがドバイの航空ショーでの受注発表を好感して上昇し、ダウ平均を支えています。
15日の米株式市場で主要3指数がほぼ横ばいで終えたのも買い控えにつながっています。もっとも、国内企業の4~9月期決算はおおむね業績改善を確認でき好業績が支えとなり、下値は堅く推移、終値は前日比31円32銭(0.11%)高の2万9808円12銭で取引を終えています。
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まり、利益確定の売りに押され次第に上値が重くなり、午後は前週末終値を挟んでもみ合い、16日に10月の米小売売上高の発表を控え、様子見ムードが強く、終値は前日比12ドル86セント(0.036%)安の3万6087ドル45セントで取引を終えています。
航空ショーでの相次ぐ受注を発表した航空機のボーイングが大幅に上昇し、ダウ平均を押し上げています。朝方発表の11月のニューヨーク連邦銀行製造業景況指数が市場予想以上に改善したのも好感されました。
ボーイングが(6%)超上昇しています。中東のドバイで開かれた航空見本市、ドバイ航空ショーで航空機の受注が多数あったと発表し、業績改善期待の買いが入り、1銘柄でダウ平均を60ドルあまり押し上げる場面がありました。
一方、米長期金利が(1.61%)近辺と前週末終値(1.56%)から上昇で高PER(株価収益率)銘柄であるハイテク株の一角に相対的な割高感を意識した売りが出ています。
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