1928年生まれのジョージア(グルジア)の女性映画監督<ラナ・ゴゴベリーゼ>の『Golden Thread(英題)』が、邦題『金の糸』で2022年2月26日に公開されます。
ジョージアとフランスの合作『金の糸』の主人公は、ジョージアの首都トリビシの旧市街で娘夫婦と暮らす作家「エレネ」です。家族は「エレネ」の誕生日さえ忘れており、娘はアルツハイマーの症状が出始めた姑の「ミランダ」を家に迎え入れようとしていました。そんなとき、「エレネ」のかつての恋人である「アルチル」から数十年ぶりに電話が掛かってきます。
日本の伝統技術であり、器の欠けや割れを漆と金粉を使って修復する〈金継ぎ〉に着想を得た本作。タイトルには「未来を見るために過去を金で修復する」という意味が込められています。<ラナ・ゴゴベリーゼ>は「日本人が数世紀も前に壊れた器を継ぎ合わせる金継ぎの技のように、金の糸で過去を継ぎ合わせるならば、過去は、そのもっとも痛ましいものでさえ、重荷になるだけでなく、財産にもなることでしょう」と述べています。
映画監督である<ナナ・ジョルジャゼ>が「エレネ」役で出演しています。2019年10月に84歳で死去したジョージアの作曲家<ギヤ・カンチェリ>が音楽を担当しました。
劇場アニメ『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のティザービジュアルが解禁。あわせて監督、脚本、キャラクターデザインのスタッフ情報が公表されています。
本作ではアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期をベースに、「鬼太郎」の誕生に隠された謎が描かれます。監督は2008年製作『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』の<古賀豪>が務めています。テレビアニメ『マクロスF』(2008年4月~2008年9月・MBS/TBS系列)のシリーズ構成・脚本で知られる<吉野弘幸>が脚本を担当、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で副監督を務めた<谷田部透湖>がキャラクターデザインを担当、東映アニメーションが制作を担当しています。
<沢城みゆき>が「鬼太郎」、<野沢雅子>が「鬼太郎の父」に声を当てます。
最新の全国映画動員ランキングトップ10(11月27日・28日、興行通信社調べ)が発表され、昨年12月31日をもって活動休止となった超人気アイドルグループ「嵐」初のライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が、土日2日間で動員15万人、興行収入4億4200万円をあげ初登場1位を獲得しています。
今月3日のドルビーシネマ限定先行公開の前売りチケット発売開始時には、サーバーがダウンする取り扱いサイトが続出するなど、一部の劇場では即完売のプレミアムチケットとなり、東京では先行公開初日の3日から25日まで全日全席完売状態が続いていました。11月26日より全国公開となり、3日~28日までの累計動員54万4126人、興収17億8796万円のヒット作品となっています。
本作は、2018年11月から1年以上にわたり、計50公演、累計237万5千人の動員を記録した20周年ツアーのさなかに、「シューティング・ライブ」と称し、東京ドームに5万2千人を動員、125台ものカメラを駆使して撮影されています。監督は、「嵐」初の主演映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY』(2002年)も手がけた<堤幸彦>が務めています。
2位は、『アナと雪の女王』をはじめとする数々のヒット作を生み出してきたディズニー・アニメーション・スタジオによるミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』が、土日2日間で動員11万8千人、興収1億5200万円をあげて初登場。声の出演は<ステファニー・ベアトリス>、<マリア・セシリア・ボテーロ>、<ジョン・レグイザモ>ほか。日本語吹替版は、圧巻の歌唱力でディズニー・アニメーション長編60作品目のヒロインを射止めた19歳の新人<斎藤瑠希>のほか、<中尾ミエ>、<中井和哉>が参加。監督は、『ズートピア』の<バイロン・ハワード&ジャレド・ブッシュ>が務めています。
「中華圏のアカデミー賞」とも呼ばれる台湾の映画賞「金馬奨」の授賞式が27日、台北で開催され、香港の民主化運動を記録した『時代革命』が最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しています。
監督は5人の監督によるオムニバス映画『十年』(2015年)の中の1篇『焼身自殺者』の香港の<キウィ・チョウ(周冠威)>氏ですが、香港では劇場未公開作品です。タイトルは民主化運動のスローガンから採られています。香港当局による映画検閲の強化や、中国が制定した香港国家安全維持法(国安法)に基づく取り締まりを避けるため、<キウィ・チョウ>監督は自作品の権利を海外に売却しています。他の制作スタッフの名は安全上の理由のため、明かされていません。
2019年の「逃亡犯条例」改正案は、香港を中国の権威主義的支配に対する戦場へと変えてしまいました。本作は、その法案が提出されて以降の香港市民による抵抗運動を、その歴史的背景を踏まえつつ、最前線で戦う若者たちの姿を中心に描いたドキュメンタリー作品です。
2019年以降の抵抗運動は、「分権化されたリーダーシップ」、柔軟な戦術を意味する「水になる」、領土全体を使った運動を展開する「どこでも開花する」などの特徴や指針を持っていましたが、本作は役割やリーダーシップが分散化された運動家たちのいくつかのグループや個人を追い、この運動の多様な動きの全体像を捉えようとしています。
「金馬奨」は、中国政府の検閲に対抗する防波堤の役割を担うようになっており、中国や香港では上映が禁止される作品に贈られることが多くなりました。「金馬奨」は、特に香港で配給できない香港映画にとって自由な販路となっているようです。
2018年の授賞式で台湾出身の映画監督が台湾は「独立国」だと発言したことから、中国当局は2019年の映画祭ボイコットを中国人監督と俳優に指示。それ以来、中国本土の映画館と一部の広告主は「金馬奨」との関係を断っています。
『海の上のピアニスト』の<ティム・ロス>と『トゥモロー・ワールド』の<クライブ・オーウェン>が共演した2019年製作の音楽ミステリー『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』が2021年12月3日より全国で公開されます。
1938年、ロンドンに住む9歳の「マーティン」の家に、類まれなバイオリンの才能を持つポーランド系ユダヤ人の少年「ドヴィドル」がやって来ます。「マーティン」と兄弟のように育った「ドヴィドル」は、21歳でデビューコンサートの日を迎えますが、当日になってこつ然と姿を消してしまいます。
35年後、コンサートの審査員をしていた「マーティン」は、ある青年のバイオリンの音色を聴き、がく然とする。その演奏は「ドヴィドル」にしか教えられないものでした。「マーティン」は長い沈黙を破って「ドヴィドル」を捜す旅に出ます。
「マーティン」に<ティム・ロス>、56歳になった「ドヴィドル」に<クライヴ・オーウェン>が扮しています。少年時代の「ドヴィドル」は、本作で映画デビューを飾った<ルーク・ドイル>が演じています。
監督は、トロント国際映画祭上映作品。第11回東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞、第72回アカデミー賞音楽賞受賞作品『レッド・バイオリン』(1998年)・『シルク』(2007年)の<フランソワ・ジラール>が務めています。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの<ハワード・ショア>が音楽を手がけ、21世紀を代表するバイオリニストの<レイ・チェン>がバイオリン演奏を担当しています。
離婚と子育てを乗り越え、大人の青春を謳歌する女性の姿を<ジュリアン・ムーア>主演で描いた『グロリア 永遠の青春』が、2021年12月3日より全国で公開されます。
『ナチュラルウーマン』などで知られるチリの<セバスティアン・レリオ>監督が2013年に手がけた『グロリアの青春』のリメイクを<ジュリアン・ムーア>が熱望し、<セバスティアン・レリオ>監督自身が2018年に再映画化しています。
離婚、子育てを経験し、自由な毎日を送りながら、どこか満ち足りない寂しさを感じていた「グロリア・ベル」は、「アーノルド」という年配の男性と付き合い始めることになります。
同じく離婚経験を持ち、紳士的な彼は、詩を読み、哲学的な話題で盛り上がるなど知的にも洗練され、「グロリア」にとっては理想的な相手でした。しかし、「グロリア」にはひとつだけ懸念していることがありました。それは「アーノルド」が元妻や娘たちに「グロリア」との関係を秘密にしていることでした。主人公「グロリア」を<ジュリアン・ムーア>が、「アーノルド」を『バートン・フィンク』の<ジョン・タトゥーロ>が演じています。
児童相談所虐待対応ダイヤル「189」に助けを求める小さな命を救うために奔走する児童虐待対策班の姿を、<中山優馬>主演で描いた『189』が、2021年12月3日より全国で公開されます。
東京都多摩南児童相談所虐待対策班で働く新人児童福祉司の「坂本大河」は、シングルマザーの母親に虐待により保護所にいた4歳の「藤沢芽衣」を母親のもとに帰す現場に立ち会います。その翌日、「大河」は「芽衣」が亡くなったと知らされショックを受けます。母親のもとに帰す前の「芽衣」が「家に帰りたくない」と訴えていた姿を思い出した「大河」は苦悩した末、辞表を手に職場へ向かいます。
その時、父親に虐待を受けた6歳の少女が病院に搬送されたとの電話が入ります。父親は娘への虐待を否定しますが、彼女の傷が虐待によるものである可能性が高いと医師から聞かされた「大河」は、少女を保護所に預け、弁護士の「秋庭詩音」とともに虐待の事実を立証し、娘の両親の親権を停止できないかと奔走します。
「大河」をサポートする弁護士「秋庭詩音」役で<夏菜>が共演。監督は、『ゆずりは』の<加門幾生>が務めています。
今夜<21:00(~22:52)>より「NHK BSプレミアム」にて、1996年3月23日より公開され、2020年2月27日より、デジタルリマスター版でリバイバル上映されました『トキワ荘の青春』の放送があります。
<手塚治虫>をはじめとした日本を代表する漫画家たちが若き日々を過ごし、東京都豊島区に実在した伝説的アパート「トキワ荘」の日常を、昭和30年代の懐かしい空気感をそのままに描いた青春ドラマ。豊島区の木造アパート「トキワ荘」に住む「漫画の神様」<手塚治虫。のもとには、編集者たちが日夜通い詰めていました。向かいの部屋で暮らす漫画家の<寺田ヒロオ>は、その様子を眺めつつ出版社への持ち込みを続けていました。
やがて「トキワ荘」を去った<手塚治虫>と入れ替わるように、「藤子不二雄」の<藤本弘>と、安孫子素雄>、<石ノ森章太郎>、<赤塚不二夫>ら、若き漫画家の卵たちが次々と入居してきます。<寺田ヒロオ>を中心に「新漫画党」を結成した彼らは、貧しい生活の中でも互いを励まし合い、漫画の未来について熱く語り合う日々を送ります。
『東京兄妹』の<市川準>監督が、実話に基づきフィクションとして描き、住人たちの兄貴分的存在だった「寺田ヒロオ」を<本木雅弘>、彼を囲む若き漫画家を<阿部サダヲ>、<古田新太>、<生瀬勝久>らが演じています。
本日<13:00(~14:57)>より「NHK BSプレミアム」にて2008年アメリカ製作の『原題:Marley & Me』が、邦題『マーリー 世界一おバカな犬がおしえてくれたこと』として、2009年3月27日より公開されました作品の放送があります。
子育ての予行演習のつもりで犬を飼い始めた新婚夫婦と、ラブラドール・レトリバーの愛ときずなを描く感動作。愛犬との生活を通し、結婚生活をめぐる普遍的な悩みや問題を描き出したベストセラー・エッセーを映画化。監督は『プラダを着た悪魔』の<デヴィッド・フランケル>が務めています。主人公夫婦を『ダージリン急行』の<オーウェン・ウィルソン>と『フレンズ』の<ジェニファー・アニストン>が演じています。泣いて笑って、最後は温かい気持ちになれる作品です。
ジャーナリストとして働く新婚夫婦の「ジョン」(オーウェン・ウィルソン)と「ジェニー」(ジェニファー・アニストン)は、子どもを持つ自信をつけるため、犬を飼うことを決意します。しかし、やって来たラブラドール・レトリバーの「マーリー」は、手に負えないほどやんちゃで、何でもかんでも食べたがるおバカな犬でした。
『弁護人』の<ヤン・ウソク>監督が、原子力潜水艦に監禁された韓国・北朝鮮・アメリカの首脳たちの激闘を描いたミリタリーサスペンスアクション『スティール・レイン』が、2021年12月3日より公開されます。
ウェブコミック作家でもある<ヤン・ウソク>監督が自身の原作を映画化した『鋼鉄の雨』の主演<チョン・ウソン>と<クァク・ドウォン>を再びキャストに迎え、世界観を広げた新たな内容で描いています。
全世界が注目する平和協定の締結に向け、韓国大統領「ハン」、北朝鮮委員長「チョ」、アメリカ大統領「スムート」による首脳会談が北朝鮮で開かれました。米朝間の意見が対立する中、核兵器放棄と国交正常化に反対する北朝鮮の護衛司令部「パク」総局長が軍事クーデターを起こし、三首脳は弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦に拉致監禁されてしまいます。
緊迫状態に陥った潜水艦内で、国家の威信と野心をかけた者たちの思惑が交錯し、戦場さながらの激闘へと突入していきます。<チョン・ウソン>が韓国大統領、<クァク・ドウォン>が北朝鮮高官、『その日の雰囲気』の<ユ・ヨンソク>が北朝鮮の最年少指導者、『ソウ3』の<アンガス・マクファーデン>がアメリカ大統領をそれぞれ演じています。
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