2005年にドラマ『瑠璃の島』で子役としてデビュー、その後、2009年『キラー・ヴァージンロード』で映画デビューした<恒松祐里>(23)が初主演する『きさらぎ駅』の特報が公開されています。監督は、『真・鮫島事件』の兵庫県神戸市出身の<永江二朗>(42)が務め、劇場公開が、2022年6月に決定しています。
『きさらぎ駅』は、ネット掲示板「2ちゃんねる」の実際の投稿から始まった都市伝説「きさらぎ駅」をもとにした物語です。書き込みによりますと、新浜松駅から電車に乗った〈はすみ〉という女性は、「きさらぎ駅」という名称の見知らぬ無人駅に到着してしまったのだといいます。
映画では、<恒松祐里>演じる大学生「堤春奈」がこの世に存在しない異世界駅「きさらぎ駅」の謎に迫っていくさまが描かれます。
特報には「堤春奈」が急いで電車に乗り込む様子や、自分以外の乗客が誰一人いなくなっていることにふと気付く場面が収録されています。なお撮影には、都市伝説の舞台となった遠州鉄道が全面協力しています。
ドイツ・ベルリンで2月10日から開催されています第72回ベルリン国際映画祭で、映画『マイスモールランド』がアムネスティ国際映画賞スペシャル・メンション(特別表彰)を授与されています。同映画賞から日本作品が栄誉を受けるのは初めてです。
本作は、<是枝裕和>監督が率いる映像制作者集団「分福」の気鋭の新人監督<川和田恵真>の商業映画デビュー作品です。在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに〈自分の居場所〉に葛藤し、成長していく姿を描いています。5ヵ国のマルチルーツを持ち、『vivi』の専属モデルとしても活躍する主演の<嵐莉菜>が在日クルド人高校生「サーリャ」役、「サーリャ」が心を開く少年「聡太」を<奥平大兼>が演じています。
2005年以降、国際人権NGOのアムネスティー・インターナショナルは、ベルリン国際映画祭で上映された作品の中から人権問題をテーマにした作品にアムネスティ国際映画賞(Amnesty International Film Award)を授与しています。2022年度は同映画祭に正式招待された全部門の中から15作品が事前にノミネートされており、2月17日(現地時間)に本年度のアムネスティ国際映画賞スペシャル・メンション(特別表彰)に『マイスモールランド』を選出したと発表されました。
同映画賞の公式発表では、「私たちは今回の栄誉ある授与について『マイスモールランド』は、世界中で起こりうる出来事を、力強く語った映画作品だと思いました。難民への非人道的な扱いを批判しながら普遍的テーマを描いています。作品から学ぶことが多く、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います」との審査員らのコメントを出しています。
今夜<21:00(~23:30)>より「BS-TBS」にて、1987年イギリス製作の『原題:The Living Daylights』が、邦題『007/リビング・デイライツ』として1987年12月12日より公開されました作品の放送があります。
英国情報員「ジェームズ・ボンド」の活躍を描くシリーズ第15作目として、また、シリーズ誕生25周年の記念作品でもあり、大型予算で製作されました。
ソ連高官の「コスコフ」が亡命を希望してきます。護衛についた「ボンド」は、KGBの殺し屋の手から「コスコフ」を守ります。そして、「コスコフ」の情報から、KGBによるスパイ暗殺計画が告げられます。国際的武器商人の陰謀と闘う「ボンド」の活躍を描いています。
監督は『007/美しき獲物たち』の<ジョン・グレン>が務め、主題歌『The Living Daylights』は<A・HA>が唄っています。また、4代目「ボンド」として<ティモシー・ダルトン>が扮し、コスコフ将軍に<ジェローン・クラッベ>、<マリアム・ダボ>、<ジョー・ドン・ベイカー>ほかが共演しています。
今夜<19:00(~21:30)>より「BS12トゥエルビ」にて、1991年アメリカ製作の『原題:Backdraft』が、邦題『バックドラフト』として公開されました作品の放送があります。
<ロン・ハワード>が監督を務め、消防士兄弟の葛藤と日夜火災と戦い続ける男たちの群像を描き、放火犯探しというサスペンス・ドラマがサブ・プロットになっています。
殉職した父の後を継いで消防士になろうとシカゴに戻って来た弟。だが彼が配属されたのは兄が隊長を務める第17分隊でした。二人は徹底的に反目し合いますが、おりしもシカゴでは奇妙な爆発放火事件が続発。それは〈バックドラフト〉と呼ばれる逆気流現象を伴うものでした。特殊効果及びVFXの制作会社「ILM」による特撮で、炎が生き物のように動く火災シーンはかつてない迫力で迫ります。
主演に<カート・ラッセル>と<ウィリアム・ボールドウィン>、また主要人物として<ロバート・デ・ニーロ>、<ドナルド・サザーランド>、<スコット・グレン>が出演しています。
こんや<18:30(~21:00)>より「BSテレ東」にて、1977年8月6日に公開されました『男はつらいよ』シリーズ19作目『男はつらいよ 寅次郎と殿様』の放送があります。
旅先の寅さんは愛媛県・伊予の国大洲で、わけありの若い女性「鞠子」(真野響子)に新設にします。その後。大洲の城跡で浮世離れした老人と知り合いますが、その老人こそ、伊予の殿様の末裔「藤堂久宗」(嵐寛寿郎)でした。
接待を受けた寅さんは、殿様の「次男の未亡人(まり子)に一目会いたい」という願いを、いつも通りの調子で安請け合いしてしまうのでした。
夫に先立たれ、その想いを胸に懸命に働きながら、幸せを求める17代目のヒロインに<真野響子>、「久宗」の執事に<三木のり平>が共演しています。
『赤刃』で講談社が主催する第6回小説現代長編新人賞を受賞し、ハードボイルド作家として活躍する<長浦京>による小説『リボルバー・リリー』(2016年・講談社)の映画化が決定。2023年に公開予定で監督を<行定勲>が務めることが発表されています。
本作は、かつて〈もっとも排除すべき日本人〉と呼ばれた元諜報員「小曽根百合」を主人公とするハードボイルドアクションです。
舞台は1924年の大正末期、関東大震災後の東京です。3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ「小曽根百合」は、消えた陸軍資金の鍵を握る少年「細見慎太」とともに帝国陸軍に立ち向かいます。
企画プロデュースは、『孤狼の血』・『孤狼の血 LEVEL2』、<清水崇>監督の「恐怖の村」シリーズ(『犬鳴村』・『樹海村』・『牛首村』)、 『シン・仮面ライダー』などの<紀伊宗之>が担当します。公開されていますティザービジュアルには、「百合」が肌身離さず所有している回転式拳銃〈S&W M1917リヴォルバー〉と赤いユリの花が描かれています。
今夜<21:00(~22:54)>より日本テレビ系の『金曜ロードショー』にて、2005年アメリカ製作の『原題:Charlie and the Chocolate Factory』が、邦題『チャーリーとチョコレート工場』として2005年9月10日より公開されました作品の放送があります。
<ティム・バートン>監督が、<ロアルド・ダール>の児童小説『チョコレート工場の秘密』を、<ダニー・エルフマン>の音楽による歌と踊り満載で映画化しています。<ジョニー・デップ>扮する怪しいチョコレート工場主「ウィリー・ウォンカ」が、黄金のチケット入りのチョコレートを買った子供5人を工場見学に招待します。貧しいが純真な少年「チャーリー」はじめチケットを手に入れた5人の少年少女たちは、チョコレート工場に招かれて奇妙な体験をしていきます。
工場の従業員である小人の「ウンパ・ルンパ」のダンスといろいろなジャンル音楽で奏でられるコーラスは見逃せない、ミュージカル・ファンタジー映画です。
今回は、『金曜ロードショー』オリジナルの吹替版の放送になります。「ウォンカ」役に<宮野真守>が声を当て、そのほか<冨澤風斗>、<渡辺美佐>がキャストに名を連ねています。
俳優の<間宮祥太朗>(28)主演で、<島崎藤村>の名作『破戒』が60年ぶりに映画化されることが発表されています。制作は東映、制作プロダクションは東映京都撮影所、配給・宣伝は東映ビデオのオール東映グループスタッフで不朽の名作を復活させ、2022年7月8日より全国で公開予定です。
明治の文豪<島崎藤村>による小説『破戒』は、1948年に<木下恵介>監督、1962年に<市川崑>監督と名だたる巨匠が映画化してきました。被差別部落に生まれエタとしての生い立ちと身分を隠して生きよ、と父より戒めを受けて育ち、その戒めを頑なに守り成人し、小学校教員となった「瀬川丑松」を、それぞれ<池部良>、<市川雷蔵>が演じてきました。
今回の監督は、<椎名桔平>主演の映画『発熱天使』(高崎映画祭招待作品)や、キネマ旬報「文化映画部門」ベストテン7位の『みみをすます』(教育映画祭最優秀賞・文部科学大臣賞)を監督した<前田和男>が務めています。自らの出自に苦悩しつつも、最後にはある決断をする主人公「瀬川丑松」を<間宮祥太朗>が演じます。
相手役「志保」を演じるのは、<石井杏奈>が扮し、「丑松」に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない慎ましい女性を演じます。悩める「丑松」を支える親友「銀之助」役に<矢本悠馬>、ほか、<眞島秀和>、<高橋和也>、<竹中直人>、<本田博太郎>、<田中要次>、<石橋蓮司>、<大東駿介>、<小林綾子>などが出演しています。
小説家<鈴木光司>による〈見た者が必ず一定期間ののち死に至る〉という「呪いのビデオ」の恐怖を描いた同名ホラー小説を実写化した映画『リング』(1998年・監督:中田秀夫)は、邦画ホラー業界に大きな影響を与えました。その同作のシリーズ最新作『貞子 DX』が、2022年秋に公開すると発表されています。
『貞子 DX』の監督は、映画『99.9 ー刑事専門弁護士ーTHE MOVIE』などの<木村ひさし>が務めています。脚本は、『曇天に笑う』・『LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘』などを手掛けてきた<高橋悠也>が担当、これまでにない新たな物語を紡いでいきます。
主演の「一条文華」役に抜擢されたのは、映画『魔女の宅急便』(2014年・監督:清水崇)など数多くの作品で主演を務めてきた<小芝風花>(24)が扮しています。
彼女は「ブルーリボン賞」新人賞や「第109回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」主演女優賞などの映画賞を受賞している実力派です。そんな彼女が今回、妹が呪いのビデオを見てしまったことをきっかけに怪奇現象に巻き込まれていくIQ200の大学院生を演じています。
<カルラ・シモン>監督
16日、第72回ベルリン国際映画祭の審査結果が発表され、スペインの『悲しみに、こんにちは』(2017年)で第67回本映画祭新人監督賞を受賞し、同作が第90回アカデミー賞外国語映画賞スペイン代表にも選ばれた<カルラ・シモン>監督による長編監督第2作『アルカラス』が最高賞に当たる長編コンペ部門の金熊賞を受賞しています。
『アルカラス』は、スペイン・カタルーニャ州リェイダにある広大な果樹園のオーナーが、桃の樹を伐採してソーラーパネルを設置する計画を明かす。生活の糧を失うことになった農家の家族は、最後の桃の収穫のため集まり、それぞれに苦い思いをかみしめる、家族の亀裂を描いた物語です。
また、短編コンペ部門に出品されていました<和田淳>監督による日仏共同製作のアニメ『半島の鳥』が、特別賞を受賞しています。
今回の映画祭では、長編コンペ部門の審査員の一人に、昨年オムニバス映画「偶然と想像」で長編コンペ部門の審査員大賞を受賞し、米アカデミー賞の4部門でノミネートされた『ドライブ・マイ・カー』の<濱口竜介>監督(43)が選ばれていました。
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