4月5日に亡くなられた<高畑勲>監督の代表作『火垂るの墓』が、4月13日(金)に、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」(21:00~22:54)にて放送されます。
<高畑>さんの訃報を受け、放送作品ラインナップを急遽変更されています。これまで「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョ となりの山田くん」、遺作となった「かぐや姫の物語」など、数多くの高畑作品を放送してきました「金曜ロードSHOW!」では、哀悼と感謝の気持ちを込め「火垂るの墓」を放送することを決めたようです。
1988年に公開されたアニメ映画「火垂るの墓」は、神戸の大空襲を体験した<野坂昭如>による同名小説を原作に、戦争で両親を亡くした14歳の少年<清太>と、4歳の妹<節子>が懸命に生きる姿を描いた作品。高畑が監督と脚本を手がけています。
『アニー・ホール』の<ダイアン・キートン>と、『ハリー・ポッター』シリーズの<ブレンダン・グリーソン>共演で、ホームレスの男性が一夜にして資産家になったという実話をもとに、大人の恋を描いたロマンティックコメディ『ロンドン、人生はじめます』が、2018年4月21日より全国で公開されます。
ロンドンの高級マンションで暮らす未亡人の「エミリー」(ダイアン・キートン)は、夫が亡くなり、さまざまな問題に直面して心が満たされずにいました。そんな折、自然に囲まれた手作りの小さな家で暮らす「ドナルド」(ブレンダン・グリーソン)と出会います。庭でのディナー、気ままな読書、森でのピクニックなど、高級住宅地で暮らす「エミリー」とは間逆の環境で幸せに暮らす「ドナルド」。頑固だけど温かい「ドナルド」に「エミリー」は次第に惹かれていきますが、「ドナルド」に降りかかったある事件から2人を取り巻く状況は一変します。
監督は『新しい人生のはじめかた』・『ラブ・パンチ』の<ジョエル・ホプキンス>が務めています。
本日の<グーグルロゴは、エジプト出身のアラブ人俳優<オマル・シャリーフ生誕86周年」(1932年4月10日~2015年7月10日)です。
エジプトのアレクサンドリアに生まれました。裕福な家庭に生まれた彼は、アレクサンドリアのビクトリア・カレッジで学びます。卒業後は父親の材木商の仕事の手伝いを始めました。2年ほど父親を手伝った後、イギリスへ留学し、ロンドンの王立演劇アカデミーで演技を学びます。
帰国後、1954年、エジプトの映画「The Blazing Sun」で俳優としてのキャリアをスタートさせ、1955年「Our Beautiful Days」、1956年「Struggle in the Pier」と主演男優役で出演することで一気にアラブ映画界のスターとなりました。
1962年、イギリスの映画監督<デヴィッド・リーン>が「アラブ人の俳優」を探しているときに目をつけたのが、アラブ人でありながら、英語も堪能な彼で、「Lawrence of Arabia:アラビアのロレンス(1962年)」にてアリ族の「アリ酋長」役に抜擢されます。
映画は大ヒットし、彼もアカデミー賞助演男優賞にノミネートされますが、受賞は逃していますが、この作品で世界的な俳優と飛躍、この映画の成功ののち、渡米、ハリウッドを拠点に活動をします。
ハリウッドでは、「Doctor Zhivago:ドクトル・ジバゴ(1965年)」や「Funny Girl:ファニーガール(1968年)」、「Bloodline:華麗なる相続人(1979年)」をはじめとして、数多くの作品に出演、そのキャリアで3度のゴールデングローブ賞を受賞しています。
< 国立映画アーカイブが4月に発行したプログラムの表紙 >
企画展、および企画上映「国立映画アーカイブ開館記念 映画を残す、映画を活かす。」が、4月10日(火)から4月22日(日)まで、東京・国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋三丁目7番6号)にて行われています
これは4月1日から東京国立近代美術館よりフィルムセンターが独立し、日本で6番目の国立美術館となる新組織「国立映画アーカイブ」に生まれ変わったことを記念したものです。1952(昭和27)年、当時の国立近代美術館のフィルムライブラリー事業から始まった日本における映画アーカイブの歩み。同企画では8万本を超える所蔵フィルムの中から、日本映画史上の代表的な映画人、トピックを収めた映像を厳選し、近年の復元作とあわせて紹介されています。
12のプログラムからなる企画上映のラインナップには、計29本の映画と映像が鑑賞できます。小津安二郎、黒澤明、衣笠貞之助、稲垣浩、五所平之助らの演出風景や、尾上松之助、成瀬巳喜男、マキノ雅弘、阪東妻三郎のプライベートの姿、かつての撮影所などを収めた貴重な映像群を観ることができます。
また可燃性オリジナルネガフィルムから新たにダイレクトプリントされた「煙突の見える場所」(1953年・五所平之助監督)「生きものの記録」(1955年・黒澤明監督)も含まれています。
スケジュールの詳細は国立映画アーカイブの公式サイトで確認してください。
今年で週刊ヤングジャンプでの連載が12 年目に突入する<原泰久>の人気中華歴史漫画「キングダム」。4月19日(木)に発売となるコミックス50巻を記念し、実写映画化決定が発表されています。
本作は、紀元前の古代中国、春秋戦国時代の秦国を舞台に、身寄りのない戦争孤児の少年<信>が、後の始皇帝となる<嬴政>と運命の出会いを果たし、“天下の大将軍”という夢を胸に戦場に繰り出してゆく様を描く歴史大河漫画です。
2006 年9月から週刊連載を開始した本作は、2012年にTV アニメの放送を開始し、2013年に第17 回手塚治虫文化賞でマンガ大賞を受賞しています。
今回のコミックス50巻の発売と映画化決定に伴い、全国規模での企画も鋭意準備中とのことです。まだ詳細は明らかとなっていませんが、気になる企画です。
本日の<グーグルロゴ>は、「メキシコ映画の黄金時代」と呼ばれた時代を代表する女優の<マリア・フェリックス>(1914年4月8日~2002年4月8日)です。その生涯で47本の映画に出演しています。代表作は 「Enamorada」(1946)、「Río Escondido」(1948年)等です。日本では、フランス映画「French Cancan:フレンチ・カンカン(1954)」がよく知られています。
ソノラ州アラモスに生まれ、11人兄弟という大家族に生まれ、活発な子供時代を過ごします。ハリスコ州グアダラハラに移住後、10代後半になると、その美貌が注目され始め、グアダラハラ大学のミスクイーンに選出されます。若くして結婚、1935年に子供を産みますが、まもなく離婚。子供と共にメキシコシティに移住し、受付係として働きます。
ある日、彼女が通りを歩いていた時、映画監督<フェルナンド・パラシオス>さんの目に止まり映画界にスカウトされました。そして1942年「El Peñón de las Ánimas」で映画デビュー。初の作品にして映画のヒロインを演じました。この映画が大ヒットし、一躍スターとなりました。
彼女の最後の映画出演は1970年の「La Generala」であり、それ以降は、ほとんど女優として活動を行うことはありませんでした。
長編デビュー作『花に嵐』が「PFFアワード2016」で準グランプリを受賞した<岩切一空>の監督作品『聖なるもの』が、2018年4月14日より全国で公開されます。
ある大学の映画研究会。大学3年になる「岩切」は、4年に1度、映画研究会に現れる謎の彼女と作った映画は必ず大傑作になるという噂を耳にします。そしてある日、僕の目の前にミステリアスな黒髪の美少女「南」が現れます。
彼女に魅了された「岩切」は後輩の「小川」らを巻き込み、衝動的に「南」主演の映画を撮り始めます。
2人のヒロイン「南」役と「小川」役を<南美櫻>と<小川紗良>が演じ、劇中歌、主題歌を<ボンジュール鈴木>が担当しています。「MOOSIC LAB2017」でグランプリ、最優秀女優賞など4部門を獲得した作品です。
長編デビュー作『私の20世紀』(1989年)でカンヌ国際映画祭カメラドール(最優秀新人監督賞)を受賞したハンガリーの<イルディコー・エニェディ>が、18年ぶりに長編映画の監督を務め、「鹿の夢」によって結びつけられた孤独な男女の恋を描いた原題『Testrol es lelekrol』が、邦題『心と体と』として、2018年4月14日より全国で公開されます。
ブダペスト郊外の食肉処理場で代理職員として働く若い女性「マーリア」は、コミュニケーションが苦手で職場になじめずにいました。片手が不自由な上司の中年男性「エンドレ」は「マーリア」のことを何かと気にかけていましたが、うまく噛み合いません。
そんな不器用な2人が、偶然にも同じ夢を見たことから急接近していきます。「マーリア」を<アレクサンドラ・ポルベーイ>、「エンドレ」に<ゲーザ・モルチャーニ>が扮しています。
2017年・第67回ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞をはじめ4部門に輝いた作品です。
西宮市大谷美術館にて、2018年4月7日(土)~5月27日(日)の期間、巡回展「追悼特別展 高倉健」が開催されます。
<高倉健>(1931年2月16日~2014年11月10日・83歳)の映画俳優としての仕事と業績をあらためて顕彰する同展。<高倉>さんをモチーフとした<横尾忠則>さん、<森山大道>さんによる作品とともに、出演作205本すべてから抜粋した出演場面の映像が紹介されています。<高倉>さんが所蔵していた台本や小道具、スチール写真、ポスター、プレスシートといった宣伝物など、貴重資料を一堂に展示し、時代とともに歩んだ足跡がたどりれます。
同展で紹介するのは、<高倉>さんが出演した各場面抜粋の映像展示ですが、元町商店街4丁目のミニシアター「元町映画館」(神戸市中央区元町通4)と新開地の「Cinema KOBE」(兵庫区)では同展会期中、高倉さん主演映画の上映が行なわれます。
「Cinema KOBE」では、5月12日~18日=「新幹線大爆破」「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」の2本立て、「元町映画館」では、19日~25日=「飢餓海峡」、26日~6月1日=「君よ憤怒の河を渉(わた)れ」を上映する。4作品ともデジタル上映。
期間中、展覧会と映画を見た人を対象にスタンプカードを配布。各会場を巡ってスタンプを集めると先着100人に展覧会告知ポスターを進呈するほか、相互割引システムとして、美術館のチケット提示で各映画の一般当日料金から、映画のチケット提示で美術館の一般当日料金から200円割り引かれます。
全国で公開中の「映画ドラえもん のび太の宝島」が、3月3日から4月3日までの32日間の累計興行収入が44.4億円を超え、これまでの最高記録、『のび太の南極カチコチ大冒険』(2017年3月4日公開)の44.3億円を上回り、新シリーズの最高興行収入記録を更新しました。4日に配給元の東宝が発表しています。
これで2016年公開「新・のび太の日本誕生」以来、3作連続の40億円超えを果たし、新シリーズ最高興収を更新し続けている。『のび太の宝島』は、「映画ドラえもん」シリーズ38作目で、現声優陣で制作された2006年公開『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』以降の新シリーズ13作目。32日間の成績は動員389万8193人、興収44億4223万8200円。昨年の「のび太の南極カチコチ大冒険』対比約120%で推移しており、興収50億円突破も期待されています。
「のび太の宝島」は、監督に<今井一暁>氏、脚本に<川村元気>氏、ゲスト声優に<大泉洋>、<長澤まさみ>、<高橋茂雄>(サバンナ)、さらに主題歌・挿入歌を<星野源>が書き下ろす、という超豪華布陣が公開前から話題になっていました。
夢とロマンあふれる大海原を舞台に謎の島に隠された宝を巡って大冒険を繰り広げる物語は、子どもだけでなく大人も「感動できる」「泣ける」と評判を呼んでいるようです。
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