ジャパニーズホラーブームを巻き起こした「女優霊」(1996年公開)・「リング」(1998年公開)などの脚本を手がけた<高橋洋>が、「旧支配者のキャロル」(2011年公開)以来6年ぶりに監督を務めた心霊エンタテインメント「霊的ボリシヴィlキ」は、過去に「あの世に触れた」ことがある男女が、強烈な霊気に支配された奇妙な施設に集められ、恐怖に晒されていくさまを、<韓英恵>主演で描いています。
「霊的ボリシェヴィキ」が同劇場で6月1日より上映されることを記念して、特集上映「高橋洋監督作品集」が、6月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)に兵庫・神戸映画資料館で開催されます。
高橋の長編監督デビュー作「ソドムの市」(1975年公開)をはじめ、中編「狂気の海」(2008年公開)・「旧支配者のキャロル」といった作品が上映されます。
そのほか高橋が講師を務める映画美学校の実習作品として制作された短編6本も。上映スケジュールなど詳細は神戸映画資料館の 『公式サイト」 で確認してください。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年)の<ポール・トーマス・アンダーソン>監督と<ダニエル・デイ=ルイス>が2度目のタッグを組み、1950年代のロンドンを舞台に、有名デザイナーと若いウェイトレスとの究極の愛が描かれる『ファントム・スレッド』が、2018年5月26日より全国で公開されます。
『マイ・レフトフット』(1989年・監督:ジム・シェリダン)・『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年・監督:ポール・トーマス・アンダーソン)・ 『リンカーン』 (2012年・監督:スティーヴン・スピルバーグ)で3度のアカデミー主演男優賞を受賞している<デイ=ルイス>が主人公「レイノルズ・ウッドコック」を演じ、今作をもって俳優業から引退することを表明しています。
1950年代のロンドンで活躍するオートクチュールの仕立て屋「レイノルズ・ウッドコック」は、英国ファッション界の中心的存在として社交界から脚光を浴びていました。ウェイトレスの「アルマ」との運命的な出会いを果たした「レイノルズ」は、「アルマ」をミューズとしてファッションの世界へと迎え入れます。しかし、「アルマ」の存在が「レイノルズ」の整然とした完璧な日常に変化をもたらしていきます。
第90回アカデミー賞(2018年3月5日)で作品賞ほか6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞している作品です。
『三度目の殺人』 (2017年) ・ 『海街diary』 (2015年)の<是枝裕和>監督が、家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマ『万引き家族』が、2018年6月8日から全国で公開されます。
2018年・第71回カンヌ国際映画祭で、日本映画としては1997年の『うなぎ』以来21年ぶりとなる最高賞の パルムドールを受賞 したほか、第91回アカデミー賞では日本映画では10年ぶりとなる外国語映画賞ノミネートを果たすなど、海外でも高い評価を獲得しています。
第42回日本アカデミー賞では最優秀作品賞を含む8部門で最優秀賞を受賞しました。
東京の下町。高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である「初枝」の年金を目当てに、「治」と「信代」の夫婦、息子の「祥太」、「信代」の妹の「亜紀」が暮らしていました。彼らは「初枝」の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家でしたが、いつも笑いが絶えない日々を送っていました。
そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた「治」が家に連れ帰り、「信代」が娘として育てることになります。そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていきます。
息子とともに万引きを繰り返す父親「治」に<リリー・フランキー>、「初枝」役に<樹木希林>と是枝組常連のキャストに加え、「信江」役の<安藤サクラ>、信江の妹「亜紀」役の<松岡茉優>らが是枝作品に初参加しています。
R指定ながら全世界で大ヒットを記録した異色のヒーロー映画『デッドプール』(2016年)の続編『デッドプール2』が、2018年6月1日より全国で公開されます。
マーベルコミック『X-MEN』シリーズに登場するキャラクターで、人体実験により驚異的な治癒能力と不死の肉体を得ますが、醜い身体に変えられてしまった元傭兵の「ウェイド・ウイルソン/デッドプール」の活躍を描くアクションコメディです。
最愛の恋人「ヴァネッサ」を取り戻し、お気楽な日々を送る「デッドプール」の前に、未来からやってきたマシーン人間の「ケーブル」が現れます。「ヴァネッサ」の希望を受けて良い人間になることを決意した「デッドプール」は、「ケーブル」が命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成します。
「ケーブル」役を<ジョシュ・ブローリン>が演じ、<モリーナ・バッカリン>、<ブリアナ・ヒルデブランド>、<T・J・ミラー>ら前作のキャストが続投しています。<忽那汐里>が、「Xフォース」の「ユキオ」役で新たに参加しています。監督は『アトミック・ブロンド』の<デビッド・リーチ>が務めています。
<J・A・バヨナ>が監督した「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の7月13日(金)全国ロードショーに合わせ、7月に日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて「ジュラシック・パーク」シリーズの過去作が2週連続で放送されます
「恐竜フェス」と銘打たれたこの特集では、まず第1弾として<ジョー・ジョンストン>が監督した2001年公開作『ジュラシック・パーク III』を7月6日(金)にオンエア。そして翌週7月13日(金)に、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」 の前作である<クリス・プラット>主演 『ジュラシック・ワールド』 を、放送時間30分拡大して放送されます。両作ともに本編ノーカットでの放映です。
また日本テレビでは6月30日(土)の14時30分から、<スティーヴン・スピルバーグ>がメガホンを取ったシリーズ第1作「ジュラシック・パーク」(1993年公開)の放送があります。なお本日5月25日の「金曜ロードSHOW!」では、シリーズ第2作「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」(1997年公開)がオンエアされます。
『フランシス・ハ』(2012年・監督:ノア・バームバック)や『20センチュリー・ウーマン』(2016年・監督:マイク・ミルズ)などで知られる女優の<グレタ・ガーウィグ>(34)が、自身の出身地でもある米カリフォルニア州サクラメントを舞台に、自伝的要素を盛り込みながら描いた青春映画『レディ・バード』が、2018年6月1日 に公開されます。
『フランシス・ハ』(2012年・監督:ノア・バームバック )や『ハンナだけど、生きていく!』(2007年・監督:ジョー・スワンバーグ)などでは脚本も手がけ、「Nights and Weekends」(日本未公開)では共同監督を務めた経験もある<グレタ・ガーウィグ>が、初の単独監督作としてメガホンをとっています。
カリフォルニア州のサクラメント。閉塞感漂う片田舎の町でカトリック系の女子高に通い、自らを「レディ・バード」と呼ぶ17歳の「クリスティン」が、高校生活最後の年を迎え、友人やボーイフレンド、家族、そして自分の将来について悩み、揺れ動く様子を、みずみずしくユーモアたっぷりに描いています。
主人公「クリスティン」を『ブルックリン』(2015年・監督:ジョン・クローリー )や『つぐない』(2007年・監督:ジョー・ライト)でアカデミー賞候補にもなった若手実力派の<シアーシャ・ローナン>、母親「マリオン」役をテレビや舞台で活躍するベテラン女優の<ローリー・メトカーフ>が演じています。
第90回アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネートされ、<ガーウィグ>も女性として史上5人目の監督賞候補になっています。
第87回アカデミー賞で4部門を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)の<ウェス・アンダーソン>監督が日本を舞台に、「犬インフルエンザ」の蔓延によって離島に隔離された愛犬を探す少年と犬たちが繰り広げる冒険を描いたストップモーションアニメ『犬ケ島』が、2018年5月25日より全国で公開されます。
近未来の日本。メガ崎市で犬インフルエンザが大流行し、犬たちはゴミ処理場の島「犬ヶ島」に隔離されることになります。12歳の少年「小林アタリ」は愛犬「スポッツ」を捜し出すため、たった1人で小型機を盗んで犬ヶ島へと向かいます。
声優陣には<ビル・マーレイ>、<エドワード・ノートン>ら<ウェス・アンダーソン>監督作品の常連俳優のほか、<スカーレット・ヨハンソン>、<グレタ・ガーウィグ>、<オノ・ヨーコ>ら多彩な豪華メンバーが共演しています。
日本からも、「RADWIMPS」の<野田洋次郎>や<夏木マリ>らが参加。第68回ベルリン国際映画祭(2018年2月15日~2018年2月25日)のオープニング作品として上映され、コンペティション部門で監督賞(銀熊賞)を受賞しています。
亡き妻をヒューマノイドとしてよみがえらせた夫の葛藤を描き、第11回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞と映画.com賞を受賞したSFラブストーリー『ラストラブレター』が、2018年5月25日より公開されます。
「広田隆」は、最愛の妻「晶子」を突然の事故で亡くします。2年後、いまだ喪失感を抱えて生きる彼は「晶子」をヒューマノイドとしてよみがえらせますが、彼女が起動していられるのはたった2週間だけでした。こうして「隆」は、「晶子」との最後の生活をスタートさせます。
出演は『東京戯曲』(2014年・監督:平波亘)の<ミネオショウ>と『サラバ静寂』(2018年・監督:宇賀那健一)の<影山祐子>です。監督は『カラガラ』が、2012年・第6回田辺・弁慶映画祭で入選した<森田博之>が務めています。
フランス南部で開催されていた 「第71回カンヌ国際映画祭」 の授賞式が19日夜(日本時間20日未明)に行われ、コンペティション部門に日本から出品された<是枝裕和>監督(55)の長編14作目となる最新作『万引き家族』(6月8日公開)が最高賞「パルムドール」を受賞しています。日本作品としては、1954年の<衣笠貞之>助監督『地獄門』、1980年の<黒澤明>監督『影武者』、<今村昌平>監督の1983年『楢山節考』、1997年『うなぎ』に続く21年ぶり5作品目の快挙となりました。
受賞作品『万引き家族』は家族の在り方を問い続けてきた<是枝>監督が、東京の下町を舞台に万引で生活費を稼ぐ一家を描きました。息子・祥太<城桧吏>と協力して万引を重ねる父・治を<リリー・フランキー>(54)、その妻・信代を<安藤サクラ>(32)、信代の妹・亜紀を<松岡茉優>(23)、家族の“定収入”として年金をアテにされる祖母・初枝を<樹木希林>(75)が演じています。
<是枝>監督のカンヌ映画祭参加は7回目、コンペティション部門出品は 『海街diary』以来3年ぶり5回目。2004年の『誰も知らない』は当時14歳の<柳楽優弥>が男優賞、2013年の『そして父になる』は審査員賞。今回、ついに頂点に輝やきました。
日本映画のコンペ部門への複数出品は5年ぶりとなりましたが、新鋭<濱口竜介>監督(39)の最新作『寝ても覚めても』(9月1日公開)の受賞はなりませんでした。
第69回カンヌ国際映画祭(2016年5月11日)ある視点部門で審査員賞を受賞した『淵に立つ』の<深田晃司>監督が、<ディーン・フジオカ>を主演にインドネシア、スマトラ島のバンダ・アチェでオールロケを敢行したオリジナル脚本によるファンタジー作品『海を駆ける』が、2018年5月26日より全国で公開されます。
インドネシア、バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見されます。片言の日本語やインドネシア語を話すその男は、海で発見されたことからインドネシア語で「海」を意味する「ラウ」と名づけられました。
NPO法人で災害復興の仕事をしている「貴子」と息子の「タカシ」、親戚の「サチコ」は、記憶喪失ではないかと診断された「ラウ」をしばらく預かり、身元捜しを手伝うこととなります。「ラウ」はいつもただ静かにほほ笑んでいるだけでしたが、そんな「ラウ」の周辺ではさまざまな不可思議な現象が起こりはじめていました。
<ディーン・フジオカ>が謎の男「ラウ」を演じ、「貴子」役を<鶴田真由>、「タカシ」役を<太賀>、「サチコ」役を<阿部純子>がそれぞれ演じています。
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