<スー・リオン>さんがアメリカ現地時間12月26日にロサンゼルスで死去したと『The New York Times』ほかが報じています。死因は明らかにされていません。73歳でした。
正確には「スー・ライオン(ライアン)」と発音しますが、「ライオン」だと小悪魔的で妖しい魅力(ニンフェット・妖精)のイメージに合わないため、日本ではフランス語読みの「リオン」としていました。この事を来日(1962年)した本人に確認すると「リオンでも悪くないわね」との事だったのでそのまま定着したといいます。
1946年7月10日にアメリカ・アイオワ州で生まれた<スー・リオン>は、1962年に<ウラジーミル・ナボコフ>の同名小説を<スタンリー・キューブリック>が映画化した『ロリータ』でデビュー。およそ800人の応募者の中から演技経験のなかった当時14歳の彼女を<キューブリック>が抜擢しました。<リオン>は『ロリータ』での演技が高く評価され、1963年にゴールデングローブ賞新人女優賞に輝いています。
その後は『イグアナの夜』(1964年)・『荒野の女たち』(1966年)・)、『恋とペテンと青空と』(1967年)、『トニー・ローム/殺しの追跡』(1967年)、『キャプテン・アメリカ 』(1971年)、『サイキック・マーダー/透明殺人鬼の復讐』(1976年)、『激突39台!史上最大の自動車事故/ハイウェイ・パニック』(1976年)、『クラッシュ! 』(1977年)、『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画 』(1977年)、などに出演、1980年に公開された『アリゲーター』で「NBC女性記者」役を務めたのを最後に、女優業からは遠ざかっていました。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ