「1ドル=154円81銭」
4月
23日
22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前週末比25銭円安・ドル高の「1ドル=154円80〜90銭」で取引を終えています。一時は「1ドル=154円85銭」と1990年6月以来の安値を付けています。円の高値は「1ドル=154円69銭」でした。
中東情勢が一段と悪化するとの警戒感が和らぎ「低リスク通貨」とされる円に売りが出ています。もっとも、日本政府・日銀が円買い介入に動くとの見方は根強く、円売りの勢いは限られました。
イスラエルは前週にイランを空爆しましたが、攻撃の範囲は限定的で、イラン側に報復の意思はないと伝わっています。投資家のリスク回避姿勢が緩み、円に売りが出ました。米連邦準備理事会(FRB)が米国の根強いインフレを背景に利下げを遅らせるとの見方も引き続き円の重荷になっています。