5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比55銭円高・ドル安の「1ドル=151円55〜65銭」で取引を終えています。円の高値は『1ドル=151円35銭」、安値は「1ドル=152円31銭」でした。
米大統領選の投開票を迎え、共和党候補の<トランプ前大統領>の勝利を見込んだ円売り・ドル買いの持ち高を縮小する動きが優勢でした。
<トランプ>の掲げる関税強化や移民対策がインフレ圧力を高めるとの見方から前週まで円売り・ドル買いが進んでいた後で、持ち高を調整する円買い・ドル売りが入りやすくなっています。市場では、米大統領選の開票が進み<トランプ>優勢と伝われば、ドルが買い直されるとみられています。
5日午前に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表しました、10月の非製造業(サービス業)景況感指数は(56.0)と、市場予想(53.7)を上回り、米景気の底堅さを示したことは円売り・ドル買いを誘い、円相場は伸び悩む場面がありました。