『アハーン』@<ニキル・ペールワーニー>監督
4月
30日
ダウン症の当事者である<アブリ・ママジ>が主演しましたインド映画『アハーン』が、2025年9月5日より公開されます。
ムンバイが舞台の本作は、ダウン症の青年「アハーン」と中年男性「オジー」が織りなすコメディ映画です。両親とともに暮らす「アハーン」は不自由のない日々を過ごしていますが、周囲の目を気にする両親の〈配慮〉によって家に縛り付けられていました。
一方、「オジー」は気難しい性格と潔癖症によって妻の「アヌ」に見限られ、家に1人取り残されることになります。そんな中、「アヌ」と親交がある「アハーン」が「オジー」の家を訪ねたことにより、彼は妻と会うために「アハーン」を利用することを思い付くのでした。
<アブリ・ママジ>が「アハーン」役で俳優デビューを飾り、<アリフ・ザカーリア>が「オジー」役で出演。<ニハリカ・シン>、<プラビータ・ボルタックール>がキャストに名を連ねています。
監督は、ムンバイ出身で『アハーン』が長編初監督作となる<ニキル・ペールワーニー>が務めています。彼はリサーチで障害者のためのデイケア施設を巡っていた際、俳優を夢見る<アブリ・ママジ>と出会い、初めは当事者のキャスティングを想定していませんでしたが、2人で時間を過ごす中で彼を主演に抜擢しています。