<寺山修司>が遺した唯一の長編小説『あゝ、荒野』(1966年)を、 『帝一の國』 (2017年・監督:永井聡)の<菅田将暉>と『息もできない』(2008年・監督:ヤン・イクチュン)の<ヤン・イクチュン>のダブル主演で実写映画化する2部作の前編『あゝ、荒野』が、2017年10月7日より全国で公開されます。後編は2017年10月21日に公開されます。
2021年の新宿。かつて親に捨てられた「新次」は、兄貴分の「劉輝」を半身不随にした元仲間「裕二」への復讐を誓っていました。ある日彼は、街でティッシュ配りをしていた吃音で赤面対人恐怖症の「バリカン」こと「健二」と一緒に、「片目」こと「堀口」からボクシングジムへ誘われます。
「新次」は復讐を果たすため、「バリカン」は内気な自分を変えるため、それぞれの思いを胸にトレーニングに励む2人でした。徐々に名を挙げていく「新次」に対し、「バリカン」は特別な感情を抱くようになっていきます。そんな中、「新次」はついに「裕二」との戦いに臨むことになります。
「沢村新司」に<菅田将暉>、「バリカン健二」に<ヤン・イクチュン>が扮し、監督は、哲学論文制作のために「尾行」に没頭する女子大学院生の姿を描く『二重生活(2016年)の<岸善幸>監督が務めています。
キューバ革命の英雄<チェ・ゲバラ>と共闘した日系人の生涯を、<オダギリジョー>主演、<阪本順治>監督で描いた日本とキューバの合作映画『エルネスト』が、2017年10月6日より全国で公開されます。
<フィデル・カストロ>らとともにキューバ革命を成功させ、1967年にボリビア戦線で命を落とした<エルネスト・チェ・ゲバラ>。医者を志してキューバの国立ハバナ大学へ留学した日系2世の「フレディ前村ウルタード」は、キューバ危機の状況下で「ゲバラ」と出会い、彼の魅力に心酔した「前村」は「ゲバラ」の部隊に参加し、ボリビアで「ゲバラ」とともに行動します。「
ゲバラ」からファーストネームである「エルネスト」を戦士名として授けられた「前村」は、ボリビア軍事政権へと立ち向かっていきます。<オダギリ。が主人公の「前村」を演じ、日本からは<永山絢斗>が記者役で出演しています。
神戸ハーバーランドの高浜岸壁に屋外シアターが登場します。
ダイナミックな300インチスクリーンと180インチビジョンで神戸港を背景に名作が、無料で楽しめます。
アニメやミュージカル映画上映に先立ち、ラジオ関西『羽川英樹ハッスル』(木曜10:00~11:45 12:36~15:00)の番組アシスタントを務める活動弁士<大森久美子>さんの活弁が行われます。
上映内容
9月30日(土) 15:00~活弁 16:00~『SING』 18:00~『アニー』
10月1日(日) 15:00~活弁 16:00~『ペット』 18:00~ 『マンマ・ミーア!』
『襲名犯』で第59回江戸川乱歩賞を受賞した茨城県取手市在住の作家<竹吉優輔>による青春ミステリー小説を、『ゆめのかよいじ』 ・ 『花蓮 かれん』の<五藤利弘>が監督を務めた『レミングスの夏』が、2017年10月1日より全国で公開されます。
<是枝裕和>監督の『奇跡』で兄の<航基>とともにダブル主演を務めた<前田旺志郎>が、単独初主演を飾っています。
茨城県の取手の街に、ハサミで小学生を切りつける〈ハサミさん〉が現れるという都市伝説が広がっていました。中学2年生の「アキラ」や「ナギ」らは、6年前の小学2年生の夏に起こったある出来事によって奪われた、楽しかったあの日を取り戻すため、ネズミを意味する「レミング」から名付けた仲良しグループ「レミングス」とともに、大きな計画を実行に移します。
1993年の『青いパパイヤの香り』(1993年)・『シグロ』(1995年)などの<トラン・アン・ユン>監督が『ノルウェイの森』以来6年ぶりに手がけた監督作品でフランス・ベルギー合作の『エタニティー 永遠の花たち』が、2017年9月30日より公開されます。
<オドレイ・トトゥ>、<メラニー・ロラン>、<ベレニス・ベジョ>たちを主演に迎え、運命に翻弄されながらも世代を超えて命をつないでいく女性たちの姿を描いています。
19世紀末のフランス。婚約を破棄したにもかかわらず、あきらめない「ジュール」に心を動かされた「ヴァランティーヌ」は、やがて「ジュール」と結婚。年月とともに夫婦としての絆も深まっていきます。戦争や病で子どもたちを失うという悲しみを乗り越え、無事に成長した息子の「アンリ」が幼なじみの「マチルド」と結婚したことに喜ぶ「ヴァランティーヌ」でした。息子夫婦に加え、マチルドの従姉妹の「ガブリエラ」らも「ヴァランティーヌ」のもとを訪れるようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続くのでした。
「ヴァランティーヌ」に<オドレイ・トトゥ>、「マチルド」に<メラニー・ロラン>、「ガブリエラ」に<ベレニス・ベジョ>、「アンリ」に<ジェレミー・レニエ>、「シャルル」に<ピエール・瑠ランドンシャン>ほかが出演しています。
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』 ・ 『HACHI 約束の犬』などで知られる<ラッセ・ハルストレム>が監督を務め、<W・ブルース・キャメロン>のベストセラー小説を実写映画化し、飼い主の少年と再び巡り会うため生まれ変わりを繰り返す犬の奮闘を描いた『僕のワンダフル・ライフ』が、2017年9月29日より全国で公開されます。
ゴールデン・レトリバーの子犬「ベイリー」は、自分の命を救ってくれた少年「イーサン」と固い絆で結ばれていきます。やがて寿命を終えた「ベイリー」は、愛する「イーサン」にまた会いたい一心で生まれ変わりを繰り返すようになりますが、なかなか「イーサン」に遭遇できません。
3度目でようやく「イーサン」に出会えた「ベイリー」は、自身に与えられたある使命に気づきます。
主人公の犬「ベイリー」の声を担当するのは、ディズニーアニメ『アナと雪の女王』で「オラフ」の声を演じた<ジョシュ・ギャッド>。若き日の「イーサン」役には新人俳優<K・J・アパ>を抜擢し、成長した「イーサン」を『エデンより彼方に』(2002年・監督:トッド・ヘインズ)の<デニス・クエイド>、「イーサン」の初恋相手「ハンナ」を『トゥモローランド』の<ブリット・ロバートソン>、大人になった「ハンナ」を『ツイン・ピークス』シリーズの<ペギー・リプトン>がそれぞれ演じています。
<湯浅政明>監督によるアニメーション映画『夜は短し歩けよ乙女』が、カナダで開催された『第41回オタワ国際アニメーション映画祭』の長編部門でグランプリを受賞した。同映画祭長編部門でのグランプリは日本作品、日本人監督としては初の受賞となります。
現地時間9月20日から24日に開催された同映画祭は、仏・アヌシー、クロアチア・ザグレブ、広島とともに世界4大アニメーション映画祭の一つに数えられ、アニメに特化した映画祭では北米最大の規模を誇る。今回は85ヶ国から1992作品の応募があり、長編部門には<湯浅政明>監督の『夜明け告げるルーのうた』 ・ 『夜は短し歩けよ乙女』を含む5作品がノミネートされ、長編部門に同じ監督による2作品が同時にノミネートされたのは同映画祭史上初ということで現地でも話題となりました。
『夜は短し歩けよ乙女』 は、第20回山本周五郎賞受賞、2007年本屋大賞2位に選ばれた<森見登美彦>氏の同名小説(角川文庫)をアニメ映画化。主人公の語り手の「先輩」を俳優・歌手の<星野源>が演じています。日本では4月7日より東宝系映画館にて公開されました。
同時にノミネートされた『夜明け告げるルーのうた』は<湯浅>監督初の完全オリジナル劇場用新作。こちらはフランスで開催された『第41回アヌシー・アニメーション国際映画祭』の長編部門グランプリにあたるクリスタル賞を受賞している(日本人監督では1995年『平成狸合戦ぽんぽこ』の<高畑勲>監督以来、22年ぶりの受賞になります)。
1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士<ジョン・グレン>の功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフ、<キャサリン・ジョンソン>、<ドロシー・ボーン>、<メアリー・ジャクソン>の知られざる物語を描いたドラマ『ドリーム』が、2017年9月29日から全国で公開されます。
ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた1961年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいました。なかでも天才的な数学の才能をもつ「キャサリン」は、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされますが、白人男性ばかりのオフィス環境は、「キャサリン」にとって決して心地よいものではありませんでした。
一方、「ドロシー」と「メアリー」もそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされていますが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなります。
「キャサリン」役で『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年・監督: デヴィッド・フィンチャー)の<タラジ・P・ヘンソン>が主演し、「ドロシー」役を『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011年・監督: テイト・テイラー)の<オクタビア・スペンサー>、「メアリー」役を『ムーンライト』(2016年・監督: バリー・ジェンキンス)などにも出演している歌手の<ジャネール・モネイ>が演じています。
監督は『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014年)の<セオドア・メルフィ>が務めています。ミュージシャンの<ファレル・ウィリアムス>が製作と音楽を担当しています。
<東野圭吾>の同名ベストセラー小説を、「Hey! Say! JUMP」の<山田涼介>と<西田敏行>の共演で実写映画化した『ナミヤ雑貨店の軌跡』が、2017年9月23日より全国で公開されます。
過去と現在が繋がる不思議な雑貨店を舞台に、現実に背を向けて生きてきた青年と悩み相談を請け負う雑貨店主の時空を超えた交流を描きます。
2012年。養護施設出身の「敦也」は、幼なじみの「翔太」や「幸平」と悪事を働いて1軒の廃屋に逃げ込みます。そこは、かつて町の人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」でした。
現在はもう廃業しているはずの店内で一夜を過ごすことに決める3人でしたが、深夜、シャッターの郵便受けに何かが投げ込まれたことに気づきます。投げ込まれていたのは1980年に書かれた悩み相談の手紙で、「敦也」たちは戸惑いながらも、当時の店主「浪矢雄治」に代わって返事を書きます。やがて、この雑貨店と「浪矢」の意外な秘密が明らかになってきます。
監督は『余命1ヶ月の花嫁』の<廣木隆一>が務め、「敦也」に<山田涼介>、「翔太」に<村上虹郎>、「幸平」に<筧一郎>が演じ、<成海璃子>、<門脇麦>、<吉行和子>、<尾野真知子>が共演しています。
「ハリー・ポッター」シリーズの<ダニエル・ラドクリフ>が死体役を演じ、『リトル・ミス・サンシャイン』・『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』などで知られる<ポール・ダノ>扮する青年が、死体を使って無人島からの脱出を試みる様を描いた異色のサバイバル劇『スイス・アーミー・マン』が、2017年9月22日より公開されます。
遭難して無人島に漂着した青年「ハンク」は、絶望して命を断とうとしたとき、波打ち際に男の死体が打ち上げられているのを発見します。死体からはガスが出ており、浮力があることに気付いた「ハンク」は意を決し、死体にまたがり無人島脱出を試みます。
『10 クローバーフィールド・レーン』」の<メアリー・エリザベス・ウィンステッド>が共演しています。
CMディレクター出身の監督コンビ、<ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート>(通称:ダニエルズ)の初長編作品で、サンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭で受賞を重ねて話題を集めました。
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