『ダブル・ライフ』@<余園園(ヨ・エンエン)>監督
4月
14日
中国と日本でそれぞれ映画制作を学んだ<余園園(ヨ・エンエン)>の2022年日本・中国合作製作の初長編監督作品『ダブル・ライフ』が、2024年4月19日より公開されます。
本当の夫とレンタル夫との二重生活を送る女性が、次第に新たな感情に気づいていく姿を描き、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞するなど高い評価を得た作品です。
一緒に行くはずだったワークショップを夫にキャンセルされた「詩織」は、家族代行業者の「淳之介」に夫役を依頼。一緒に参加したワークショップで、手と手が触れ合ったとき、相手に心を覗かれているような不思議な感覚を覚えます。レンタル夫の「淳之介」に満足した「詩織」は、この関係を継続すべく、本当の夫に内緒で小さなアパートを借り、「淳之介」と疑似夫婦生活を始めます。
本当の夫とレンタル夫との間を行き来する二重生活を送るうち、「詩織」は封印していたかつての夢や、心の奥底に眠る感情に気づいていきます。
結婚生活に不満を持つ主人公の「詩織」を、『夜空を飛ぶ兎』の<菊地敦子>が演じています。監督の<余園園>は、中国の名門・北京電影学院を卒業後、日本語を独学して留学。東京ビジュアルアーツ映画学科に通い、立教大学大学院の<万田邦敏教授>のもとで演出を学び、大学院の修了制作で本作を手がけています。