5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。
前日は米主要3株価指数がそろって最高値を更新でした。短期的な相場の過熱感から主力株の一角には利益確定売りが出ていますが、米景気が底堅さを保つなかで利下げ継続が見込めるとの観測は相場を支え、ダウ平均は小幅に上昇する場面もありました。
前日は米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が利下げを始めた9月に想定していたよりも「米経済は強い」との認識を示しました。一方、労働市場が軟化した場合は経済を支えるとも強調しています。市場では米経済が堅調を維持しながら、12月も(FRB)が追加利下げに動くとの観測から株買いが広がりました。ダウ平均株価は初めて4万5000ドル台で終え、5日は目先の利益を確定する売りが出やすくなっています。
ダウ平均株価は、前日比248ドル33セント(0.55%)安の4万4765ドル71セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比34.86ポイント(0.18%)安の1万9700.26で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比11.38ポイント (0.19%)安の6075.11で終えています。