『ペイン・アンド・グローリー』@<ペドロ・アルモドバル>監督
6月
12日
世界的な映画監督「サルバドール」は、脊椎の痛みから生きがいを見いだせなくなり、心身ともに疲れ果てていました。引退同然の生活を送る彼は、幼少時代と母親、その頃に移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局など、自身の過去を回想するようになります。
そんな彼のもとに、32年前に手がけた作品の上映依頼が届きます。絶縁状態だった主演俳優と思わぬ再会が、心を閉ざしていた「サルバドール」を過去へと翻らせていきます。<バンデラス>が主人公の映画監督を繊細に演じています。
2019年・第72回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞。第92回アカデミー賞でも主演男優賞、国際長編映画賞にノミネートされました。アルモドバル作品のミューズ、<ペネロペ・クルス>が家族を明るく支える母親を演じています。