『終わりの鳥』@<ダイナ・O・プスィッチ>監督
3月
30日
命の終わりを告げる鳥と対峙する母娘を描いた奇想天外なイギリス・アメリカ合作製作の『終わりの鳥』が、2025年4月4日より公開されます。
クロアチア出身の新鋭<ダイナ・O・プスィッチ>が長編初監督を務め、〈死〉という概念を独創的な映像表現で視覚化しています。病気の少女とその母親が奇妙な鳥との出会いを通して、間もなく訪れるであろう別れを受け止めていく姿を、ユーモアを交えながら描きだしています。
病に侵され余命わずかな15歳の少女「チューズデー」は、母「ゾラ」と暮らしていますが、「チューズデー」の前にしゃべって歌う変幻自在な1羽の鳥が舞い降ります。
それは地球を周回して生きものに命の終わりを告げる「デス」という名の鳥でした。「チューズデー」はデスをジョークで笑わせ、外出中の「ゾラ」が帰ってくるまで自分の命を引き延ばすことに成功します。やがて帰宅した「ゾラ」は鳥の存在に畏れおののき、愛する娘のもとから遠ざけるべく暴挙に出ます。
『恋人はアンバー』の<ローラ・ペティクルー>が「チューズデー」、テレビドラマ『Veep ヴィープ』の<ジュリア・ルイス=ドレイファス>が母「ゾラ」を演じています。