『少年』@<旦雄二>監督
3月
25日
国旗国歌法が施行されました2000年の東京を舞台に、ある孤独な少年の生きざまを描いた社会派青春映画『少年』が、2025年3月29日より公開されます。
16歳の高校生「ジュン」は家庭や学校になじめず、同じ年齢のカリスマ歌手「Myu」のラジオにだけ心を許していました。国旗国歌法成立直後、卒業式で起立斉唱しなかったのを政治行動と決めつけられたことから、彼の人生の歯車は大きく狂いはじめます。やがて、父親に売春を強要されている少女「のぞみ」との出会いと共鳴が、「ジュン」を大きく突き動かします。さまざまな人たちに翻弄され、もがき続ける「ジュン」は暴走し、「Myu」のライブの日にある計画の実行を決意します。
後に『凶悪』などに出演する<小林且弥>が主人公「ジュン」を演じ、テレビドラマ『GTO』の<中村愛美>が「のぞみ」、『プラトニック・セックス』の<留奥麻依子>が「Myu」を演じています。
監督・脚本は、長年CMディレクターとして活躍し、専門学校で若手育成に尽力してきた<旦雄二>が務めています。自身初の劇場用長編映画として1999年に撮影され、それから25年の時を経て2024年に長尺(180分)として完成させています。