『少年と犬』@<瀬々敬久>監督
3月
15日
小説家<馳星周>の直木賞受賞作『少年と犬』を、『春に散る』・『ラーゲリより愛を込めて』の<瀬々敬久>監督が映画化。さまざまな事情を抱える人々と1匹の犬が織りなす交流を短編連作小説としてつづった原作の複数のエピソードをもとに、オリジナル要素を加えて描く『少年と犬』が、2025年3月20日より公開されます。
震災から半年後の宮城県仙台市。職を失った青年「和正」は、震災で飼い主を亡くした犬の「多聞」と出会います。聡明な「多聞」は「和正」とその家族にとって大切な存在となりますが、「多聞」は常に西の方角を気にしていました。
やがて家族を助けるため危険な仕事に手を染めた「和正」は事件に巻き込まれ、その混乱の中で「多聞」は姿を消してしまいます。時が流れ、「多聞」は滋賀県で暮らす女性「美羽」のもとで過ごしていました。悲しい秘密を抱える「美羽」は、「多聞」と過ごすことで平和な日常を取り戻していきます。
そんな彼女の前に「多聞」を追ってきた「和正」が現れ、2人と1匹の新たな生活が始まります。傷ついた人々に寄り添いながらも、たった1匹で西を目指して歩く「多聞」には、ある少年との約束がありました。
「多聞」とともに旅をする「和正」を<高橋文哉>、「多聞」に命を救われる「美羽」を<西野七瀬>が演じています。