『FEMME フェム』@<サム・H・フリーマン& ン・チュンピン>監督
3月
23日
ヘイトクライムの標的にされたドラァグクイーンが、自分を襲撃した男を相手に危うい駆け引きにのみ込まれていく姿を描いたイギリス2023年製作ラブサスペンス『FEMME フェム』が、2025年3月28日より公開されます。
2021年に英国アカデミー賞にノミネートされました<サム・H・フリーマン&ン・チュンピン>監督による同名短編を、同監督のメガホンで長編映画化しています。
ナイトクラブのステージで観客を魅了するドラァグクイーンの「ジュールズ」は、タトゥーだらけの男「プレストン」と出会います。しかしその出会いは突如として憎悪に満ちた暴力へと変わり、「ジュールズ」は心身に深い傷を負います。数カ月後、「ジュールズ」はゲイサウナで偶然にも「プレストン」と再会。自身の性的指向を隠して暮らす「プレストン」に復讐するチャンスを得た「ジュールズ」は巧みに彼に接近しますが、密会を重ねるうちに「プレストン」の暴力的な仮面の奥に潜む脆さと葛藤が浮かびあがり、「ジュールズ」の心にも説明のつかない感情が芽生えはじめます。
『キャンディマン』の<ネイサン・スチュアート=ジャレット>が「ジュールズ」、『1917 命をかけた伝令』の<ジョージ・マッケイ>が「プレストン」を演じています。