『陽が落ちる』@<柿崎ゆうじ>監督
3月
30日
武士の妻である主人公が、蟄居を命じられた夫とともに過ごす日々を通して、武家社会の中で紡がれる美しい夫婦の情愛や家族愛、武士の妻であることを貫く女性の生きざまを描いています。
文政12年(1829年)、江戸幕府の直参旗本で書院番を務める「古田久蔵正成」を夫に持つ「良乃」でしたが、夫の「久蔵」は江戸城在番の折に将軍の弓に不都合が生じた罪により、蟄居の身となってしまいます。
「良乃」は「久蔵」とひとり息子の「駒之助」とともに過ごす中で、夫や身内のためにもたくましく気丈に振る舞います。そしてある日、ついに「久蔵」の沙汰が決まります。
これまでの<柿崎ゆうじ>監督作品にも多数出演してきた俳優の<竹島由夏>と<出合正幸>が、「良乃」と「久蔵」の夫婦役を演じ、<前川泰之>、< 藤澤恵麻>、< 黄川田雅哉>、<酒井敏也>、<羽場裕一>、<村上弘明>ほかが出演しています。