『セッション』@<デイミアン・チャゼル>監督
3月
30日
これが長編2作目となる、当時28歳の新鋭監督<デイミアン・チャゼル>が手がけ、2014年・第30回サンダンス映画祭のグランプリ&観客賞受賞を皮切りに各国の映画祭で注目を集め、第87回アカデミー賞で助演男優賞ほか計3部門を受賞した『セッション』は、2015年4月17日に日本初公開されています。このたび、公開10周年を記念し、4K&Dolby Atmosのデジタルリマスターで、2025年4月4日よりリバイバル公開されます。
高校時代にジャズドラムのレッスンを受けていましたが、厳しい指導者に苦労させられた<デイミアン・チャゼル>監督が、その経験に着想を得て手がけた短編映画を長編化しています。
世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学した「ニーマン」は、伝説の教師と言われる「フレッチャー」の指導を受けることになります。ここで成功すれば音楽家として成功することができると期待した「ニーマン」でしたが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取り憑かれた「フレッチャー」の常軌を逸した厳しいレッスンでした。
常に完璧を求める「フレッチャー」は容赦ない罵声を浴びせ、「ニーマン」の精神は次第に追い詰められていきます。
「スパイダーマン」シリーズなどで知られるベテラン俳優の<J・K・シモンズ>が「フレッチャー」を怪演し、アカデミー賞ほか数々の映画賞で助演男優賞を受賞。「ニーマン」役は『ダイバージェント』・『ファンタスティック・フォー』の<マイルズ・テラー>がえんじています。