かっては「ウサギ小屋」だと海外から揶揄された時代がありましたが、最近は耳にすることもなくなりました。
現在では「ネットカフェ難民」などという言葉が、一人歩きしているようです。
人間が生活をしてゆく上で、住宅の広さの適正規模が存在するものかは、住宅の設計を生業としていながら難しい問題のひとつです。
著者は、内田百閒の二畳の生活空間や高村光太郎の三畳の山小屋、被爆地長崎で活躍した医師永井隆の<如己堂>と呼ばれたやはり二畳の家等を取り上げ、住空間の意味を検証しています。
それぞれの人たちは、<自分の意思で住みこなそうとしていること>、<狭い中に閉じこもる生活ではなく、友人や地域の人たちとの精神的なつながりがあること>、<狭いけれども精神的な豊かさがあること>を指摘しながら、充実した濃密な空間であったことを確認してゆきます。
わたしの学生時代は、四畳半一間の下宿生活で風呂もトイレも共用でしたが、狭いながらも密度の濃い空間であったことを、思い出しながら読み終えました。
今宵のビールの肴は、「クリームコロッケ」(200円)です。
一般的にはカニや海老、コーンなどの具材が入り、名称の頭につくのですが、ホワイトソースだけのシンプルな「クリームコロッケ」でした。
「コロッケ」という名称が登場するのは、1887(明治20)年で、外国より伝わって来た「クロケット」は「クリームコロッケ」で、現在の芋を使用した「コロッケ」は、日本で改良され誕生した揚げ物です。
小説家の村井弦斎が発表した『食堂楽』に、「コロッケ」のレシピを発表したのが1903(明治36)年で、以後庶民の食べものとして普及してゆき、大正時代には<三大洋食>として、<豚カツ・カレーライス>に次いで人気のあるメニューになっています。
1917(大正9)年、益田太郎冠者が作詞をした『コロッケの唄』が大流行しましたが、若い世代では当時の社会状況など知る由もない現象です。
夏場に見かけたときには、まだ <蕾の塊> でしたが、久しぶりに覗きますと、きれいな桃紅色の花を咲かせていました【ミセバヤ(見せばや)】です。
ベンケイソウカムラサキベンケイ属の多肉植物です。
日本原産の植物として、万葉の頃から親しまれている古典園芸植物であり、別名「玉緒(たまのを)」と呼ばれています。
花茎の先端に散房花序をなして密集して開花、花径は1センチほどで、花弁は星型の5弁花です。
雄しべは花弁よりも色が濃く目立ち、基部は極端に細い柄状の形を取ります。
秋の深まりとともに葉は美しく紅葉し、やがて落葉、株元に冬芽を付けた状態で春先まで休眠に入ります。
商品開発部に「ガーリック」の好きな方がおられるのでしょうか、前回は 「チキントマトガーリック定食」 がありました。
今回は「トンテキ定食」(630円)で、「ガーリック」の名称は使われていませんが、醤油ベースのソースにたっぷりと入っています。
使用されている豚肉はチリ産の「アンデス高原豚」ですが、柔らかく焼かれており、ガーリックソース味でご飯が進みます。
付け合わせのサラダをガーリックソースとからめ、ソースを残すことなくいただいてきました。
肉の量が倍ある「W定食」(930円)もありますが、味が違うニ品を頼む方がわたし好みです。
まだ青紫色の花を咲かせてはいませんが、花穂がローソクの燭台のように3本に枝分かれする特徴で、【ピナータラベンダー】だと分かります。
シソ科ラベンダー属の半耐寒性で、四季咲きの常緑低木です。
原産地はカナリア諸島・マデイラ諸島で、ドイツの植物学者モエンスが1802年に命名・登録しています。
別名「レースラベンダー」と呼ばれ、羊歯のように「深い切れ込み(=ピナータ)」がある葉形で、全体的に産毛で覆われていますので光を柔らかく反射させ、レース編みのような風合いを生み出しています。
「フレンチラベンダー」 のように花穂の茎が短くはなく、花茎がとても長いので、下部の葉までは取り込めませんでした。
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